OSSで作る自宅RSS環境!FreshRSSをDockerでお手軽Self-Host
はじめに
RSS Readerは、ずっとWebサービスのInoreader(有料 $89.99 / 年)を使っていて、機能的には何の不満もないんだけど、月額料金の節約のためOSS & Self-Hostでやることに。(単に最近Self-Hostにハマっているということもあるが)
いくつか試したところ、今回はお手軽に構築・運用可能なFreshRSSを使ってみることにした。
FreshRSS
FreshRSSはOSSで超軽量なSelf-Host可能なRSS Reader。
WebUIは基本が2ペインで、左側サイト・右側フィードというオーソドックスな表示形式(他形式も選択可能)。

データベースはPostgreSQL / MariaDB / MySQLなどメジャーどころはサポートしている。
今回は自分専用かつ、サイト数も20程度と少ないため、本格的なデータベースは不要と判断し、内臓のSQL Liteを使用することにした。
サーバー構築
公式のDockerイメージが用意されているので、それを使うのが一番お手軽に立ち上げることができる。
以下の内容でcompose.ymlファイルを作成し、あとは普通に docker compose up -d だけでOK。
services:
freshrss:
image: freshrss/freshrss:latest
environment:
- TZ=Asia/Tokyo
- CRON_MIN=15,45 # フィード更新間隔
volumes:
- ./data:/var/www/FreshRSS/data
ports:
- "8082:80" # Web公開ポート
restart: unless-stopped
CRON_MIN はフィードを更新する時刻の分を措定する。
(例)15,45なら毎時15分と45分の1時間に2回という意味。
起動後、ブラウザから http://サーバーIP:8082 でアクセスすることができる。
RSSフィードに非対応のサイト
FreshRSSは、非対応のサイトでも読み込める機能を一応搭載しているが、あまり精度が高いものではないため、自分が購読しようとしているサイトはほぼ全滅だった。
その場合は、外部のRSSフィード作成サービスを利用するという方法がある。
無料枠で使えるサイトは以下の2つくらいで、他はトライアルはあるが無償枠はなかった。(2025-09-23時点)
FetchRSS
無料枠は5サイト。フィード作成のUIがイマイチ直観的ではないが使える。
PolitePol
無料枠が20もあるが、**制限がキツイ(スクリプトサイト非対応、画像&日付のフィードなし)**ため、個人的には使えないサイトとなった。WebUIが洗練されていて、非常に使いやすいかったのだけど・・・残念。
有償プラン($4.33)ならその制限は解除されるが(フィード数は20のまま)、そうするとなんのためにInoreaderを止めるのか本末転倒になってしまう。
Wallabagで「あとで読む」
次回記事を書く予定の「後で読むサービス」のWallabagとの連携が標準の共有機能で可能なのが〇。
「RSSで気になった記事を後で読む」という一連の流れをOSS&Self-Hostで構築できるのは魅力。

おわりに
Inoreaderは有料なだけあって、RSS非対応サイトの読み込み機能も強力なため、外部の」RSSフィード作成サービスを併用する必要がなく、1サービスだけで完結するのはとても良かった。
Self-Hostが好きとか、趣味だという人以外は、管理が不要でほぼ隙がないInoreaderを使うのがいいと思う。
FreshRSSに乗り換えて2ヵ月ほど経過しているが、今のところ何の問題もなく軽快に利用できている。
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