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ブラウザでURLフィルタリング
やりたいこと
セキュリティ製品やプロキシサーバ、FWなどを使用せずに、無料で簡易にURLフィルタリングを行いたい。
利用するブラウザごとに専用の管理用テンプレートを追加し、グループポリシーでブラウザからアクセスを許可するサイトと禁止するサイトをそれぞれ設定することで、ブラウザから不必要なサイトへのアクセスを制限する。
管理用テンプレートについてはここでは説明しないので、参考サイトを参照すること。
手順
以下、EdgeとChromeについて手順をまとめる。
Edge
- Windowsのポリシーをダウンロードする
- ダウンロードしたキャビネットファイルを展開する
expand MicrosoftEdgePolicyTemplates.cab MicrosoftEdgePolicyTemplates.zip
- zipファイルを展開して以下のファイルを探す
- msedge.adml
- msedgeupdate.admx
- ja-JP/msedge.adml
- ja-JP/msedgeupdate.admx
.
└── MicrosoftEdgePolicyTemplates\windows\admx\/
├── msedge.admx
├── msedgeupdate.admx
└── ja-JP/
├── msedge.adml
└── msedgeupdate.adml
- 3の4ファイルを以下にコピーする
C:\Windows\PolicyDefinitions
.
└── PolicyDefinitions\
├── msedge.admx
├── msedgeupdate.admx
└── ja-JP/
├── msedge.adml
└── msedgeupdate.adml
- グループポリシーの確認・設定
コンピュータの管理/管理用テンプレートの直下にMicrosoft Edge関連の項目が増えている。
ホワイトリスト形式でフィルタリングを行う場合は
「URLのリストへのアクセスをブロックする」で「*」を設定する
「許可されているURLのリストを定義する」で許可するURLを設定する
Chrome
Chromeブラウザに関するグループポリシーをDLする。
Edgeと同様の手順で管理用テンプレートを追加して以下の項目を構成する。
- URLのリストへのアクセスを許可する
- URLのリストへのアクセスをブロックする
まとめ
Windowsマシンでよく使われるEdgeとChromeのURLフィルタリングについて、少しの手間で無料でURLフィルタリングを行うことができることを確認した。
ブラウザの拡張機能でお手軽にやる手もあるが、よくわからない会社が作成した拡張機能よりも安心感があるので本手順がベターだと思う。
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