Vim初心者向けハンズオンガイド

2024/08/15に公開

Vim初心者向けハンズオンガイド

"Claude Sonnet 3.5"を利用して作成しています。
細かい説明はなく、どんどんコマンドを打ってなれるための資料です。

目次

  1. はじめに
  2. 演習用テキストの作成
  3. Vimの起動と基本
  4. 基本的な移動
  5. テキスト編集
  6. コピーと貼り付け
  7. 検索と置換
  8. 保存と終了
  9. まとめ

はじめに

このガイドでは、Vimの基本的なキーボード操作を学びます。実際の演習用テキストを使用して、各操作を練習していきましょう。

演習用テキストの作成

Vimを起動する前に、以下のコマンドを順番に実行して、演習用テキストファイルを作成します。ファイル名は vim_practice.txt とします。

echo "VIMは非常に強力なテキストエディタです。" > vim_practice.txt
echo "多くの機能を持ち、効率的なテキスト編集が可能です。" >> vim_practice.txt
echo "VIMを学ぶことで、生産性が大幅に向上するでしょう。" >> vim_practice.txt
echo "最初は少し慣れるのに時間がかかるかもしれません。" >> vim_practice.txt
echo "しかし、習得すれば他のエディタでは物足りなくなるはずです。" >> vim_practice.txt
echo "VIMには効率的なテキスト操作のためのコマンドがたくさんあります。" >> vim_practice.txt
echo "簡単に移動、コピー、貼り付け、削除ができます。" >> vim_practice.txt
echo "検索と置換の機能も非常に強力です。" >> vim_practice.txt
echo "練習を重ねれば、すぐにVIMの達人になれるでしょう!" >> vim_practice.txt
echo "The quick brown fox jumps over the lazy dog." >> vim_practice.txt
echo "VIM is a powerful text editor with many features." >> vim_practice.txt

これらのコマンドを実行すると、vim_practice.txt ファイルが作成され、内容が書き込まれます。

VIMの起動と基本

  1. ターミナルで以下のコマンドを入力してVIMを起動します:

    vim vim_practice.txt
    
  2. Vimの主なモードを理解しましょう:

    • ノーマルモード:デフォルトのモード。移動や編集コマンドを実行します。
    • 挿入モード:テキストを入力するモード。iキーで入ります。
    • ビジュアルモード:テキストを選択するモード。vキーで入ります。
  3. Escキーを押すと、どのモードからでもノーマルモードに戻ります。

基本的な移動

ノーマルモードで以下の移動コマンドを練習しましょう:

  • h: 左に移動
  • j: 下に移動
  • k: 上に移動
  • l: 右に移動
  • 0: 行の先頭に移動
  • $: 行の最後に移動
  • gg: ファイルの先頭に移動
  • G: ファイルの最後に移動

練習:各行の先頭と最後に移動してみましょう。また、ファイルの先頭と最後にも移動してみてください。

テキスト編集

  1. 単語の削除:

    • カーソルを "非常に" の上に置き、dwと入力して単語を削除します。
  2. 行の削除:

    • 2行目にカーソルを置き、ddと入力して行を削除します。
  3. テキストの挿入:

    • 任意の位置にカーソルを置き、iを押して挿入モードに入ります。
    • 新しいテキストを入力し、Escでノーマルモードに戻ります。
  4. 元に戻す/やり直す:

    • uキーで最後の操作を元に戻します。
    • Ctrl + rでやり直します。

コピーと貼り付け

  1. 行のコピー:

    • 3行目にカーソルを置き、yyでその行をコピーします。
    • pキーを押して、コピーした行を現在の行の下に貼り付けます。
  2. 複数行のコピー:

    • 3yyで3行をコピーし、別の場所にpで貼り付けます。
  3. 単語のコピー:

    • "テキスト" という単語の上にカーソルを置き、ywでコピーし、pで貼り付けます。

検索と置換

  1. テキスト検索:

    • /VIMと入力し、Enterを押してVIMを検索します。
    • nキーで次の検索結果に、Nキーで前の検索結果に移動します。
  2. テキストの置換:

    • :%s/VIM/Vim/gと入力し、Enterを押してすべての"VIM"を"Vim"に置換します。
  3. 最初にヒットした文字だけを置換:

    • ノーマルモードで /検索したい単語 と入力し、Enterを押して検索します。
    • n キーを押して、置換したい箇所まで移動します(必要な場合)。
    • :s//置換後の単語/ と入力し、Enterを押します。

    例:最初の「VIM」を「Vim」に置換する場合

    • /VIM と入力し、Enterを押します。
    • :s//Vim/ と入力し、Enterを押します。

    この方法では、直前の検索結果を利用して置換を行います。//の部分は直前の検索パターンを自動的に使用します。

    注意:この操作は現在の行内でのみ機能します。ファイル全体で最初にヒットした箇所を置換したい場合は、:1,%s/VIM/Vim/ のように範囲指定(1,%)を追加します。

保存と終了

  • :wと入力してEnterを押すと、変更を保存します。
  • :qでVimを終了します(変更がある場合は:q!で保存せずに終了)。
  • :wqで保存して終了します。

まとめ

これらの基本操作を繰り返し練習することで、Vimのキーボード操作に慣れることができます。定期的に新しいコマンドを学び、実践することで、VIMの効率的な使用方法を身につけられます。

このガイドを参考に、実際のテキストファイルで操作を試してみてください。慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、習得すれば大幅に編集効率が向上します。

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