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Macを手元からあやつる魔法のツール【Alfred Remote】

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はじめに

Alfred Remoteというアプリをご存知でしょうか。

Alfredを利用している人なら設定画面に「Remote」という設定項目があることに気づいている人も多いかと感じます。

Alfredの設定画面

これはその名の通りRemoteでAlfredを操作する設定で、Alfred Remoteという専用のアプリを導入することで有効化できます。今回はAlfredではなくAlfred Remoteを使ってできることについて紹介します。

Alfredとは

AlfredとはmacOS向けのランチャーアプリです。ホットキーで簡単に呼び出して、アプリ・ファイルの検索やWebサイトの検索、ワークフロー(手続き処理)などあらゆることを高速に実行できるランチャーアプリです。このAlfredを使いたいからMacを選ぶという人もいるほど根強いフォンを抱えているアプリです。

公式サイトはこちらになります。

https://www.alfredapp.com/

Alfred Remoteとは

Alfredの紹介で前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するのはAlfredではなく、Alfred Remoteというモバイル向けアプリになります。Alfredの紹介記事はインターネット上に数多く出回っていますが、Alfred Remoteについて説明しているものがあまり見られません。App Storeのレビューも近年のものがあまりなく動作するのかもわからず、導入を躊躇していました。

今回そんなAlfred Remoteを導入してどこまでの操作ができるか、作業を効率化できるかをやってみました。

Alfred Remoteは買い切り型の有料アプリになります。現状対応しているのがiPhone、iPadのみとなり、App Storeにて購入できます。私が購入したときは610円でした。以下のストアページになります。

https://apps.apple.com/jp/app/alfred-remote/id927944141

海外のアプリのため時期によっては価格が変更になる可能性があります。購入前に確認してください。

Alfred Remoteを使う上での前提条件

上記リンク、AppStoreからインストールします。Alfred RemoteはiOS・iPadOSのみのサポートになります。Androidには対応していないので注意してください

またAlfred Remoteの単体では使用できないため、Mac側にAlfredがインストールされていること有料の機能拡張コンテンツであるPower Packが導入されていることが必須になります

AlfredにPower packを導入することでワークフロー機能がアンロック、コピー履歴保存機能、カスタムテーマなどが使えるようになります。Power Packにはバージョンごとの買い切りライセンスとライフタイムライセンス(永久ライセンス)の2種類が存在します。違いはバージョンアップの際のサポートが受けられるか受けられないかの違いと価格です。ライフタイムライセンスはバージョンライセンスに比べて倍近くの価格がしますが、1回の購入でずっとサポートを受けられるのが大きいです。私は、Alfredを使わない日がないくらいに使い込んでいるので迷わずライフタイムライセンスを購入しました。

Power Packの価格は単位がポンド(£)表記のため時期によって価格が変動します。こちらも購入前によく調べて日本円での確認をおすすめします。

Alfred Remoteのセットアップ

デバイス登録

Alfred RemoteをインストールしたらホストマシンとなるMacとの登録作業が必要です。Alfred Remoteのインストールが終わるとMacとの接続画面になります。アプリ自体に設定はなく、全てホスとマシンであるMac上にておこないます。

Alfredの設定のRemoteから「add iOS remote」をクリックすることでMacの接続準備が整います。

Mac側の接続待機画面

続けてAlfred Remoteがインストールされたデバイスにてアプリを起動すると以下の画面になります。今回はiPhone 7にて接続してみます。

モバイルの接続待機画面
スマートフォン側の接続待機画面

この状態でAlfredが使用できるMacとAlfred Remoteがインストールされたデバイスを同じネットワークに接続します。

デバイスの認証

次にパスフレーズを入力してのデバイス同士を認証します。

Alfred Remoteのアプリに表示された英数字で構成される16桁のパスフレーズをMac側にて入力して認証します。接続が確認できると、Alfred側の表示が以下のように変わるのでここにAlfred Remoteの画面に表示されているパスフレーズを入力します。

モバイルの接続待機画面
アプリに表示された12桁のパスフレーズを入力

認証に成功するとデバイスの登録は完了となります。1回デバイスを認証、ペアリング登録すれば、次からはAlfred Remoteのアプリを開くだけで自動的に接続してくれます。

アイテムの登録と編集

Alfred Remoteには予めいくつかのコマンドやアプリケーションが登録されています。上から順に以下のようなカテゴリに分かれています。

  • System Commands
  • Application
  • Preferences
  • Folders and Files
  • Bookmarks

カテゴリに分かれていますが、基本的にはジャンル関係なくどのカテゴリーにも同じアイテムを登録できるため、いわゆる仕分けフォルダーのようなイメージです。

アイテムは常にAlfredが動作しているMacと同期されており、Macで登録したものがアプリの画面にも瞬時に反映されます。

モバイルの接続待機画面
Alfred Remoteのアプリで見た様子 見やすいようにアイテムのラベルを消しています

ここに登録してあるアイテムをタップすることでMacと通信が行われ即座にMac上にて実行されます。

注意としてアイテムはMacのAlfredの設定からしか登録ができません。あくまでAlfred Remoteのアプリは操作専用ということです。詳細な設定がないので実にシンプルですね。

Alfredと連携しているだけあり、アイテム登録の自由度はかなり高いです。Macの基本操作、アプリケーションの起動はもちろんのこと、指定したシェルスクリプトの実行なども手元から行うことができます。

直感的にメニューを触ってアイテムに簡単に登録できるのが魅力的です。また複数の端末を同時に接続でき、同じメニューを共有できるため端末ごとにアイテムを登録し直す手間がありません。よく使うものを並べてカスタマイズしたあとはどの端末からでも同じように使えるのがいいですね。

おわりに

今回はAlfred Remoteを紹介しました。使っている人をいままで聞いたことがなく、マイナーなアプリといった印象でしたが、実際に触ってみて使い込むと便利なアプリだと感じました。ただ、実際にMacを使用しているときにiPhoneを取り出して操作するよりキーボードでAlfredを呼び出したほうがはやいように感じます。ここはそれぞれのライフスタイル、作業スタイルによるので断言はできませんが、シャットダウンや特定のスクリプトの遠隔実行など使う場面によっては便利だなと感じる部分もあります。

Macをリモートコントロールできる珍しいユーティリティなので工夫とアイデアで生産性を上げられるアプリなのは間違いないですが、惜しいポイントもあります。対応プラットフォームがMacとiPhone、iPadといったApple製品に限られること[1]Alfred Remoteのアプリが有料であるPower Packが必須であるなど導入の敷居がやや高く、どうしてもネックになると感じました。環境が揃えば、親和性が高くて便利なだけにすごく惜しいポイントだと感じてしまいます。このあたりは作業環境にも大きく依存する部分なのでクロスプラットフォームなリモコンアプリになればいいのになとも感じました。

私もしばらく使い込んでみてより便利に使えるようカスタマイズしていくつもりです。便利なものはどんどん生活に取り入れていきたいので、Alfred Remoteのこんな便利な使い方あるよなどあれば是非教えてほしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

脚注
  1. Alfred Remote for Android? - Alfred Remote Discussion & Help - Alfred App Community Forum ↩︎

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