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WSL2コマンドメモ

2021/12/14に公開

はじめに

WSL2のコマンドメモです。
オフィシャルページを見ましょう。

動作確認環境

Host OS

  • Windows 10 バージョン: 21H1 / OSビルド: 19043.1348
  • Windows Terminal 1.11.2921.0

ディストリビューション関連

インストール可能一覧

インストールできるディストリビューションの一覧を表示する。

PS C:\Users\hoge> wsl -l -o
インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。
'wsl --install -d <Distro>' を使用してインストールします。

NAME            FRIENDLY NAME
Ubuntu          Ubuntu
Debian          Debian GNU/Linux
kali-linux      Kali Linux Rolling
openSUSE-42     openSUSE Leap 42
SLES-12         SUSE Linux Enterprise Server v12
Ubuntu-16.04    Ubuntu 16.04 LTS
Ubuntu-18.04    Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu-20.04    Ubuntu 20.04 LTS

インストール済み一覧

PS C:\Users\hoge> wsl -l -v
  NAME                          STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04                  Stopped         2
  Ubuntu-20.04_01               Running         2

インストール

指定したディストリビューションをインストールする。

PS C:\Users\hoge> wsl --install -d Ubuntu-20.04
ダウンロード中: Ubuntu 20.04 LTS
インストール中: Ubuntu 20.04 LTS
Ubuntu 20.04 LTS はインストールされました。
Ubuntu 20.04 LTS を起動しています...

新規でコマンドラインウインドウが開く。ユーザー名とパスワードの設定を行う。

Installing, this may take a few minutes...
Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username.
For more information visit: https://aka.ms/wslusers
Enter new UNIX username: hoge
New password:****
Retype new password:****
passwd: password updated successfully
Installation successful!
To run a command as administrator (user "root"), use "sudo 
 〜中略〜 
This message is shown once once a day. To disable it please create the
/home/hoge/.hushlogin file.
hoge@AA:~$

アンインストール

指定したディストリビューションをアンインストールする。

PS C:\Users\hoge> wsl --shutdown
PS C:\Users\hoge> wsl --unregister Ubuntu-20.04

起動関連

ログイン

デフォルト仮想環境に作成ユーザーでログインして「ホームディレクトリ」に入る

PS C:\Users\hoge> wsl ~

デフォルト仮想環境にrootでログインして「ホームディレクトリ」に入る

PS C:\Users\hoge> wsl ~ -u root

指定仮想環境に指定ユーザーでログインして「ホームディレクトリ」に入る

PS C:\Users\hoge> wsl ~ -d Ubuntu-20.04_01 -u hoge

ディストリビューション指定再起動

PS C:\Users\hoge> wsl -t Ubuntu-20.04

デフォルト起動ディストリビューション設定

「-d」オプションをを使用していない場合に、起動するディストリビューションを指定する。

PS C:\Users\hoge> wsl -l -v
  NAME                          STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04                  Stopped         2
  Ubuntu-20.04_01               Running         2
PS C:\Users\hoge> wsl -s Ubuntu-20.04_01
PS C:\Users\hoge> wsl -l -v
  NAME                          STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04_01               Stopped         2
  Ubuntu-20.04                  Stopped         2

仮想環境の管理

エクスポート

設定を終えた仮想環境をファイルにエクスポートする。

PS C:\Users\hoge> wsl -l -v
  NAME            STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04    Running         2
PS C:\Users\hoge> wsl --export Ubuntu-20.04 Ubuntu-20.04_20211210.tar

[ex]起動ユーザー設定

エクスポートした仮想環境をインポートすると。ログインユーザーがrootになっていします。
ディストリビューション内に/etc/wsl.confを準備する。ユーザー設定をすることで変更できます。(「hoge」の部分をログインしたユーザー名にする)

/etc/wsl.conf
[user]
default=hoge

インポート

エクスポートした仮想環境を使えるようにする。
ディストリビューションネームとインストールロケーションを変えれば。同じエクスポートファイルから複数仮想環境を作ることができる。

PS C:\Users\hoge> wsl --import Ubuntu-20.04_01 Ubuntu-20.04_20211210 Ubuntu-20.04_20211210.tar
PS C:\Users\hoge> wsl -l -v
  NAME                          STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04                  Stopped         2
  Ubuntu-20.04_01               Stopped         2

WSLの状態を確認する

デフォルトディストリビューション、WSLバージョン、カーネルバージョンを確認できる。

PS C:\Users\hoge> wsl --status
既定の配布: Ubuntu-20.04
既定のバージョン: 2

Linux 用 Windows サブシステムの最終更新日: 2021/10/31
Windows Subsystem for Linux カーネルは、'wsl --update' を使用して手動で更新できますが、システム設定が原因で自動更新が発生することはありま
せん。
カーネルの自動更新を受け取るには、 Windows Update の設定を有効にしてください:' Windowsの更新に、その他のMicrosoftの製品の更新情報を受け取 る'。
詳細については、 https://aka.ms/wsl2kernel.
 を参照してください
カーネル バージョン: 5.10.16

WSLを更新する

更新する。

PS C:\Users\hoge> wsl --update

ロールバックする。

PS C:\Users\hoge> wsl --update rollback

参考にしたサイト

Discussion