VimでDeepL翻訳のプラグインを使う (無料版対応)

2022/01/10に公開

deepl.vim

DeepLはGoogle翻訳よりも精度が高いとされる翻訳サービスです。
2021年7月よりDeepL API Freeという無料プランが追加されました。
1ヶ月あたり500,000文字まで使うことができます。

deepl.vimは、Vim、NeoVimの両方でDeepL翻訳を利用できるプラグインです。

https://github.com/ryicoh/deepl.vim

デモ動画

デモ動画

インストール方法と使い方

DeepLアカウント作成

まずは、DeepLのアカウントを作成します。作成はもちろん無料ですがクレジットカードが必要になります。

deepl.com

登録が終了したら次はAuthKeyを取得します。

AuthKeyはアカウントページの一番下から、Authentication Key for DeepL API の部分にあります。

アカウントページ

curlのインストール

内部的にcurlを利用していますので、インストールしてください。

MacOSならbrewから入れられます。

brew install curl

deepl.vimのインストール

vim-plugを使う場合はvimrcに以下の1行を追加します。
設定には、deeplのFree用URLと先ほど取得したAuthKeyとキーマップを設定します。

.vimrc
Plug "ryicoh/deepl.vim"

" フリー版のエンドポイントを指定
let g:deepl#endpoint = "https://api-free.deepl.com/v2/translate"

" 先ほどコピペしたAuthKeyを指定
let g:deepl#auth_key = "00000000-0000-0000-0000-000000000000:fx"

" キーマップを指定。t => CTRL+j で日本語変換、t => CTRL+e で英語変換するように設定します。
vmap t<C-j> <Cmd>call deepl#v("JA")<CR>
vmap t<C-e> <Cmd>call deepl#v("EN")<CR>

翻訳したい英語をvで選択した後に、t を押して CTRL+j を押すと、選択部分が日本語に変換されます。
キーマップのtは、元々はf同様に横方向の1文字検索に使うのですが、
tのあとがCTRLを押しながらの場合は特に何もしないため、このマッピングにしています。
翻訳を意味するtranslationtjapanesejenglisheと覚えてください。

DeepL プロ版

プロ版を利用する場合は、エンドポイントを以下に設定してください。
プロ版の値段2022年1月現在で630円+従課金です。
1,000,000文字あたり2500円で、少しお高いような気も。。?

.vimrc
let g:deepl#endpoint = "https://api.deepl.com/v2/translate"
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