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チャレンジパッドNeo/Next で Playストアを使おう!

2024/05/16に公開
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今回は、 チャレンジパッドNeo/NextPlayストアが使える状態まで改造していく手順を解説します!

お断り

事前に準備する環境

  • ADB 及び fastboot が使える PC
  • チャレンジパッドNeo/Next本体
    • 本体背面の「認証機器名」に「TAB-A05-BD」または「TAB-A05-BA1」と書いてあればOKです
  • USB2.0 mini-B to PC のケーブル

予め、ADB が実行できる環境を構築してください。

【winget】サルでもできる超簡単にADB/Fastboot環境をセットアップする方法

初期セットアップ

以下のドキュメントを参考にして、ブートローダーアンロックまで済ませてください。

Exploit for CVE-2022-38181 for TAB-A05-BD(CTX) and TAB-A05-BA1(CTZ)

以下のアプリを用いると多少楽になります。
Kobold831 / EasyBLU

実践

手順は以下の通りです

  1. 環境に合ったイメージファイルをダウンロード
  2. bootloaderからイメージをフラッシュ
  3. システムを起動
  4. Wi-Fiに接続する
  5. 開発者向けオプションを解放し、 USBデバッグを有効にする
  6. Magiskのアプリをインストール
  7. Magiskを開き、 指示に従い再起動
  8. CPadGAppsをインストール
  9. Play ストア経由でシステムアプリを更新

イメージをフラッシュ

以下のリストから、3つの必要なイメージファイルをダウンロード

  1. factory.img (Neo/Next 共通)
  2. 端末とビルドに合った Magisk パッチ済みの boot.img
  3. 端末とビルドに合った 起動妨害メッセージ抹消済みの lk.img

boot.img (magisk_patched-27000.img) と lk.img は以下のサイトからダウンロードできます。

https://smiletablabo.net/redist/Android/

必ず patch の方をダウンロードしてください。

ダウンロードが完了したら、bootloader からイメージをフラッシュします。

fastboot
fastboot flash factory factory.img
fastboot flash boot magisk_patched-27000.img
fastboot flash lk lk.img
fastboot flash lk2 lk.img

フラッシュが完了次第、システムに再起動します。

fastboot
fastboot reboot

Magisk のセットアップ

システムが起動したら、 アプリ一覧から「設定」を開きます。
ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」から
通常の端末のように、 Wi-Fiに接続して下さい。

接続出来たら設定アプリのトップに戻り、
システム」→「詳細設定」→「タブレット情報」→「詳細設定
→「ビルド番号」を7回タップします。
これでデベロッパーになりました!」と表示されたらOKです。

1つ前に戻り、 「開発者向けオプション」に入ります。
少し下にある「USBデバッグ」を有効にして下さい。

PC側での作業に移ります。

Magisk-v27.0.apk」をダウンロードします。
ダウンロードしたディレクトリでコンソールを開きます。

まず、 以下のようにコマンドを実行します。

ADB
adb start-server
ADB Log
* daemon not running; starting now at tcp:5037
* daemon started successfully

このような出力がでればOKです。

USBケーブルで端末と接続します。

端末側で許可を求められたら、
このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れてから「OK」を押します。

PC側で次のように実行します。

ADB
adb devices

この出力の中に本体裏面に記載されている製造番号が
device」として在ればOKです。
unauthorized」や「offline」ではダメです。

次のコマンドを実行して、 Magiskを更新します。

ADB
adb install -g -i com.topjohnwu.magisk Magisk-v27.0.apk

Successと返ってきたら、 アプリを起動します。

ADB
adb shell am start -n com.topjohnwu.magisk/.ui.MainActivity

このように実行するとアプリのアクティビティが立ち上がります。

正常にインターネットに接続されていると、 以下のようなポップアップが出てきます。

もちろんOKを押します。

Playストア のセットアップ

まず、 PC側で以下のファイルをダウンロードします。
https://github.com/s1204IT/CPadGApps/releases/latest/download/CPadGApps-CTXZ.zip

ダウンロードしたディレクトリ内でコンソールを開き、 次のコマンドを実行してファイルを送ります。

ADB
adb push CPadGApps-CTXZ.zip /sdcard/Download/

ファイルを送れたら、 先程と同様のコマンドで Magisk アプリを起動します。

起動出来たら、
モジュール」→「ストレージからインストール」→左上の「」→「ダウンロード」→「CPadGApps-...」→「OK
この順番で進みます。

ログがいっぱい出た後、勝手に再起動します。

再起動後、 ウィジェットが消えていますが
アプリ一覧にPlay ストアがあるので、開きます。

次に、 出来るだけ早く「Google Play開発者サービス」を更新します。

しばらくすると、 Play ストア自身のアップデートのため、 アプリが落ちる事があります。
更新されるまで待ちましょう。

Root回避について

以下の記事をご覧ください。
ROM焼きやRoot化を検知して起動しないアプリを動かす方法 SafetyNet回避 - ROM焼き試験場

Q&A

Play ストアに欲しいアプリが無い

Aurora Store を使ってください。
初回ログインする前に、「偽装マネージャー」から、「Google Pixel 3A」を選択してください。

SafetyNet を通したい

SafetyNetを通したり、一部アプリを動作させるためには PlayIntefrityFix が必要です。

2024/05/16 時点で、Play IntegrityDEVICE まで通ります。

パッケージインストーラーを使用したい

IGNORE_DCHA_COMPLETED を配置していても、スイッチが塞がれているため、設定アプリから有効化する事は出来ません。

その為、以下の2通りの手段を用いて有効化する必要が有ります。

この例では、Chrome (com.android.chrome) を用います。

ADB

ADBsurish を用いる場合は、次の通り実行してください。

adb shell appops set com.android.chrome REQUEST_INSTALL_PACKAGES allow

内部シェルの場合は、先頭の adb shell を除いて実行してください。

AppOps

AppOps を用いると、シェルなどを用いずに、端末だけで簡単に有効化出来ます。

イヤホンジャックが使えない

CPadGApps を導入後、イヤホンジャックが使えなくなる現象が発生しています。
解決策を探していますのでしばらくお待ちください。

ファミリーリンクは使用できる?

使えます。
ただし、セットアップは、必ず Google PlayストアGoogle Play開発者サービス の更新が終わった後にしてください。

Discussion

ゆっくりゆっくり
google系のアプリが落ちてしまうのですがどうしたらいいでしょうか。(今のところはグーグルプレイ開発者サービスとgoogle、ブラウザアプリ)