【第8回】Azureで社内システム再現(オンプレ編)|SQL Serverインストールからテーブル作成まで
概要
「Azureで社内システム再現(オンプレ編)」では、
Azure の IaaS サービスを使って簡単な社内システムを再現します。
機能としては、社員番号を入力して検索ボタンを押すと、
対応する名前を表示するだけのシンプルなものです。
※詳しい全体構成については、【第0回】Azureで社内システム再現(オンプレ編)|構成図と動作の流れで紹介しています。
システム構成(今回の対象範囲)
上図の赤枠で囲った部分が、今回の記事で扱う範囲です。
このステップでは、ADから取得した社員情報を格納するためのSQL Server環境を構築します。
具体的には、以下の作業を行います:
- SQL Server 2022 Developer エディション(日本語版)をインストール
- SSMS(SQL Server Management Studio)のインストール
- データベースの作成
- 社員情報を格納するテーブルの作成
SQL Serverのインストール
今回は、SQL Server 2022 Developer エディション(日本語版) を使用しました。
Azureには、SQL Serverがあらかじめインストールされた仮想マシンも提供されていますが、
言語が英語で操作がわかりづらかったため、今回は公式サイトから日本語版をダウンロードしてインストールしました。
ダウンロードはこちら:
SSMS(SQL Server Management Studio)のインストール
SQL ServerをGUIで操作するために、Microsoft公式ツールである SSMS を使用します。
こちらも日本語版を選択するため、以下のページからダウンロードしました。
ダウンロードページ:
SSMSでの接続とデータベース・テーブル作成
1. SSMSにログイン(Windows認証)
SQL Serverのインストールが完了したら、**SSMS(SQL Server Management Studio)**を起動し、SQL Serverに接続します。
今回は、Windows認証で DB-VM1
に接続しました。
2. データベースを作成する
オブジェクトエクスプローラーの「データベース」を右クリックし、「新しいデータベース」を選択します。
今回は、ADから抽出した社員情報を格納する用途として、EmployeeDB
という名前で作成しました。
3. テーブルを作成する
テーブルは、以下のクエリで作成しました。
USE EmployeeDB;
CREATE TABLE employee_data (
employee_id varchar(50),
name nvarchar(50)
);
employee_id カラムは社員番号を格納します。英数字のみの想定のため、varchar(50) としています。
name カラムには日本語の名前が含まれるため、文字化けを防ぐために nvarchar(50) を使用しました。
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