チャレンジパッドNeo/Next で Playストアを使おう!
今回は、 チャレンジパッドNeo/NextをPlayストアが使える状態まで改造していく手順を解説します!
お断り
事前に準備する環境
- ADB 及び fastboot が使える PC
-
チャレンジパッドNeo/Next本体
- 本体背面の「認証機器名」に「TAB-A05-BD」または「TAB-A05-BA1」と書いてあればOKです
- USB2.0 mini-B to PC のケーブル
- 筆者はAmazonの製品を使ってます。
予め、ADB が実行できる環境を構築してください。
初期セットアップ
以下のドキュメントを参考にして、ブートローダーアンロックまで済ませてください。
Exploit for CVE-2022-38181 for TAB-A05-BD(CTX) and TAB-A05-BA1(CTZ)
以下のアプリを用いると多少楽になります。
Kobold831 / EasyBLU
実践
手順は以下の通りです
- 環境に合ったイメージファイルをダウンロード
- bootloaderからイメージをフラッシュ
- システムを起動
- Wi-Fiに接続する
- 開発者向けオプションを解放し、 USBデバッグを有効にする
- Magiskのアプリをインストール
- Magiskを開き、 指示に従い再起動
- CPadGAppsをインストール
-
Play ストア経由でシステムアプリを更新
⠀
イメージをフラッシュ
以下のリストから、3つの必要なイメージファイルをダウンロード
- factory.img (Neo/Next 共通)
- 端末とビルドに合った Magisk パッチ済みの boot.img
- 端末とビルドに合った 起動妨害メッセージ抹消済みの lk.img
boot.img (magisk_patched-27000.img) と lk.img は以下のサイトからダウンロードできます。
https://smiletablabo.net/redist/Android/
必ず patch
の方をダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら、bootloader からイメージをフラッシュします。
fastboot flash factory factory.img
fastboot flash boot magisk_patched-27000.img
fastboot flash lk lk.img
fastboot flash lk2 lk.img
フラッシュが完了次第、システムに再起動します。
fastboot reboot
Magisk のセットアップ
システムが起動したら、 アプリ一覧から「設定」を開きます。
「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」から
通常の端末のように、 Wi-Fiに接続して下さい。
接続出来たら設定アプリのトップに戻り、
「システム」→「詳細設定」→「タブレット情報」→「詳細設定」
→「ビルド番号」を7回タップします。
「これでデベロッパーになりました!」と表示されたらOKです。
1つ前に戻り、 「開発者向けオプション」に入ります。
少し下にある「USBデバッグ」を有効にして下さい。
PC側での作業に移ります。
「Magisk-v27.0.apk」をダウンロードします。
ダウンロードしたディレクトリでコンソールを開きます。
まず、 以下のようにコマンドを実行します。
adb start-server
* daemon not running; starting now at tcp:5037
* daemon started successfully
このような出力がでればOKです。
USBケーブルで端末と接続します。
端末側で許可を求められたら、
「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れてから「OK」を押します。
PC側で次のように実行します。
adb devices
この出力の中に本体裏面に記載されている製造番号が
「device」として在ればOKです。
「unauthorized」や「offline」ではダメです。
次のコマンドを実行して、 Magiskを更新します。
adb install -g -i com.topjohnwu.magisk Magisk-v27.0.apk
Success
と返ってきたら、 アプリを起動します。
adb shell am start -n com.topjohnwu.magisk/.ui.MainActivity
このように実行するとアプリのアクティビティが立ち上がります。
正常にインターネットに接続されていると、 以下のようなポップアップが出てきます。
もちろんOKを押します。
Playストア のセットアップ
まず、 PC側で以下のファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたディレクトリ内でコンソールを開き、 次のコマンドを実行してファイルを送ります。
adb push CPadGApps-CTXZ.zip /sdcard/Download/
ファイルを送れたら、 先程と同様のコマンドで Magisk アプリを起動します。
起動出来たら、
「モジュール」→「ストレージからインストール」→左上の「≡」→「ダウンロード」→「CPadGApps-...」→「OK」
この順番で進みます。
ログがいっぱい出た後、勝手に再起動します。
再起動後、 ウィジェットが消えていますが
アプリ一覧にPlay ストアがあるので、開きます。
次に、 出来るだけ早く「Google Play開発者サービス」を更新します。
しばらくすると、 Play ストア自身のアップデートのため、 アプリが落ちる事があります。
更新されるまで待ちましょう。
Root回避について
以下の記事をご覧ください。
ROM焼きやRoot化を検知して起動しないアプリを動かす方法 SafetyNet回避 - ROM焼き試験場
Q&A
イヤホンジャックが使えない
Lesser AudioSwitch を使用してください。
Play ストア から取得できます。
Play ストアに欲しいアプリが無い
Aurora Store を使ってください。
初回ログインする前に、「偽装マネージャー」から、「Google Pixel 3A」を選択してください。
SafetyNet を通したい
SafetyNetを通したり、一部アプリを動作させるためには PlayIntefrityFix が必要です。
2024/05/16 時点で、Play Integrity は DEVICE まで通ります。
パッケージインストーラーを使用したい
IGNORE_DCHA_COMPLETED
を配置していても、スイッチが塞がれているため、設定アプリから有効化する事は出来ません。
その為、以下の2通りの手段を用いて有効化する必要が有ります。
この例では、Chrome (com.android.chrome
) を用います。
ADB
ADB、su、rish を用いる場合は、次の通り実行してください。
adb shell appops set com.android.chrome REQUEST_INSTALL_PACKAGES allow
内部シェルの場合は、先頭の adb shell
を除いて実行してください。
AppOps
AppOps を用いると、シェルなどを用いずに、端末だけで簡単に有効化出来ます。
ファミリーリンクは使用できる?
使えます。
ただし、セットアップは、必ず Google Playストア と Google Play開発者サービス の更新が終わった後にしてください。
Discussion
すごく助かります!!
そしてマジですごいです!!
webviewを更新したら落ちなくなりましたよ
Writing 'factory' FAILED (remote: 'not allowed in locked state')
fastboot: error: Command failed
と表示されます