Vim初心者向けハンズオンガイド
Vim初心者向けハンズオンガイド
"Claude Sonnet 3.5"を利用して作成しています。
細かい説明はなく、どんどんコマンドを打ってなれるための資料です。
目次
はじめに
このガイドでは、Vimの基本的なキーボード操作を学びます。実際の演習用テキストを使用して、各操作を練習していきましょう。
演習用テキストの作成
Vimを起動する前に、以下のコマンドを順番に実行して、演習用テキストファイルを作成します。ファイル名は vim_practice.txt
とします。
echo "VIMは非常に強力なテキストエディタです。" > vim_practice.txt
echo "多くの機能を持ち、効率的なテキスト編集が可能です。" >> vim_practice.txt
echo "VIMを学ぶことで、生産性が大幅に向上するでしょう。" >> vim_practice.txt
echo "最初は少し慣れるのに時間がかかるかもしれません。" >> vim_practice.txt
echo "しかし、習得すれば他のエディタでは物足りなくなるはずです。" >> vim_practice.txt
echo "VIMには効率的なテキスト操作のためのコマンドがたくさんあります。" >> vim_practice.txt
echo "簡単に移動、コピー、貼り付け、削除ができます。" >> vim_practice.txt
echo "検索と置換の機能も非常に強力です。" >> vim_practice.txt
echo "練習を重ねれば、すぐにVIMの達人になれるでしょう!" >> vim_practice.txt
echo "The quick brown fox jumps over the lazy dog." >> vim_practice.txt
echo "VIM is a powerful text editor with many features." >> vim_practice.txt
これらのコマンドを実行すると、vim_practice.txt
ファイルが作成され、内容が書き込まれます。
VIMの起動と基本
-
ターミナルで以下のコマンドを入力してVIMを起動します:
vim vim_practice.txt
-
Vimの主なモードを理解しましょう:
- ノーマルモード:デフォルトのモード。移動や編集コマンドを実行します。
- 挿入モード:テキストを入力するモード。
i
キーで入ります。 - ビジュアルモード:テキストを選択するモード。
v
キーで入ります。
-
Esc
キーを押すと、どのモードからでもノーマルモードに戻ります。
基本的な移動
ノーマルモードで以下の移動コマンドを練習しましょう:
-
h
: 左に移動 -
j
: 下に移動 -
k
: 上に移動 -
l
: 右に移動 -
0
: 行の先頭に移動 -
$
: 行の最後に移動 -
gg
: ファイルの先頭に移動 -
G
: ファイルの最後に移動
練習:各行の先頭と最後に移動してみましょう。また、ファイルの先頭と最後にも移動してみてください。
テキスト編集
-
単語の削除:
- カーソルを "非常に" の上に置き、
dw
と入力して単語を削除します。
- カーソルを "非常に" の上に置き、
-
行の削除:
- 2行目にカーソルを置き、
dd
と入力して行を削除します。
- 2行目にカーソルを置き、
-
テキストの挿入:
- 任意の位置にカーソルを置き、
i
を押して挿入モードに入ります。 - 新しいテキストを入力し、
Esc
でノーマルモードに戻ります。
- 任意の位置にカーソルを置き、
-
元に戻す/やり直す:
-
u
キーで最後の操作を元に戻します。 -
Ctrl + r
でやり直します。
-
コピーと貼り付け
-
行のコピー:
- 3行目にカーソルを置き、
yy
でその行をコピーします。 -
p
キーを押して、コピーした行を現在の行の下に貼り付けます。
- 3行目にカーソルを置き、
-
複数行のコピー:
-
3yy
で3行をコピーし、別の場所にp
で貼り付けます。
-
-
単語のコピー:
- "テキスト" という単語の上にカーソルを置き、
yw
でコピーし、p
で貼り付けます。
- "テキスト" という単語の上にカーソルを置き、
検索と置換
-
テキスト検索:
-
/VIM
と入力し、Enterを押してVIMを検索します。 -
n
キーで次の検索結果に、N
キーで前の検索結果に移動します。
-
-
テキストの置換:
-
:%s/VIM/Vim/g
と入力し、Enterを押してすべての"VIM"を"Vim"に置換します。
-
-
最初にヒットした文字だけを置換:
- ノーマルモードで
/検索したい単語
と入力し、Enterを押して検索します。 -
n
キーを押して、置換したい箇所まで移動します(必要な場合)。 -
:s//置換後の単語/
と入力し、Enterを押します。
例:最初の「VIM」を「Vim」に置換する場合
-
/VIM
と入力し、Enterを押します。 -
:s//Vim/
と入力し、Enterを押します。
この方法では、直前の検索結果を利用して置換を行います。
//
の部分は直前の検索パターンを自動的に使用します。注意:この操作は現在の行内でのみ機能します。ファイル全体で最初にヒットした箇所を置換したい場合は、
:1,%s/VIM/Vim/
のように範囲指定(1,%
)を追加します。 - ノーマルモードで
保存と終了
-
:w
と入力してEnterを押すと、変更を保存します。 -
:q
でVimを終了します(変更がある場合は:q!
で保存せずに終了)。 -
:wq
で保存して終了します。
まとめ
これらの基本操作を繰り返し練習することで、Vimのキーボード操作に慣れることができます。定期的に新しいコマンドを学び、実践することで、VIMの効率的な使用方法を身につけられます。
このガイドを参考に、実際のテキストファイルで操作を試してみてください。慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、習得すれば大幅に編集効率が向上します。
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