😸

登壇報告 SRE Kaigi 2025 アフターイベントに「Enhancing SRE Using AI」というタイトルで登壇しました

2025/01/30に公開

こんにちは。
ご機嫌いかがでしょうか。
"No human labor is no human error" が大好きな吉井 亮です。

2025年1月29日(水)19:00 に開催された SRE Kaigi 2025 アフターイベントに登壇しましたので資料を公開します。

https://hireroo.connpass.com/event/342513/

所属会社が SRE Kaigi 2025 のスポンサーであることもあり、登壇の機会をいただきました。
また、同僚がイベント運営に関わっており、スポンサーも含めて素晴らしい活動だと感じています。

スライド

https://speakerdeck.com/yoshiiryo1/enhancing-sre-using-ai

サマリー: Enhancing SRE Using AI (6ページ以降)

※ このサマリーは AI で生成された文章です。

テーマ選定の理由

  • SRE活動では少人数で広範囲をカバーする必要があるため、トイル削減が重要。
  • AI/LLM(大規模言語モデル)の導入でトイル削減を目指す。
  • ビジネス面でAIを活用したサービスが増加している現状を踏まえ、SREもAIの知見を習得すべきと考えた。

SREタスク領域ごとのAI/LLM導入アイデアと実装案

1. モニタリング

アイデア:

  • ダッシュボードの正常性チェックをAIに任せ、意見を出してもらう。

実装案:

  • メトリクスをJSON形式でエクスポートし、AIに渡す。
  • 過去2週間分のデータを基に、劣化や異常値検出を分析。
  • スパイク時間帯などの情報を事前にAIへ提供。

2. コードレビュー

アイデア:

  • Pull Request時にAIによるコードレビューを実施。

実装案:

  • Pull RequestトリガーでGitHub Actionsを起動。
  • File Diffに基づきAIがコメントを生成。
  • コーディング規約やプロジェクト特有のルールを事前にAIへ学習させる。

3. インシデント対応

アイデア:

  • インシデント検知後、Slack通知からChatBot経由で一次解析をAIに依頼。

実装案:

  • クラウドファンクションでシグナル収集機能を構築。
  • アラート発生時刻の5分前からデータ収集し、具体的なプロンプトでAIに解析依頼。
  • 過去インシデント情報をナレッジベース化して精度向上。

4. Post Incident Review

アイデア:

  • インシデント中の作業ログを要約し、時系列整理したドキュメントをAIに作成させる。

実装案:

  • SlackやNotionなどの作業ログをAIに渡して整理。
  • ドキュメント形式やメトリクス画像出力フォーマットを事前指定。

5. キャパシティプランニング

アイデア:

  • トラフィックパターンとリソース使用率から将来的なキャパシティプランニングをAIに予測させる。

実装案:

  • トラフィックパターンとリソース使用率データをJSON形式で定期的に出力。
  • 関連性の高い複数リソースデータも含めた分析。

6. IaC(Infrastructure as Code)

アイデア:

  • コード生成、レビュー、文法チェックなどをAIで支援。

実装案:

  • IDEにAI拡張機能をインストール。
  • Terraformファイル先頭行に要件記述で自動コード生成。
  • 既存ファイル参照による補助機能も活用。

7. ナレッジストア

アイデア:

  • プロダクト/プロジェクト特化型情報の蓄積とChatBotによるQ&A対応。

実装案:

  • ChatBot → AI Agent → ナレッジベースという流れで運用。
  • 元ドキュメント更新時にはナレッジベースへ自動反映する仕組み構築。

まとめ

  1. SRE領域でも積極的にAI活用を推進。
  2. 複雑な処理や雑多なタスクはAIに任せて効率化。
  3. 「AIでMore More SRE」を目指す。

所感

5分の LT だったのでサラッとした内容でしたが、SRE も AI が必要だということを伝えることができたと思います。
生成 AI 元年と言われる2023年と違い、今は様々なツールや先人の知恵が蓄積されているので、SRE 活動に AI を取り入れることは難しくないと感じました。
SRE Using AI を進めていきたい、そう決意を新たにした登壇でした。

Discussion