Mac 開発環境構築 #1
はじめに
macOSにおける開発環境の基礎を振り返る📝
- Terminalのプロンプト改良(少しだけ)
- パッケージマネージャの導入
- Gitの設定(GitHub連携を含む)
今回は様々な開発環境下でも必須となるであろう上記3点を扱う。
動作環境
MacBook Air (M1, 2020) - macOS Sonoma 14.3
zsh 5.9 (x86_64-apple-darwin23.0)
Zsh (Z shell)
まずはshellの設定ファイルを少し弄ります。最近のMacではZshがデフォルトです。
設定
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ホームディレクトリに設定ファイルを作成する。
terminaltouch ~/.zshrc
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テキストエディタでファイルを開く。
terminalopen -e ~/.zshrc # or # vim ~/.zshrc
vimコマンドを使用してTerminal内で完結させるとクールですよね😎
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以下のテキストを貼り付けて編集する。
~/.zshrc#---------------------------------------------------------- # prompt #---------------------------------------------------------- prompt() { PROMPT="%B%F{062}%d%f%b" PROMPT+=""$'\n'"%(?.%F{041}.%F{160})%n%# %f" } newline() { if [[ -z $PS1_NEWLINE_LOGIN ]]; then PS1_NEWLINE_LOGIN=true else printf '\n' fi } precmd() { prompt newline }
実際にTerminalを再起動すると以下のような表示に変わります。
コマンドがエラー(終了ステータスが0以外)になるとユーザ名が赤色に変わります。
ユーザ名は隠しています✌️
ここでは、プロンプトを少しだけ弄りました。
私はもう少しこだわったものを利用していますが、ここでは最小限に抑えます。
(おもしろいので自身で探ってみてほしい...🥺)
Homebrew
次にパッケージマネージャを導入します。
とても簡単です。ビール飲みたくなるね🍻
導入手順
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Terminalで以下のコマンドを入力する。
terminal/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
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インストールできているか確認する。
Terminalを再起動して以下のコマンドを入力する。terminalbrew -v
output exampleHomebrew 4.2.6
output example
のような出力が得られていれば成功です。
(手順3
と手順4
は飛ばしてOK👌)
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確認ができなければパスを通す。
terminalecho 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/$USERNAME/.zprofile
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再度、インストールできているか確認する。
Terminalを再起動して以下のコマンドを入力する。terminalbrew -v
output exampleHomebrew 4.2.6
Homebrewを使えば、様々なツールが手軽に扱えるようになります。
GitHub等で興味が湧いたツールを実際にインストールして使用してみるとおもしろいですよ🤤
Git
こちらが有名なGitです。作った人すごい👏
導入手順
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さきほど導入したHomebrewを使用してインストールする。
terminalbrew install git
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インストールできているか確認する。
terminalbrew info git
output example==> git: stable 2.43.0 (bottled), HEAD Distributed revision control system ...
設定 (GitHub連携を含む)
GitHubのアカウント登録は済んでいる前提で以降の操作は行います。
アカウント登録が済んでいない場合はすぐに登録しましょう🫵
.gitconfig(global)の設定
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識別情報の設定を行う。
terminalgit config --global user.name $USERNAME git config --global user.email ID+USERNAME@users.noreply.github.com
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必要に応じてgitconfigを編集する。
~/.gitconfig[user] name = $USERNAME email = ID+USERNAME@users.noreply.github.com ...
~/.gitconfig
を編集することでユーザ単位の設定が可能です。
他にもローカル(リポジトリ)単位やシステム単位で設定することも可能ですがここでは扱いません。開発環境やチームの方針に沿って設定する必要があります。
SSH-key設定
GitHubが公開しているドキュメントを参考に進めていきます🗝️
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SSH-keyを生成する。
terminalssh-keygen -t ed25519 -C $YOUR_EMAIL
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SSH-keyを確認する。
terminalcd ~/.ssh ls
output exampleconfig id_ed25519 id_ed25519.pub ...
秘密鍵
id_ed25519
と公開鍵id_ed25519.pub
が生成されています。 -
公開鍵をコピーする。
terminalpbcopy < ~/.ssh/id_ed25519.pub
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GitHubに公開鍵を渡す。
GitHubのkey設定にアクセスし、[New SHH key]をクリックする。
このような画面が表示されるTitle: お好きなもの Key type: Authentication Key Key: 手順3でコピーしたものを貼り付ける
入力を終えたら、[Add SHH key]をクリックして完了です。
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接続テストを行う。
terminalssh -T git@github.com
output exampleHi $GITHUB_USERNAME You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
私はすでに接続を確認しているので、
output example
と同じ出力を受け取ります。
しかし、はじめて接続した場合にはもう少し長い出力を受け取ります。何度かEnter
やyes
の入力を求められるので応じてください。
おわりに
お疲れ様でした。これにて、Macの開発環境のベースは整ったと思います。
これからは自らの開発環境に合わせてHomebrewやGitを活かしていきましょう👋
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