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Virtual Box上でFreeDOSを使うときの便利かと思う環境
はじめに
Virtual Box上でFreeDOSを使っているとなにかと不便なことがあります。
ひとつ、役に立ちそうな環境を思いついたので書きます。
環境
以下のような環境を作りました。
Virtual Box上のFreeDOS環境にシリアル通信(ここではteratermを使用)で操作できるようにします。
com0com
com0comを使用します。
以下のように仮想のポートを作成します。
com0comの操作方法はここには記載しません。
サンプルとして私の環境での設定は以下のとおりとなっています。
Virtual Box側の設定
Virtual Boxの設定は以下のようにします。
FreeDOSのインストールは完了している前提です。
"パス/アドレス"にはcom0comで設定したCOMポートを記載します。
FreeDOS上での設定
使用するコマンドはctty
です。
ヘルプを表示させると以下のように表示されます。
C:\>ctty /?
Changes the terminal device used to control your system.
CTTY device
device The terminal device you want to use, such as COM1.
wikiにも記載されています。
ctty com1
と入力すると以下のようになります。
これで、出力がCOM1となります。
tera termの設定
teratermでCOMポートに接続します。
com0comで設定したCOMポートになります。
これで接続できるようになります。
問題点
これで、シリアルでFreeDOSを操作できるようになったのですが、
ちょっと表示がおかしくなります。
一例として以下があります。
- バックスペースで入力文字が消えない
- タブ補完をすると表示が崩れる。
対処方法があるのかもしれませんが、わかっていません。
まとめ
ちょっと問題がありますが、私は無いよりはましかなと思っています。
これでコマンドの出力などをテキストで保存できるのがとても助かっています。
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