「入門　監視」を読んで雑にまとめる

定義

監視とは、あるシステムやそのシステムのコンポーネントの振る舞いや出力を観察しチェックすること

アンチパターン1: ツール依存

ツールとは仕事のやり方、前提、文化的あるいは社会的な規範が具現化したもの。

ツールは注意深く選ばなければならない。

アンチパターン2: 役割としての監視

開発、保守、など役割別に監視をするのはアンチパターン。

アンチパターン3: チェックボックス監視

「これを監視してます」という監視システム。
アラートがうるさすぎて、狼男現象になりそう。
チェックするだけが監視ではない。

アンチパターン4: 監視を支えにする

壊れやすいというのを理由に監視を頼りにすること

アンチパターン5: 手動設定

100%自動化せよ。

デザインパターン1: 組み合わせ可能な監視

特化ツールを組み合わせてプラットフォームを作成する。
入れ替え可能なように疎結合にしておく。

監視サービスの５要素

• データ収集
• データストレージ
• 可視化
• 分析とレポート
• アラート

Pull 型から Push 型へ
https://yasuharu519.hatenablog.com/entry/2017/12/16/215855

メトリクスの表現方法

• Counter
• Gauge

お願いだから円グラフは使わないで

過程やトレンドの情報が含まれていない。変化しないデータの可視化に向いているグラフだから。

デザインパターン2: ユーザー視点での監視

はじめに監視を追加すべき箇所はアプリとユーザーの接点。
具体的には、HTTPレスポンスコード、リクエスト時間など。

デザインパターン3: 作るのではなく買う

初期の段階は監視SaaSを利用するなど、フェーズごとに考える。

デザインパターン4: 継続的改善

常に改善し続ける。

• アラートにメールを使うのはやめる
• 手順書を書く
• 固定の閾値を決めることだけが方法と思わない
• アラートを削除し、チューニングする
• メンテナンス期間
• 自動復旧を試す

アラートにメールを使うのはやめる

社内のチャットルームに送るのが良い。

手順書を書く

どんなメトリクスをとっているか？

固定の閾値を決めることだけが方法と思わない

閾値外で大きくスパイクした場合は通知されない。閾値ではなく、変化量やグラフの傾きを利用する方が好ましいケースもある。

アラートを削除し、チューニングする

アラート疲れを防ぐ。

メンテナンス期間

多くのツールに導入されている。

オンコールの手当があるの？？

1. 監視が問題を認識
2. 記録
3. 診断、分類、解決、クローズ(対応)
4. コミュニケーションをとる
5. 改善策を考える

domComplete - navigationStart ... ページの総ロード時間
domInteractive - navigationStart ... ページがロードされてユーザーが体感する時間

ログを転送するレイテンシーを鑑みる必要がある。同期的に送信するようなものはかえって、アプリを遅くする。エージェントが非同期で送信するものが好ましい。

マイクロサービスの場合の監視

リクエストidをもとに分散トレーシング

/healthエンドポイントを用意し、指差し確認すると良い。

ロードアベレージ

CPUに処理してもらうのを待っているプロセスがいくつかあるかを指す指標

SNMP

SNMP（Simple Network Management Protocol）は、ネットワーク経由でデバイスを監視・制御するためのプロトコルです。ルータ、スイッチ、サーバなど、TCP/IPネットワークに接続された通信機器を監視・制御することができます。
161, 162 UDPベースプロトコル

データベースサーバーの場合は秒間クエリ数を監視。queries per second

インターフェースのメトリクス

• 帯域幅
• スループット
• レイテンシ
• エラー
• ジッタ(jitter)

スループット
ネットワークリンクの実際のパフォーマンス、秒間ビットで表される。

レイテンシ
パケットがネットワークリンクを通じてやり取りされるのにかかる時間。

ジッタ
あるメトリクスの通常の測定値からの狂いのこと。(乖離かな)
1ms, 150mx, 30msとばらつくならジッタが大きいと表現される。

コーデック

• ビジネス上の必要性から逆算する
• 使用状況に応じて未来を予測する