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SmolVLMの概要と特徴

はじめに
日本語訳がなかったのでメモします。
概要
SmolVLMは、Hugging Faceが2024年11月26日に発表した小型の視覚言語モデルです。このモデルは、約20億パラメータを備え、メモリ効率に優れ、高速な推論が可能なオープンソースとして提供されています。SmolVLMは、画像とテキストの任意の組み合わせを入力として受け取り、テキストを生成する機能を持つことが大きな特徴です。
特徴
1. 小型なモデル
SmolVLMは約20億パラメータという小型モデルであり、常規の大規模モデルと比較して計算負荷が小さく、より平易に使用できます。
2. メモリ効率と推論速度
メモリの使用量が小さく、推論が非常に高速です。例えば、Qwen2-VLと比較した場合、SmolVLMは7.5倍から17倍のトークン生成速度を達成しています。
3. オープンソースとライセンス
Apache 2.0ライセンスの下で提供されており、商業利用やローカル環境へのデプロイが可能です。
4. デバイス適応性
常規のラップトップやエッジデバイスでも効率的に動作します。たとえば、MacBook上で毎秒17トークンの生成が可能です。
5. SmolVLMファミリー
SmolVLMには、次の3つのモデルバリエーションがあります。
- SmolVLM-Base: ベースモデル。下流タスクに対するファインチューニング用。
- SmolVLM-Synthetic: 合成データでファインチューニングされたバリエーション。
- SmolVLM-Instruct: 指示応答型のモデル。インタラクティブなアプリケーション向けに調整されています。
実用例
- 画像に関する質問の回答
- 視覚コンテンツの説明
- 複数の画像を基にした物語の作成
- 視覚入力なしでの言語モデルとしての機能
使用リソース
- デモ: SmolVLMデモ
- ファインチューニングレシピ: GitHubリポジトリ
- ブログ記事: SmolVLMブログ
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