Windowsのポテンシャルをさらに引き出すツール群 PowerToys

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PowerToysとは?

PowerToys とは Microdoft が開発している Windows の拡張ユーティリティになります。もともと Windows に搭載される予定だった機能が、別途まとめて配信されているものとなり、現在オープンソース化されて開発されています。

https://github.com/microsoft/PowerToys

現状 Windows10 の機能はだいぶアップデートでどんどん改良されてはいますが、まだ微妙に使いにくい部分があることも確かです。Windows には多くのフリーソフトが存在し、機能の拡張が可能ですが、PowerToys を導入することである程度カバーできます。Microsoft が開発している公式の拡張ユーティリティ群になるので簡単に呼び出せたりといった Windows との親和性の高さと安定感があります。

提供されている機能は PowerToys のアップデートにより、どんどん追加され、Windows に今後標準搭載される可能性もあります。

この記事内では PowerToys v0.33.1 時点で含まれる機能について紹介しています。PowerToys は現在開発途中のアプリケーションのため、今後アップデートにより提供される機能や、仕様が大きく変わることもあります。

PowerToysで提供される機能一覧

機能名 説明
Color Picker カラーピッカーツール
FancyZones ウインドウの分割ツール
エクスプローラー 標準のエクスプローラーに機能を追加
Image Resizer 画像のリサイズツール
KeyBoard Manager キーボードの再マッピングツール
PowerRename ファイル名一括編集ツール
PowerToys Run 検索&ランチャー
Shortcut Guide Windows キー のショートカットガイド

PowerToys をインストールすることでこれらの機能が一気に使えるようになります。

インストール

GitHub 上のリリースページから最新バージョンのセットアップ実行ファイルをダウンロードしてインストールを行えます。
Assetsの中にある PowerToysSetup-〇〇〇-x64.exe をクリックするとダウンロードが始まります。〇にはインストールされるバージョンが入ります。

https://github.com/microsoft/PowerToys/releases/

インストールはプログラムのインストール場所と簡単なオプションを選択するだけで終わります。

インストール途中でユーザーアカウント制御の画面が現れたら許可をしてください。インストール先を指定する際に、オプションとして Automatically start PowerToys at logon を選択しておくと Windows へログオンした時に自動的に起動するようになります。

デフォルトの設定画面の画像
インストール直後からすべて日本語化されている

タスクトレイから PowerToys のアイコンをクリックして上のような設定画面が表示されたらインストールは成功しています。再起動をすることなくすぐに PowerToys を使い始めることができます
設定画面からはそれぞれの機能を呼び出すショートカットキーを始め、機能を細かくカスタマイズできます。

追加される機能

ColorPicker

Windows 内でいつでも呼び出せるカラーピッカーです。画面の中の要素にカーソルを合わせることで色のカラーコードを取得できます。
Chrome の拡張機能でよく目にするカラーピッカーですが、Windows の標準の機能としてカラーピッカーが使えるようになるのは大きいです。

使用するには設定ウインドウから ColorPicker を呼び出すショートカットを設定する必要があります。デフォルトでは Win + Shift + C で呼び出せるように設定されています。

試しに Windows のデスクトップ壁紙のカラーコードを取得してみたところ。

壁紙の色コードを取得する様子

カーソルのあたった箇所のカラーコードを取得できました。取得した色についての詳細の表示や、色の編集も可能です。

FancyZones

ウインドウをレイアウトを分けてきれいに配置するためのアシストツールになります。
マルチタスクのために画面を分割して使うときに威力を発揮します。

まずレイアウトエディターでレイアウトを設定します。レイアウトエディタはデフォルトで win + @ で呼び出すことができます。
設定できるレイアウトはいくつかレイアウトがテンプレートとして用意されています。テンプレート以外にも各自でレイアウトを新規に定義もできます。

レイアウトエディタの画面

ここで設定したレイアウトに沿ってウインドウの配置を簡単に行えるようになります。デフォルトでは shift を押したままウインドウをドラッグすることで指ウインドウを柔軟に配置することが可能になります。

エクスプローラー

Windows 標準のファイル管理ツール エクスプローラー に機能を追加できます。

powertoys v0.33.1 時点では以下の項目が追加可能です。

それぞれの機能は設定から個別にオン・オフできます。

エクスプローラー設定の画面

上の例では、プレビュー可能ファイルに SVG ファイル(.svg)とマークダウンファイル(.md)を追加しています。またアイコンプレビューとして SVG ファイルがサムネイルとして表示されるようになります。
現時点では標準でプレビューに表示されないマークダウンファイルが手軽にプレビューできるようになるので、Windows 上でマークダウンファイルを扱う人におすすめです。

これらの機能は今後標準のエクスプローラーにも実装されそうですね。

Image Resizer

画像リサイズ機能を右クリックメニューへ追加し、エクスプローラーから画像のリサイズを簡単に行えるようにします。

使い方は簡単で、右クリックで表示されるコンテキストメニューから 画像のサイズを変更 を選択するだけです。

コンテキストメニューの様子

すると以下のような選択した画像をリサイズするウインドウが開かれるので、ここから自由に画像のサイズ変更を行えます。

リサイズメニューの様子

予めよく使われる解像度がプリセットで用意されているので簡単に目的のサイズにリサイズできるのはとても便利です。またカスタムとして各々が指定した数値でのリサイズも可能です。

Keyboard Manager

キーボードの再マッピングを行うことができるツールです。

設定から キーの再マップ を選択することで、キーの再マップウインドウが開きます。
使わないキーの無効化や入力されるキーの変更を簡単に行えるため、便利です。

PowerRename

ファイルの名前を一括して置換する強力なツールです。

使い方は簡単でエクスプローラから編集したいファイルを複数選択し右クリックのコンテキストメニューから「Powerrename」を選択することで編集ウインドウが開きます。

Powerremoveウインドウの画像

まとめてファイル名を変更でき、おなじみの正規表現も使用できるため、柔軟にファイル名を編集できます。

PowerToys Run

機能を有効化することで、Mac OS などでおなじみの Spotlight 検索ライクな検索&アプリランチャーが使用できるようになります。
Mac には Spotlight 検索をもっと便利に拡張した Alfred という有名なツールがあります、PowertoysRun を使うことで完全とはいきませんが、近い操作感を Windows でも実現させることが可能になります。

デフォルトでは Alt + Space で呼び出すように設定されています。ショートカットキーを実行すると以下のようなウインドウが画面上に現れます。

表示されたウインドウの画像

例としてインストール済みのアプリを検索してみます。検索したい文字列を途中まで入れるとその文字列を含むアプリを列挙してくれます。
検索結果の画像
Visual Studioと検索した結果

検索結果をカーソルキーで移動してエンターまたは、クリックで実行できます。
プラグインが用意されており、設定画面から個別に有効・無効を切り替えることができます。

プラグインには、簡単な電卓代わりとして使用可能とする 計算ツール やプログラムを検索対象に含める プログラム 、ウインドウから直接コマンドをシェルで実行させる シェル などがあります。
設定画面からは検索結果に表示する件数や呼び出すショートカットキーの設定など細かくカスタマイズできます。個々の項目は今後のアップデートでどんどん変わるため、各々好みに合わせて変更してみてください。

まだ発展途上の機能にはなりますが、この機能は今後、Windows 標準のツールとしてぜひ取り入れて欲しいものです。

Shortcut Guide

有効化することで Windows キーを長押したときに使用できるショートカットがオーバーレイとして表示されるようになります。

ショートカットガイドを表示させた様子

例えば、Win + 矢印キーでウインドウのスナップ、Windows + Aでアクションセンターを開くなど。
Windows キーが絡むショートカットキーは組合わせが覚えにくいものもあるので、すぐに使用できるキーの組み合わせを表示できるのは便利です。

おわりに

今回は、Windows のユーティリティ群である「PowerToys」を紹介しました。Windows10 が登場してからアップデートのたびにどんどん新機能が追加されて使いやすくなってきました。今回紹介したツールは PowerToys をインストールするだけで再起動することなく、すぐに使用可能になるのでとても便利です。PowerToys で追加された機能は今後 Windows のアップデートにより、正式に追加されることもあるため、どんどん便利になっていくのを見ているだけでもわくわくします。

PowerToys を使うことでいつもの Windows の作業が少し便利になるのでぜひ、使ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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