OpenSUSE LeapにLXQtをインストール

OpenSUSEにLXQtをインストール

メインマシンとは別の古いマシンをちょっと動かしたいということがあったので、インストールメディアの用意が手軽なネットワークインストールでOpenSUSEを入れた。
マシンスペックが限界という程古いものでもないが環境は比較的軽量と言われているLXQｔ使うことに。
特別難しい手順でもないがとりあえずその方法を書き残しておく。

事前準備

まずはOpenSUSE自体をインストール。
TumbleweedならはじめからLXQｔに出来るのだが、今回は最新のシステムにしたい訳でもないのでLeapとしたことにより別の環境をインストールする必要があった。
Leapをインストールする際に選べる環境はKDE Plasm、 GNOME、 Xfce、 汎用デスクトップ(IceWM)、 サーバとなっている。
本当に軽量にしたいのならサーバをインストールしその上でデスクトップ環境をインストールすれば良いが、今回は比較もしてみたかったのKDEを選択（ツールキットがLXQtと同じQtなので）。

インストール方法

インストール方法と書いたがLXQtのインストールはターミナルからコマンド１つでインストール出来る。
ドキュメントはここ。

$ zypper in -t pattern lxqt

ただこのパターンを使ったインストールを実行すると一緒に便利機能(smbとか)をインストールしてくれる。
入れてほしくない場合用に --no-recommends というオプションが用意されているのでつけてインストールコマンドを実行する。

$ zypper in -t pattern lxqt --no-recommends

ここで注意しなければならないのはこの --no-recommends オプションLXQtを使うのに厳密には必須ではないのかもしれないが必須級のパッケージがいくつか入ってこない。（確かめてないけどKDEからの乗り換えの場合だけとかだと思われる）
足りないパッケージがあるとデスクトップが正しく表示されなかったり、定期的にX-windowが落ちたり、ボタンが反応しなかったり、etc・・・
回避するには以下３つを追加でインストールすれば良い。(KDE以外からの乗り換えの場合は各自調べた方がいいと思います。)

• openbox
• pcmnfm-qt
• qterminal

それぞれX Window用のウインドウマネージャ、ファイルマネージャ、ターミナル。
KDEから乗り換えの場合はqterminalは無くてもKonsoleが使えるので必須ではない。ただしプロファイルが正しく読み込まれなかったり、プロファイルを書き換えるとKDEからKonsoleを起動したときにプロファイルがおかしくなったりしたので変えた方が良さそう。

一通りインストールしたら一度ログアウトしてログイン画面のどこか、だいたい画面の四隅のどれかにあるデスクトップ環境のプルダウンをLXQtに変えてログインするだけ。

メモリ使用量

KDEとLXQtは簡単に切り替えられるので、メモリ消費量を確認しておく。
lxqtのメモリ使用量
KDE Plasmaのメモリ使用量
これを差があるとするか無いとするか・・