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【第8回】Azureで社内システム再現(オンプレ編)|SQL Serverインストールからテーブル作成まで

に公開

概要

「Azureで社内システム再現(オンプレ編)」では、
Azure の IaaS サービスを使って簡単な社内システムを再現します。

機能としては、社員番号を入力して検索ボタンを押すと、
対応する名前を表示するだけのシンプルなものです。

※詳しい全体構成については、【第0回】Azureで社内システム再現(オンプレ編)|構成図と動作の流れで紹介しています。


システム構成(今回の対象範囲)

azure_onpre_joutai_連携1.png

上図の赤枠で囲った部分が、今回の記事で扱う範囲です。

このステップでは、ADから取得した社員情報を格納するためのSQL Server環境を構築します。

具体的には、以下の作業を行います:

  • SQL Server 2022 Developer エディション(日本語版)をインストール
  • SSMS(SQL Server Management Studio)のインストール
  • データベースの作成
  • 社員情報を格納するテーブルの作成

SQL Serverのインストール

今回は、SQL Server 2022 Developer エディション(日本語版) を使用しました。

Azureには、SQL Serverがあらかじめインストールされた仮想マシンも提供されていますが、
言語が英語で操作がわかりづらかったため、今回は公式サイトから日本語版をダウンロードしてインストールしました。

ダウンロードはこちら:
https://www.microsoft.com/ja-jp/sql-server/sql-server-downloads#windows

スクリーンショット 2025-03-27 18.30.03.png

SSMS(SQL Server Management Studio)のインストール

SQL ServerをGUIで操作するために、Microsoft公式ツールである SSMS を使用します。
こちらも日本語版を選択するため、以下のページからダウンロードしました。

ダウンロードページ:
https://learn.microsoft.com/ja-jp/ssms/download-sql-server-management-studio-ssms#available-languages

スクリーンショット 2025-03-27 18.31.33.png


SSMSでの接続とデータベース・テーブル作成

1. SSMSにログイン(Windows認証)

SQL Serverのインストールが完了したら、**SSMS(SQL Server Management Studio)**を起動し、SQL Serverに接続します。
今回は、Windows認証DB-VM1 に接続しました。

スクリーンショット 2025-03-27 18.44.59.png


2. データベースを作成する

オブジェクトエクスプローラーの「データベース」を右クリックし、「新しいデータベース」を選択します。
今回は、ADから抽出した社員情報を格納する用途として、EmployeeDB という名前で作成しました。
スクリーンショット 2025-03-27 21.42.34.png


3. テーブルを作成する

テーブルは、以下のクエリで作成しました。

USE EmployeeDB;

CREATE TABLE employee_data (
    employee_id varchar(50),
    name nvarchar(50)
);

スクリーンショット 2025-04-08 12.40.36.png

employee_id カラムは社員番号を格納します。英数字のみの想定のため、varchar(50) としています。

name カラムには日本語の名前が含まれるため、文字化けを防ぐために nvarchar(50) を使用しました。


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