🤖
Deep Seek v3をAPIで使ってみる
Deep Seek v3が高性能な言語モデルとしてにわかに注目を集めています。
実際にAPI経由でのアクセスを試してみました。
APIキーを取得
OpenAIのコンソールを意識しているのか、似たような使用感で使えますね。
OpenAI SDKを使う
Deep SeekのAPIはOpenAIのAPI仕様に準拠しているため、既存のOpenAI SDKを使用して簡単に実装することができます。
import OpenAI from "openai";
const openai = new OpenAI({
baseURL: "https://api.deepseek.com",
apiKey: "***",
});
async function main() {
const completion = await openai.chat.completions.create({
messages: [
{ role: "system", content: "こんにちは!今日もいい天気ですね!" },
],
model: "deepseek-chat",
});
console.log(completion.choices[0].message.content);
}
main();
料金
モデル | トークンタイプ | 通常料金 | Batch API料金 | キャッシュヒット時 |
---|---|---|---|---|
gpt-4o | 入力 | $2.50/1M | $1.25/1M | $1.25/1M |
出力 | $10.00/1M | $5.00/1M | - | |
gpt-4o-mini | 入力 | $0.150/1M | $0.075/1M | $0.075/1M |
出力 | $0.600/1M | $0.300/1M | - | |
deepseek-chat | 入力 | $0.27/1M | - | $0.07/1M |
入力(割引価格)* | $0.14/1M | - | $0.014/1M | |
出力 | $1.10/1M | - | - | |
出力(割引価格)* | $0.28/1M | - | - |
gpt-4o-miniの2倍、gpt-4oに比べると1/10の料金設定になっています。
ベンチマーク的にはgpt-4oを上回る精度とのことなので、これが本当であればかなり割安な料金設定です。
さらに2025/2/8まで50~70%の割引が適用されるらしく、これは使い倒さない手はないですね!
データの取り扱いに関する注意点
Deep Seekを利用する際は、データの取り扱いについて十分な注意が必要です。利用規約によると、「サービスの継続に必要な最小限の範囲で利用する」と書かれており、学習対象になるかが明言されていません。
現時点では個人利用の範囲に留めておいた方が良さそうです。
その他
- チャットではDeepThinkやSearchモードが使えるとのことだが、APIでは現状使えなさそう?
- JSON OutputやFunction Callingも使えるっぽい
- Prefix CompletionやFIM Completionがサポートされているあたり、コード補完のユースケースがかなり意識されている印象
Discussion