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Raspberry Piでfishシェルを設定する方法
Raspberry Pi で fish シェルを設定する方法を備忘録としてまとめます。
fish とは?
強力な入力補完、親切なシンタックスハイライトを持つユーザーフレンドリーなシェルです。
自分は zsh よりも、fish 派です。
fish のインストール
まず、自分の Raspbian のバージョンを確認します。
$ lsb_release -a
# No LSB modules are available.
# Distributor ID: Raspbian
# Description: Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
# Release: 10
# Codename: buster
これはバージョン 10 ですね。
次に以下コマンドで fish をインストールします。
# aptの利用可能パッケージにfishを追加
$ echo 'deb http://download.opensuse.org/repositories/shells:/fish:/release:/3/Debian_10/ /' | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/shells:fish:release:3.list
# gpgでソフトウェアの検証を実行(あまりわかってない)
$ curl -fsSL https://download.opensuse.org/repositories/shells:fish:release:3/Debian_10/Release.key | gpg --dearmor | sudo tee /etc/apt/trusted.gpg.d/shells:fish:release:3.gpg > /dev/null
# パッケージのインデックスファイルの更新(ここでfishが認識される)
$ sudo apt update
# fishのインストール
$ sudo apt install fish
これでインストールの完了です。
以下で fish シェルが起動するはずです。
$ fish
やったぜ! Hello 🐠!
fish をデフォルトのシェルに設定
標準で起動するシェルをbash
からfish
に変更します。
起動シェルの変更はchsh
コマンドで行います。
まず、fish シェルがシェルとして認識されているか確認します。
$ cat /etc/shells
# /etc/shells: valid login shells
# /bin/sh
# /bin/bash
# /bin/rbash
# /bin/dash
# /usr/bin/fish
/usr/bin/fish
がありますね。
あとはこれをchsh
コマンドで設定すれば完了です。
$ chsh
# パスワード:
# pi のログインシェルを変更中
# 新しい値を入力してください。標準設定値を使うならリターンを押してください
# ログインシェル [/bin/bash]: /usr/bin/fish
パスワードを入力するとログインシェルの設定を聞かれるのでここで、先ほど確認した/usr/bin/fish
を設定します。
その後、ssh を一度ログアウトして、再度ログインすると fish シェルが起動するはずです。
(おまけ)fisherの追加 & fzfの設定
fish 使うなら是非設定しておきたい fzf(CLI でインクリメンタルに曖昧検索ができる最高便利なツール)についてもおまけでまとめます。
# fzfのインストール
sudo apt-get install fzf
# fishのパッケージマネージャーのfisherの追加
$ curl https://git.io/fisher --create-dirs -sLo ~/.config/fish/functions/fisher.fish
# fishのfzfプラグインの追加
$ fisher add jethrokuan/fzf
これでctrl + c
でコマンド履歴の曖昧検索、ctrl + o
でファイルの曖昧検索ができるようになります!便利!
他のコマンドはこちらを参照してください
終わりに
以上「Raspberry Pi で fish シェルを設定する方法」でした。
fish 追加したり vim 追加したり、足回りを固めてばかりで一向に電子工作が進みません w
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