【Cavalryの基礎・入門】Basic Shape の Primitive Type別設定項目
前の記事で書いた通り、Basic Shape には数多くの種類(Primitive Type)がある。
- None
- Arc
- Arrow
- Capsule
- Cogwheel
- Ellipse
- Polygon
- Rectangle
- Ring
- Star
- Super Ellipse
- Super Shape
初期値はなぜか Polygon(多角形) の様子だけれど、ややこしくなるので上から順番に触れてみたいと思う。
None
なんのために用意されいるのか今のところ推測できない。とりあえず何の形も表示されずに見えなくなる。キーフレームも打てないので途中でNoneにして消すという操作のためでもなさそう。
追加の設定項目もなし。
Arc(円弧)
日本人には arch(アーチ) の方が耳馴染みがいいと思うけれど、違いがあるみたい。
まぁ虹のような形をイメージすればいいでしょう。
Outer Radius(外周)
外側の色がついている部分の大きさ(太さ)を指定。
Inner Radius より小さい値を指定すると逆側に裏返って大きくなる。
Inner Radius(内周)
内側の色がついていない、ドーナッツでいうところの穴の部分の大きさ(太さ)を指定。
Outer Radius と同じにすると色がついている部分が消える。
これらふたつを使って円弧の大きさが決まる。
もちろん基本設定の Scale でも大きさの変更は可能。
Start Angle(始まりの角度)
回転させてしまうとどちらが Start でどちらが End かはわからなくなるけれど、
End ではない方の端の角度を指定。
End Angle(終わりの角度)
Start Angleと同様。
Start Angle を 0° End Angle を 360° などとすると円になる。
Bezier(ベジェ)
ベジェ曲線のベジェ。カーブの描画でベジェを用いるか否かの指定のような気がするが、チェックの有無で違いが出ず、使い道や指定の有無での変化は今のところ不明。
Divisions(分割?)
Bezier にチェックが入っているとグレーアウトされていて選択ができない。ただし Bezier のキーフレームを打たれている場合は選択可能。
指定値は 0~50 の整数。
使い道や指定の有無での変化は今のところ不明。
Arrow(矢印)
いわゆる矢印。
Body Length
矢印の全長。Shape の Scale の X値 と同等。
Body Width
矢印の全幅。Shape の Scale の Y値 と同等。
First End
矢印の片方の先端をどのような形にするのかを指定可能。
- None
- Arrow
- Barbed
- Box
- Chevron
- Circle
ついているアイコンを見ればだいたいの形はわかるはず。
それぞれに大きさや幅などを指定できる項目が2~3個ずつあるけれど、難しくないので割愛。
Second End
First End とは逆側の先端も同じように指定が可能。
Capsule(カプセル)
カプセル型で通じるはず。
Radius
端の円弧の大きさを指定。Start と End で両端を個別に指定可能。
Mode
長さだけを指定できる Length と、X軸Y軸の指定を Start と End に指定できる Start/End がある。シンプルに操作するなら Length で、細かい動きや傾きをつけるなら Start/End かな。
Trim Ends
Stroke のところで出てきた Trim と同様な感じ。始点と終点の位置が変わる。
Bézier
なぜかアクセント記号がついているけれど、Bezier(ベジェ)と同じだと思う。
例によって違いがわからないけれど、チェックの有無で Trim Ends の滑らかさが変わるのは観測できた。
Edge Divisions
Arc の Divisions と同じことだと思うけれど、効果が不明。
Cogwheel
歯車で通じるはず。
Teeth
歯の数。3~無限だけれど120くらいで細かくなり過ぎて円になる。場合によってはArcよりもこちらを使った方が楽な場合もあるかもしれない?
Pitch Radius
ホイール部分の厚み、大きさ。大きくすると歯の部分は相対的に小さくなる。
Tooth Depth
歯の切込みの深さ、長さ。大きくするとホイール部分は相対的に小さくなる。
Tooth Width
歯の1本1本の太さ。
Taper
先細りという意味。I で根元の太さを、Oで先端の太さを指定可能。
Hole Radius
中心の穴の大きさ。無しにすることもできるし、極大・極小値を指定すれば歯車が反転する。
Midpoint Position
Stroke の Middle Length に似ている?歯の中央付近にある角張りの位置を調整できる。
全体を通じで派手に値を動かすと、歯車というよりも花の形を作れる感じがする。
Ellipse
楕円という意味。正円(真円)も楕円に含まれる。
Radius
半径の長さ。Wは横方向、Hは縦方向。一致させれば正円になり、ずれると楕円になる。
チェーンアイコンで連動させることが可能。
Semicircle
チェックを入れると半円にすることができる。
Bézier
不明。
Divisions
Arc の Divisions と同じことだと思うけれど、効果が不明。
Polygon
多角形を作る。デフォルトは五角形だけど Sidesの値を変更すれば三角形~三十二角形まで可能。
Radius
半径の長さ。Wは横方向、Hは縦方向。一致させれば正〇角形になり、ずれるとひしゃげた〇角形になる。
チェーンアイコンで連動させることが可能。
Sides
頂点の数。3~32まで指定可能。つまり三角形~三十二角形まで表現できる。
Divisions
Arc の Divisions と同じことだと思うけれど、効果が不明。
Rectangle
長方形。正方形も含む。角を丸くすることも可能なので正確には四角形をつくることに限定されてはいない。
Size
大きさ。Wで横幅、Hで縦幅の変更が可能。0~無限。
Corner Radius Mode
角丸の指定。All(全部一括)かIndividual(個別指定)かを選べる
Corner Radius
Corner Radius Mode が All の時の指定。200px四方の正方形の時、200を指定すると円になる。
Top Radii
Radiusじゃないのか?と思ったら、Radiusの複数形がRadiiというらしい。感覚的には逆に思える。
Lで左上の角を、Rで右上の角の丸みを個別に指定できる。
Buttom Radii
Lで左下の角を、Rで右下の角の丸みを個別に指定できる。
Chamfer
面取りという意味らしい。角丸を指定したうえでチェックを入れるとわかりやすい。
Edge Divisions
不明。
Vectorize
ベクター形式にするという意味だとは思うけれど、どのような時に必要なのかは不明。
Corner Divisions
Vectorize にチェックを入れると数値を変更できる。数が多いほど滑らかな外周になるが用途は不明。
―――――
Ring
リングで通じるはず。ドーナツ型の方がいいかもしれないが。
Outer Radius
外周の大きさ。
Inner Radius
内周、穴の大きさ。
Divisions
不明。0~50まで指定可能。
―――――
Star
星型。デフォルトは五芒星だけれど20個まで頂点を増やすことができる。そうなると既にStarなのかは疑問。
Radius
頂点を丸くするのかと思いきや、全体の大きさ、頂点へ向かう半径の大きさでした。
Use Inner Radius
チェックを入れると股の部分の角度を指定可能になる。
Inner Radius
鋭角にすれば針のように尖り、鈍角にすれば優しいトゲトゲになる。
Sides
頂点の数を指定可能。3~20まで。
Divisions
不明。0~50まで指定可能。
Use Individual Radii
個別にいずれかの半径を弄れるのかと思いきや、変化がわからず不明。
Super Ellipse
スーパー楕円という呼び方があるらしい。日本語にするときに超楕円とはならなかったのか。
Radius
全体の大きさ、頂点へ向かう半径の大きさ。
Push
言葉での表現が難しいけれど、凹んでいる円弧部分の大きさ、角丸の大きさを指定。
Bezier
不明。
Divisions
不明。
Super Shape
特別な形とでも言えばいいのか。デフォルトは花びらのような形です。
Radius
全体の大きさ、頂点へ向かう半径の大きさ。
Complexity
複雑性という意味らしいです。花びらの枚数が増減しますが、奇数だとおかしな感じになりますがそれを利用した形も作れる様子。
n1、n2、n3、a、b
ネーミングが難しかったのか、それぞれ花びらの太さや切れ込みの深さなどをを指定できます。
Divisions
不明。
Randomise
ボタンを押すたびにランダムな形を自動で作ってくれます。
思ったよりも多様な形が作れるみたいで、やろうと思えば Super Shape だけですべてのシェイプの形を再現できるのかもしれませんね。
以上が Basic Shape の Primitive Type で選択できる形ごとに用意されている属性について触ってみた結果です。
次は Basic Shape ではないタイプのシェイプをひとつずつ見て行こうと思います。
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