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hyperLiquidでおさわりを自動化

2025/02/16に公開

** hyperLiquidでおさわりを自動化**

以下では、HyperliquidのPerpetual取引に参加する際の戦略と、自動化を念頭に置いたチュートリアルを、「コードレベルで」のイメージを踏まえつつ解説していきます。


前提

  • Hyperliquidはスマートコントラクトを介して取引を実行する形の取引所であり、公式が提供するAPIもしくはスマートコントラクトを直接呼び出す方法で自動化が可能であると想定。
  • ここでは、Hyperliquidの提供するAPI、あるいはsmart contractを想定した擬似コードの例として解説します。
  • 各ステップで実際に動作させるには、公式ドキュメントやSDKを利用してください。

1. 戦略の考え方

a. 少額・低レバレッジのPerpetual取引で実績作り

  • Hyperliquidの第二弾エアドロップでは、取引量や取引回数が考慮される可能性が高い。
  • なるべくリスクを抑えるために、少額・低レバレッジのポジションを開設・クローズすることを繰り返す。
  • 定期的に売買を実行するボットを作成し、毎日・あるいは毎時間ごとにトランザクションを送る方法が考えられる。

b. ポイント獲得効率の最適化

  • レバレッジが高いほどNominal Value(名目上の取引量)は大きくなるが、その分リスクが高い。
  • 値動きが少ないと考えられるペアやボラティリティが比較的低めの時間帯に、短時間でポジションを閉じる「スキャルピング的」アプローチが可能。
  • 取引に対してポイント(エアドロップ配分の基準とされる仮ポイントなど)が付与される場合、約定手数料やスリッページを加味し、取引量と頻度のバランスを取りながら最適化する必要がある。

c. Gasコストと手数料を考慮

  • 取引を頻繁に行う場合、手数料負担が大きくなる。
  • 自動化するとアグレッシブにトレードが増える分、手数料を上回るだけのエアドロップ獲得が見込めるのか、事前にシミュレーションが必要。

2. チュートリアル (コードレベル)

a. APIまたはSDKのインストールと初期設定

Hyperliquidが公式に提供しているAPI/SDKを仮定し、JavaScript(TypeScript)で実装例を示します。
(※実際のパッケージ名や関数名は公式リファレンスに従って適宜修正ください)

# npmでインストールする場合
npm install hyperliquid-sdk
// TypeScriptの例
import { HyperliquidClient } from 'hyperliquid-sdk';

// 環境変数から読み込み
const API_KEY = process.env.HL_API_KEY;
const API_SECRET = process.env.HL_API_SECRET;

// クライアント初期化
const hlClient = new HyperliquidClient({
  apiKey: API_KEY,
  apiSecret: API_SECRET,
  // エンドポイントURLを指定する場合(ネットワークなど)
  baseUrl: 'https://api.hyperliquid.xyz'
});

b. アカウント登録 (メール or ウォレット)
自動化の場合でも、初回のみユーザー登録が必要となる。
ウォレット接続型の場合は、バックエンド(Node.jsなど)でウォレットの秘密鍵を管理し、署名リクエストを送ることを想定する。
メール登録の場合は2FAなどが絡むため、基本的に自動化は推奨されないが、ここではウォレット接続を前提とする。


// ウォレットの秘密鍵を使って署名してログインセッションを確立
import { Wallet, providers } from 'ethers';

const provider = new providers.JsonRpcProvider('<arbitrum_rpc_url>');
const wallet = new Wallet(process.env.PRIVATE_KEY!, provider);

// 仮に、SDKがconnect()メソッドを用意しているとする
await hlClient.connect(wallet);

注意: 実際にはHyperliquidの裏側がArbitrumなど複数ネットワークにまたがる場合があるため、公式の手順に従って適切なRPCやwallet設定が必要。

c. 残高確認 / 入金・出金
Perpetual取引を行うためには、証拠金としてのUSDCやETH等が必要となる。
ArbitrumネットワークにあるウォレットからHyperliquidアカウントに入金するケースを想定。

// 残高確認
const balances = await hlClient.getBalances();
console.log('Current balances:', balances);

// 入金 (on-chainブリッジ) の例 (あくまで擬似的)
const depositTx = await hlClient.deposit({
  asset: 'USDC',
  amount: '1000', // 1000 USDC
  fromAddress: wallet.address // metamask/外部ウォレット
});
await depositTx.wait();

d. Perpetual取引の自動化
ここからが実際の取引ロジック。
例えば毎日一定時間(cron的に)ポジションを取って即クローズする、あるいは価格変動に応じてロジックを組む。

  1. 市場データ取得
const orderbook = await hlClient.getOrderbook({ symbol: 'ETH-PERP' });
console.log('Orderbook:', orderbook);

const price = (orderbook.bestBid + orderbook.bestAsk) / 2;
  1. ポジション作成
    例えば、ETH-PERPを買いでエントリーし、少し価格が上がったらクローズする超短期戦略とする。
// 名目上の取引額
const nominalSize = 0.1; // ETH単位
// レバレッジ
const leverage = 5;

// = 証拠金として(価格 * 取引数量 / レバレッジ) 程度が必要

const openOrder = await hlClient.placePerpOrder({
  symbol: 'ETH-PERP',
  side: 'buy',
  amount: nominalSize,
  leverage: leverage,
  price: price * 1.001,  // スリッページを考慮しやや高めに
  type: 'limit',         // limit or market
});
console.log('Opened Position:', openOrder);
  1. ポジション監視 & クローズ
    ある程度利益が乗れば自動的にクローズするロジック。
const targetPrice = price * 1.003;     // +0.2%になったら利確など
const stopLossPrice = price * 0.995;  // -0.5%で損切り

// ポーリング / WebSocket等で常時監視 (擬似的)
function monitorPosition() {
  setInterval(async () => {
    const currentPrice = await hlClient.getMarkPrice('ETH-PERP');
    if (currentPrice >= targetPrice) {
      // 利確
      await hlClient.placePerpOrder({
        symbol: 'ETH-PERP',
        side: 'sell',
        amount: nominalSize,
        type: 'market'
      });
      console.log('Position closed for profit');
    } else if (currentPrice <= stopLossPrice) {
      // 損切り
      await hlClient.placePerpOrder({
        symbol: 'ETH-PERP',
        side: 'sell',
        amount: nominalSize,
        type: 'market'
      });
      console.log('Position closed for loss');
    }
  }, 60000); // 1分に1回チェック
}

monitorPosition();

e. 定期的なエントリーを行う (cron的スケジュール)
ポジションを取ってクローズした後、一定時間後にまたエントリーをするロジックを、Nodeなどでcronジョブを走らせることも可能。
「1日1回だけ取引する」「1時間ごとに取引する」など設定次第。

import cron from 'node-cron';

// 毎日06:00に実行 (UTC基準など調整)
cron.schedule('0 6 * * *', async () => {
  console.log('Starting daily perpetual trade routine...');
  // ここで orderbookを取って、エントリーとクロ―ズ等
  // ...
});

f. 取引状況のログやエラー処理
自動売買は常に何らかのリスクがあるので、API呼び出し失敗・約定失敗・スリッページ激変などの事態に備える。
try-catchでエラー処理をしてDiscordやSlackに通知を送るなどの仕組みを用意する。

try {
  const openOrder = await hlClient.placePerpOrder(...);
  console.log('Open order placed:', openOrder);
} catch (error) {
  console.error('Failed to place order', error);
  // ここで通知処理など
}

  1. 戦略のポイント (要約)
    頻度
    毎日 / 毎時間など、定期的にPerpetual取引を行うことでアクティブユーザーとして認識される可能性が高い。

取引量
エアドロップ獲得を目的とするなら、過度なリスクは避けつつ、なるべく名目上の取引量を増やすのがポイント。レバレッジを上げすぎると清算リスクが高いため要注意。

コスト計算
取引頻度を上げるほど手数料コストも増えるので、エアドロップでカバーできる見込みがあるか予め試算が必要。

リファラル活用
自動トレード + 紹介制度を併用することでポイントを効率的に稼ぐ。

ステーブルなペアを利用
ETH-PERP / BTC-PERPなど、流動性が高く約定しやすいペアをメインにする。

公式アナウンス
取引に応じたポイント制度が期間限定で倍率アップする可能性もあるため、公式アナウンスを常にチェックし、キャンペーン中に集中的に取引するのがおすすめ。

まとめ
上記のチュートリアルはあくまでサンプルの擬似コードですが、自動売買用の最低限の流れを示しています。

ウォレット連携の初期設定
残高の管理・入金
Perp取引(Order送信 / ポジション監視 / クローズ)
継続実行(cronジョブなど)
これに加えて、損益管理や手数料計算、さらに高度なリスク管理(例: stop order, trailing stopなど)を導入することで、より安全かつ効率的にHyperliquidのPerpetual取引を行い、エアドロップ獲得のチャンスを最大限に高めることができます。

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