30代未経験からのエンジニア転職を攻略するためにとった戦略
はじめに
みなさんこんにちは。
齢30でWebエンジニアとして転職し、無事婚期を逃した悩める30代半ばのものです。
僕が転職したのは3年以上前ですが、当時の量産型駆け出しエンジニアにより、未経験からの転職がより厳しくなっていると感じております。
エンジニア転職を目指し、未経験という高いハードルを前に挫折しそうな人も多いのではないでしょうか?
自分も若くなかったこともあり、とても大変でした。
この記事が少しでもアドバイス的な何かになればと思います。
当時の自分のスペック
自分の前職についてはみなさん興味ないと思いますので割愛しますが、パソコンをほぼ触ったことがない人間でした。
以下にどれだけひどかったか書いておきます。
- 自分のパソコンは持っていたことがありませんでした。
- パソコンは全てWindowsだと思っており、MacっていうキレイなパソコンをWindowsが出していると思ってました。
- タッチタイピングなどもちろんできず、指2本でキーボードを打ったことがある程度でした。ちなみに今も苦手です。
- HTMLやCSSすら知らず、プログラミング言語も一つも知りませんでした。
- エクセル等は業務で使うことはありましたが、ありました程度です。
かなりのパソコン音痴でしたが、この状態から独学で約半年後にエンジニア転職に成功することができました。
どのように行動したか書いていきたいと思います。
情報をかき集める
まず、何の知識もない状態だったので、情報をかき集めることにしました。
ネットでプログラミングスクールや初心者の勉強法を調べたり、本を立ち読みしたりして、どっぷりと情報に浸かりました。
おそらく2週間ほどずっと調べてたと思います。
情報を収集し分析してみて、ざっくりですが以下のようにまとめていたと思います。
- MacというPCがあること
- プログラミングスクールはほとんどがWeb系であり、Rubyという言語が非常に多いこと
- 自社開発・受託開発・SES・フリーランスなど、働き方や事業形態が様々であること
- リモートワーク可能を謳っている企業が多いこと
- 言語はたくさんあり、特徴も様々で業界ごとに人気も大幅に違うこと
- 経験年数3年以上を募集要項にしている会社が非常に多いこと
- 企業は東京にかなり集中していること
大まかにまとめていたことを書きましたが、言語の特徴や業種・需要などは細かくまとめていたと思います。
目標とターゲットを定める
なんとなく業界のことがわかってきたので、当時の自分は目標とターゲットを定めて最短ルートを考えることにしました。
目標は未経験をとりあえず消すこと。それ以外に何も望みませんでした。未経験という称号を持ったままリモートワークや自社開発大手なんて目指すより、就職して経験した方が早いと思ったからです。
ターゲットは募集要項の条件と給与がミスマッチであり、かつ小規模である会社に絞りました。
経験年数3年以上なのに、給与が高くない会社等です。
経験者ライバルをほとんど排除することができ、未経験者も応募しにくいので、確度を高められると思ったからです。
小規模にしたのは、入社後に開発以外の業務をさせられる可能性を下げるためです。
小規模であれば、権限を持った上司等に意見することで、環境を変えやすいだろうと考えてました。結果的には間違ってなかったと思ってます。
最初にとった行動
PC購入
Macを購入しました。
Macにしたのは、自分が開発系の記事を調べる中で、Macの記事が多いと感じたからです。PCのことはよくわかってませんでしたが、違うPCを使ったら上手く動作しなくて勉強捗らないんじゃないの?くらいの気持ちで購入しました。
転職エージェントに登録
この時点で、転職エージェントに登録しました。
え?って思われるかもしれませんが、自分の学習と企業の求めている技術がマッチしていないと意味がないので、情報収集のためです。
また、履歴書・職務経歴書の書き方も随時ブラッシュアップしたいし、面接も練習したいと思っていたので、最初に登録しました。
面接に運良く通った際にはここぞとばかりに、求めてる技術や人材について質問し、学習等に落とし込みました。
当時、貴重な時間を割いていただいた人事の方や転職エージェントの担当の方、大変申し訳ありません。。
学習の開始
例によってHTML,CSS,JavaScriptの勉強から開始し、バックエンドはPHPを選択しました。
- プログラミングスクールがほとんどRuby
- Pythonは求人が少ない
- Javaは独学でやるには学習コストが高い
- Web制作は志す人も多く、既にレッドオーシャンだと感じる
と当時は分析しており、PHPでWebサービス開発を生業としているところが一番ライバルが少ないのでは?と考えたためです。今となってはそんなこともなかったかもと思ってますが。
最初はフレームワーク等を全く使わずに会員登録制の日記サービスのようなものを作り、ポートフォリオとしていたと思います。
もちろんかなり時間はかかりましたが、最終的にはLaravel等を利用したサンプルサービスを作り、ポートフォリオにしてました。
ほとんど本で勉強してたと思います。
引越しの準備
会社には半年後にやめると伝え、引越し先の選定も始めました。
当時は愛知県に住んでいましたが、リモートワークで選択肢を狭めたくなかったので、東京もしくは近郊に引越しすることにしました。
コロナでリモート勤務になりましたが笑
転職が決まる前に会社をやめるのは精神的にきついのでやめたほうがいいと思います。
12月いっぱいで退職しましたが、ボーナスをいただいた後に有給消化に入り、有給消化中に有給が付与されるという最高の退職タイミングなので、年明けに有給付与されるよって人にはオススメです。
本格的な転職活動
退職と同時に引越し、本格的に転職活動に入りました。
転職エージェント複数に登録し、あとは自力で探します。
本命は自力で探した会社です。
転職エージェントに企業が登録するにはお金がかかるので、自分が経営者であれば、採用コスト分は回収したいと思うのが普通。未経験者は採らないだろうと考えました。
無料で求人を出せる媒体であれば、人は欲しいけど募集がこないというジレンマにつけ込める&ターゲットとしてた小規模の会社だと思い、自力で探しました。
セコくてすいません。
結果
何社かピックアップして第一希望から順に受けていき、運がいいことに第一希望で採用されたため、今でもその会社で働いております。
戦略通り、入社してすぐに開発業務に入ることができ、無事出世もできました。
さいごに
自分は運良く転職することができましたが、うまくいかない人も多いかと思います。
そんな時、もっと凄い技術をキャッチアップしようとか完璧に覚えてから転職しようという思考に陥りがちですが、本当は目標に対するアプローチが違うかもしれないよ、ということを伝えたかったです。
もちろん、自社開発大手に入社しようと頑張っている人や、フリーランスを目指している方を尊敬してますし、否定するつもりもないです。
僕自身まだまだ駆け出しで頑張っている途中なので偉そうなことは言えませんが、色々考えて行動するということが、仕事にも活きていると感じてます。
サンプル1ですし、かなり前のことなので再現性もわかりませんが、一例として参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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