【AWS入門①】AWSとは~クラウドサービスについて~
はじめに
Webサービスに関するインフラの知識不足の解消&クラウドサービスの世界シェア1位であるAWSの学習のため、YouTubeでAWSの学習動画やエンジニアに関する情報を提供している「くろかわこうへい」さんが開催する AWS CloudTech に参加しました。
学習を進める上で習得した技術情報を記載します。
気になる方は以下を参照してください。
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YouTubeチャンネル
くろかわこうへい【渋谷で働いてたクラウドエンジニアTV】 -
AWS学習サイト
AWS CloudTech -
AWS学習サイト紹介動画
- Twitter
くろかわこうへい@渋谷で働いてたクラウドエンジニア
注意点
基本的にAWSに関する内容を記載していきます。
ネットワークの基礎的な用語や少し専門的な用語は説明することもあるかもしれませんが、自分が必要と思った際にのみ記載します。
※気になったら調べてみましょう!
Webサービスとは
今この記事を読んでいるということはインターネットを利用したWebサービスを使用しているということはご存じだと思います。
インターネットブラウザ(IE、edge、Chrome etc.)を通して様々な情報をやり取りできるもの全てがWebサービスになりますね。
さて、当たり前のようにブラウザを使用してWebサービスを使用していますが、簡単に図で表すと以下の画像のようになります。
例としてブラウザでYouTubeの動画「【Ado】うっせぇわ」を見ることを例にする
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クライアント
自分のPC(ブラウザ)のこと。見たいWebページの情報をURLや検索ワードとして入力したり、Webページや検索結果を表示させる媒体。 -
リクエスト
クライアントからサーバーに対して「〇〇をください!」ってお願いすること。この場合だと、YouTubeのサーバーに 【Ado】うっせぇわの動画(正確にはWebページ)をくださいってお願いする情報だったり行為のこと。 -
サーバー
Webページの情報本体を持っているPCのこと。細かくは違うが目の前のPCと同じような構成のハイスペックな機器ってイメージでとりあえずは良いと思います。この場合だとYouTubeの動画をいっぱい持っていて、「【Ado】うっせぇわ をください!」ってお願いされたから「どうぞ!!」って送ってくれる媒体。 -
レスポンス
サーバーからクライアントに対して送られてくる情報だったり行為のこと。この場合だとYouTubeの動画「【Ado】うっせぇわ 」のWebページをブラウザに表示さえるための情報。
このサーバーは世界のどこかに物理的に存在し、インターネットを通して自分のPCやスマートフォンにサーバーの情報を持って来れます。
AWSが求められる理由
上記で「世界のどこかに物理的にサーバーが存在している」と記載しましたが本来Webサービス(Webページ)を作るためには物理的なサーバーを自分で用意してOSやミドルウェアなど構築する必要がありました。
サーバー構築には「本体の費用、構築工数、etc.」など莫大なお金と莫大な時間が含まれます。
また、サーバーの温度調整のための空調管理や物理的な管理をしてもらうためにデータセンターと呼ばれる場所に配置したり、外部からの攻撃を遮断するためのセキュリティ対策を行ったりと何かとやらなければいけないことが多くあります。
クラウド または クラウドコンピューティング とは上記のインフラ的な部分やミドルウェア部分、ソフトウェア部分を独自に持つ必要がなく、インターネットを使って各サービスを必要な時に必要な分だけ利用するものです。
簡単に言えばサーバーのレンタルですね。
AWSが世界シェア1位になる理由としては自由度の高さです。
世の中にクラウドサービスは多くありますが、機能の多様性や柔軟性は他のクラウドサービスと比べると群を抜いています。
様々な要件のWebサービスを実現でき、ユーザー数も多いためクラウドサービスといえばまずAWSという単語が出ることは珍しくありません。
ただし多様な使い方の半面、AWSの知識や技術を身に付ける難易度は決して低くはありません。
クラウドサービスのモデル
クラウドサービスにも区分があり、そのサービスがどこまで責任を持つかのモデルがあります。
IaaS
OSの選択からアプリケーションまでをユーザーが管理、設定を行うことができます。
AWSでは有名なEC2が該当します。
SaaS
アプリケーションとデータをユーザーが管理、設定を行うことができます。
仮想サーバを立て、OSに依存しなくて済むためデータ管理のアプリケーションがこのサービスに当てはまります。
AWSではDBとして使用するRDSが該当します。
PaaS
アプリケーションからインフラにおける全てが管理されているため、ユーザーとしては使用するだけになります。AWSではアプリケーションとして使用できるS3やCloud Watchなどが該当します。他にも有名なサービスだとGmailやGoogleDriveも当てはまります。
クラウドの中にも色々と区分けされていて、それぞれに該当するサービスがあるんだなー程度にイメージしてもらえれば大丈夫です。
今後AWSのサービスに触れて学んでいく中で、「このサービスでの自分の管理しなければいけない領域は〇〇~△△まで」のように自然と意識できるようになると思います。
AWSのデータセンター(ロケーション)
AWSはインターネットブラウザを使用してWebサービスを構築できますが、物理サーバーはAmazonのデータセンターに管理されています。
さらにAmazonのデータセンターは世界中に分散されています。
どこかのデータセンターで障害が発生した場合でもユーザーがサービスを継続できるよう冗長構成になっています。
AWS内では以下のような用語で区分けしています。
リージョン
世界中に分散されるAmazonのデータセンターが配置されている地域のことです。
AWSとして世界を複数のリージョンとして分割し、安全なサービスの提供ができるような仕組みになっています。
※2021年2月現在このようにリージョンが分かれています。
例えば、日本はアジアパシフィック(東京)というリージョンに含まれます。
アベイラビリティゾーン(AZ)
リージョン(地域)内に配置されるデータセンターのことを意味します。
例えば、アジアパシフィック(東京)リージョンは
- ap-northeast-1a
- ap-northeast-1c
- ap-northeast-1d
の3つのアベイラビリティーゾーンから構成されています
次回以降の記事について
AWSの基本的なサービスとサービスの実際の使い方を記載していきます。
AWSへの登録を行ってAWSのマネジメントコンソールを使用できる前提で進めていきますのでご注意ください。
前回の記事
なし
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