【習慣形成テクニック】目標の見える化で成功率アップ!Androidホーム画面に目標専用ページを作る方法
はじめに
こんにちは或いはこんばんは。Ryuzakiです。
新年度が始まり、様々な目標を設定した方も多いのではないでしょうか?前回の記事では、新年度のスタートに合わせてClaudeやChatGPTを用いたフューチャービジュアライゼーションの方法を紹介しました。興味がある方は是非そちらもご覧ください。
さて、目標設定に関連する研究によると、目標は「目に触れる回数」、つまり意識する頻度が多ければ多いほど達成できる可能性が高まるそうです。こちらは心理学の研究でも裏付けられています。
現代人が最も頻繁に目にするものといえば、やはりスマホではないでしょうか?少なくとも私はそうで、1日に何十回もスマホの画面を見ています。この「頻繁に見る」という特性を目標達成に活かさない手はありません。
しかし、私が普段使用しているAndroidのスマホでは、ロック画面とホーム画面にそれぞれ1種類ずつしか壁紙を設定できません。ロック画面は家族や推しの画像を貼りたい方も多いと思いますし、ホーム画面に設定しても各アプリのアイコンに隠れてしまうという問題があります。
試行錯誤の末、自分的に納得のいく「目標を常に目に入れる方法」を見つけることができたので、今回はその設定方法を共有したいと思います。
Androidでの目標ページの設定方法
使用したスマホの情報
今回の設定に使用したスマホの情報は以下の通りです。
- OS:Android 15
- 機種:Google Pixel 7a
他の機種やOSバージョンでも基本的な考え方は応用できると思いますが、一部UI等の違いがある可能性がありますのでご了承ください。
ホーム画面壁紙の制約
執筆時点のAndroidでは、ホーム画面のページごとに異なる壁紙を設定することはできません。これが私のような「目標を視覚化したい」というニーズにとって大きな制約になっていました。
この制約を解決するために、以下のような様々なアプローチを試してみました。
-
Nova Launcherやスマートランチャーなどの代替ランチャーアプリを試す
→ どれも目的の機能は提供していなかった - ホーム画面に複数の壁紙を設定できると謳う様々なアプリを試す
→ いずれもページごとに異なる壁紙を設定するのではなく、スワイプ可能な壁紙またはランダムな壁紙をすべてのホーム画面に適用するだけだった
最終的な解決策
試行錯誤の末、たどり着いた解決策は以下の通りです。
- KWGT Kustom Widget Makerをインストール(任意のウィジェットを作成できるアプリです)
- 目標を記載した画像を作成
- KWGT Kustom Widget Makerでウィジェットを作成
- 作成したウィジェットを任意のページに設置
おまけ:良い感じのウィジェット画像の作成方法
せっかくなら、単に目標をテキストで表示するだけじゃなくて、ホーム画面と調和が取れた良い感じのウィジェットにしたいですよね。以下では、私が実際に行っている画像作成方法を紹介します。
1. ウィジェットのサイズと位置を決める
まずは以下の手順でウィジェットのサイズと位置を決めます。
1. ホーム画面を長押し
2. 「ウィジェット」を選択
3. 「Kustom Widget」を選択
4. 希望するサイズのウィジェットをドラッグして配置
5. スクリーンショットを撮影
ホーム画面に配置したウィジェットのイメージ
ホーム画面上のウィジェット配置例
2. 画像の編集
次に、撮影したスクショ画像と壁紙画像を用いて、Figmaでウィジェット用の画像を作成します。
1. Figmaにログイン
2. 新しいデザインファイルを作成
3. スクショ画像のサイズに合ったフレームを2つ作成
4. 各フレームの背景にスクショ画像と壁紙画像を設定
5. 壁紙画像を設定したフレームをスクショ画像を設定したフレームに重ね、ウィジェットの大きさに合わせて画像をクロップ
6. 目標を記載したコンポーネントを作成
7. クロップした背景画像の上に目標コンポーネントを配置
8. Figmaのエクスポート機能を用いて画像をエクスポート
各ステップの詳細(Figma初心者向け)
- Figmaにログイン
- 新しいデザインファイルを作成
メインページの「New design file」からデザインファイルをクリック - スクショ画像のサイズに合ったフレームを2つ作成
詳細手順
- 画面下部のツールバーからフレームツールを選択し、キャンバス内の適当な箇所をクリック
ツールバーの左から2番目のアイコンをクリック - スクショ画像のサイズに合うように右サイドバーのLayoutセクションでサイズ設定を変更
右サイドバーのW(幅)とH(高さ)の値を変更 - フレーム名(参考画像では"Frame 1")をクリックし、コピー&ペーストでフレームを複製
- 画面下部のツールバーからフレームツールを選択し、キャンバス内の適当な箇所をクリック
- 各フレームの背景にスクショ画像と壁紙画像を設定
詳細手順
- 右サイドバーのFillセクションで設定されているデフォルトの背景設定を削除
「-」ボタンをクリックしてデフォルトの背景設定を一旦削除 - Fillセクションの「+」ボタンをクリックし、新しい背景設定を作成
「+」ボタンをクリックして新規の背景設定を作成 - 詳細設定メニュー上部の画像アイコンの選択後、「Upload from computer」からスクショ画像をアップロード
詳細設定メニュー上部の左から3番目のアイコンをクリックして背景に画像を設定 - 同様の手順でもう一つのフレームに壁紙画像を設定
スクショ画像と壁紙画像をそれぞれ設定した状態
- 右サイドバーのFillセクションで設定されているデフォルトの背景設定を削除
- 壁紙画像を設定したフレームをスクショ画像を設定したフレームに重ね、ウィジェットの大きさに合わせて画像をクロップ
詳細手順
- 壁紙画像を設定したフレームのフレーム名をドラッグして、もう一方のフレームに重ねる
- 再度背景の詳細設定メニューを表示
Fillセクションの「Image」を選択し、詳細設定メニューを表示 - 画像の設定方法を「Fill」から「Crop」に変更
画像プレビュー直上の設定方法ドロップダウンを選択して設定方法を変更 - ウィジェットの大きさに合わせて画像をクロップ
クロップ後のイメージ
- 目標を記載したコンポーネントを作成
詳細説明
目標数は頻繁に増減することが予想されるため、FigmaのAuto Layout機能を用いてコンポーネントを作成することをオススメです。
FigmaのAuto Layout機能を用いたコンポーネントの作成方法に関しては以下の動画が参考になります。 - クロップした背景画像の上に目標コンポーネントを配置
5.で作成したフレームの上に6.で作成したコンポーネントを配置したイメージ - Figmaのエクスポート機能を用いて画像をエクスポート
詳細手順
- 右サイドバーのExportセクションの「+」ボタンをクリック
右サイドバーのExportセクションの「+」ボタンをクリック - エクスポートボタンをクリックして、対象フレームを画像としてエクスポート
「Export (フレーム名)」と記載されているボタンをクリック
- 右サイドバーのExportセクションの「+」ボタンをクリック
3. ウィジェットの作成
最後に、KWGT Kustom Widget Makerを使ってウィジェットを作成します。
1. ホーム画面に配置したKWGTウィジェットをタップ
2. 画面左上の「+ 作成する」ボタンを押して新しいウィジェットを作成
3. 画面下部の「背景」タブを選択
4. タイプを「画像」に変更
5. 「画像を選択」と記載されている箇所をクリックして、作成した画像を選択
6. 画面左上の保存ボタン(フロッピーディスクアイコン)をクリックして保存
これで、ホーム画面の壁紙と調和が取れた良い感じのウィジェットが設定できました。
最終的なホーム画面のイメージ
おわりに
今回は、Androidスマホのホーム画面に目標を常に表示させる方法を紹介しました。
私自身、この方法を実践してから目標への意識が高まり、小さなアクションを積み重ねやすくなった実感があります。特に朝、スマホを手に取った瞬間に自分の目標が目に入ることで、「今日は何をすべきか」を思い出すきっかけになっています。
みなさんも目標を「見える化」して、日々の小さな行動につなげてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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