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AWSにおけるVPCが必要なサービスと不要なサービス

AWSにおけるVPCが必要なサービスと不要なサービスの違い
1. VPCの必要性による分類
VPCを必要とするサービス
- 動作環境: VPC内で動作し、ユーザーがネットワーク設定を制御可能。
- アクセス制御: セキュリティグループやネットワークACLで通信を管理。
- ユースケース: プライベートなネットワーク環境を必要とする場合。
主なサービス
- Amazon EC2(仮想サーバー)
- Amazon RDS(リレーショナルデータベース)
- Amazon ElastiCache(インメモリデータストア)
- Amazon Redshift(データウェアハウス)
- Amazon Elastic Load Balancing(ELB)(ロードバランサー)
- Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)
- Amazon Elastic Container Service(ECS)
VPCを必要としないサービス
- 動作環境: AWSのグローバルネットワーク上で動作し、VPC外部から直接アクセス可能。
- アクセス制御: IAMポリシーやサービス固有のアクセス設定で管理。
- ユースケース: グローバルで簡単に利用できる、スケーラブルなサービス。
主なサービス
- Amazon S3(オブジェクトストレージ)
- Amazon DynamoDB(NoSQLデータベース)
- Amazon CloudFront(CDN)
- Amazon Route 53(DNS)
- Amazon SNS(通知サービス)
- Amazon SQS(メッセージキュー)
- AWS CloudFormation(インフラ管理)
- AWS IAM(アクセス管理)
2. VPCの必要性による違い
項目 | VPCを必要とするサービス | VPCを必要としないサービス |
---|---|---|
動作環境 | VPC内のプライベートネットワーク | AWSのグローバルサービス |
アクセス制御 | セキュリティグループ・ACL | IAMポリシー・サービス独自の認証 |
ユースケース | ネットワーク管理が必要な場合 | 簡単に利用できるクラウドサービス |
代表例 | EC2, RDS, EKS, ECS | S3, DynamoDB, CloudFront |
3. VPCエンドポイントの活用
「VPCを必要としないサービス」でも、VPCエンドポイントを使用することで、VPC内から直接アクセス可能。
VPCエンドポイントの利用例
- S3にVPC内から安全にアクセス
- DynamoDBをVPC内のアプリケーションから利用
4. まとめ
-
VPCを必要とするサービス
- プライベートな環境で動作
- ネットワーク設定を細かく制御可能
- EC2、RDS、EKS、ECSなど
-
VPCを必要としないサービス
- AWSのグローバルサービスとして提供
- ネットワーク管理不要で手軽に利用
- S3、DynamoDB、CloudFrontなど
-
VPCエンドポイントを活用することで、VPC内からセキュアにアクセス可能
このスクラップは2025/03/10にクローズされました