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ローカルWordpress環境のアップロードサイズを変更する

2023/02/07に公開

Wordpressの本番環境をローカル環境にまるっとお引越しさせるのに便利な「All in One WP-Migration」プラグイン。

難点はサイトを丸ごと1つのファイルにまとめるため、出来上がったファイルのサイズが大抵は数百MB以上になることですよね。

しかもローカル環境に作成したWordpressは設定が初期値のためファイルのアップロード上限が2MBとかになっています。

今回はこのアップロードサイズの上限を変更する手順について解説します。

環境

OSはMac使用。
ローカル環境はDocker-composeで作成していますので、他の方法で作成している場合は使えません。

手順

1.ローカルディレクトリに「php.ini」ファイルを作ります。

要はテキストファイルを作れば良いのですが、今回はターミナルの練習も兼ねてコマンドで作成。

(ア)ローカルの作業ディレクトリがカレントディレクトリになっている状態で、

vim pnp.ini

(イ)エディタ画面が表示されるので「A」キー押下します。

(ウ)画面下に-- insart --と表示されたらファイルの中身を記述します。

upload_max_filesize = 1000M
post_max_size = 1000M

上記は1000MB=1GBを設定する場合

upload_max_filesizeはアップロードされるファイルの最大サイズ。

post_max_size には、 この値より大きな値を指定しなければいけません。とのことです。

引用

(エ)終わったら「Esc」キーを押下して、画面下の-- insart --を消します。

(オ)「:」キーを押し、続けて「W」キー、「Q」キーを押して「Enter」キーを押下します。

※このコマンドを知らなくてエディタから抜けられずアタフタしたことがあります。

画面左に:wqと表示された状態でEnterを押します。

ちなみにこれによってファイルが保存されてVimのエディタ画面を抜けることになるのですが、私は「W」は「Writing(書き込み)」、「Q」は「Quit(去る)」ということで、「保存して終了する」の意味だと勝手に思っています。

2.Dockerコンテナ内に作成したファイルをコピーします。

同じくターミナルにてローカルの作業ディレクトリがカレントディレクトリになっている状態で、

docer cp ./php.ini <container_name>:usr/local/etc/php/php.iniと入力してEnterキーを押します。
 

こんなときは

<container_name>を確認するときは先にdocker psと入力してEnterキーを押します。

以下のような画面が表示されるのでwordpress:latestとなっている右側のNAMESが<container_name>です。下記の場合はwp

> docker ps
CONTAINER ID   IMAGE                          COMMAND                  CREATED          STATUS          PORTS
        NAMES
8ee52d9ec27c   wordpress:latest               "docker-entrypoint.s…"   31 minutes ago   Up 31 minutes   0.0.0.0:10090->80/tcp   wp
8f227018b458   phpmyadmin/phpmyadmin:latest   "/docker-entrypoint.…"   31 minutes ago   Up 31 minutes   0.0.0.0:10099->80/tcp   phpmyadmin
fd1e349d1bb2   mysql:5.6                      "docker-entrypoint.s…"   31 minutes ago   Up 31 minutes   3306/tcp                wp_mysql

(イ)以下のコマンドでコンテナを再起動します。

docker-compose restart

 

以上の操作でローカルのWordpressのアップロードサイズを変更ができ、無事に「All in One WP-Migration」で作成したファイルを復元することができました。

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