Moodleモバイルアプリを使用する
Moodleモバイルアプリ
学習管理システム(LMS)のMoodleは、WebブラウザーだけでなくiOSおよびAndroid端末の公式専用アプリからも利用できます。Moodleモバイルアプリは次のような特徴があります。
- モバイルアプリからもコースに掲載された資料や動画などを閲覧することができます。
- オフラインでもコースコンテンツを閲覧することができます。
- 小テストを受験したり、課題を提出したり、フォーラムに投稿したりすることができます。
- メッセージやイベントの即時通知を受け取ることができます。
- 進捗状況をチェックしたり、自分の成績表を閲覧することができます。
Moodleモバイルアプリで利用できる機能についてはこちらをご覧ください。
なかなか充実しています。モバイルアプリを使うと電車で移動中など、ちょっとした隙間時間に学習したり、テストを受けたりもすることができます。便利ですね。
Moodleサイト側の設定
ユーザーがモバイルアプリを利用できるようにするには、事前にMoodleサイト側で利用を許可しておく必要があります。Moodle 3.0以降で、httpsでアクセスするMoodleでは、モバイルアクセスがデフォルトで有効になっていますので、特に何も設定せずともモバイルアプリでアクセスできるはずです。
詳しくはこちらをご覧ください。
Moodleアプリのインストール
インストールしたいモバイルデバイスのブラウザーを使ってMoodleサイトにログインしましょう。
Moodle 3.4以降では、サイトの各ページのフッタまたはヘルプのポップアップの中に「モバイルアプリを取得する」リンクがあります。ユーザはここからモバイルアプリを入手します。
もしメニューが表示されない場合は、以下のURLから直接アクセスすることができます。
https://download.moodle.org/mobile
英語のページが表示されますが怯まなくて大丈夫。以下のアイコンを探して、自分が使用しているモバイル端末にあったアプリストアを選択してください。
インストールが完了すると以下のようなアイコンが表示されます。
Mobileアプリのアクセス設定
モバイルアプリがインストールできたら、いったんPCに戻り、ブラウザ経由でご自身のユーザーアカウントでMoodleにログインします。ログインしたら画面右上のユーザーアイコンをクリックして、「プロファイル」を選択します。
ユーザープロファイル画面には「モバイルアプリ」のセクションがあります。「QRコードを表示する」を選択しQRコードを表示させて待機します。
次に、モバイルデバイスでアプリをタップし起動します。「QRコードをスキャンする」をタップして、PCの画面に表示したQRコードを読み込みます。
QRコードをうまく読み込めたら、デフォルトのホーム画面が表示されます。あとはWebブラウザでのアクセスと同様に、コースを開いてコンテンツにアクセスすることができます。
次回以降はログイン認証は不要です。
オフライン機能について
Moodleアプリでは、あらかじめ必要な教材や課題をスマホにダウンロードしておけば、インターネット接続がない場所でも学習ができるようになります。ただし、オンライン環境と全く同じことができる訳ではなく、いくつかの制約があるので、特別な事情がない限りは基本的にはオンラインで利用することをお勧めします。
使い方
- 事前にダウンロードしておく：アプリで「雲のマーク」をタップすると、教材や課題をスマホに保存しておくことができます。
- オフラインで作業：保存した教材を見たり、課題に取り組んだりすることができます。
- あとで同期（アップロード）：インターネットに再接続すると、自動的にMoodleに書き込んだ内容や提出物が送信されます。
利用上の注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| ネットが必要なときもある | 最初に教材をダウンロードするときや、提出内容を送るときにはインターネットが必要です。 |
| 全部は保存できない | YouTubeなどの外部動画や、チャット・外部ツールなど一部の機能はオフラインでは使えません。 |
| 小テストは条件付き | オフラインで小テストを受けるには、教師が特別な設定をしている必要があります。 |
| 同期のタイミングに注意 | オフラインでやったことは、ネットに再接続したときに「まとめて」送られます。送信されるまでは教師には見えません。 |
| スマホの容量に注意 | 大きなファイルをたくさんダウンロードすると、スマホの容量がいっぱいになることがあります。 |
| バッテリーにも注意 | 同期やダウンロードには電池を使うので、充電も忘れずに。 |
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