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プログラミングで分からないことが出てきたときの解決方法

2024/04/10に公開

「プログラミングを始めたけれど、分からないことが多すぎる。周りのみんなは忙しそうだから質問しづらいし、どうしよう…」

と思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。
未経験の方が初めてプログラミングをする場合、次から次へと分からないことが出てきます。分からないことについて、自身で調べてみることも重要ですが、調べても分からなければ、迷わず周りに質問しましょう。相談しなかった結果、仕事が止まってしまう方が、会社にとっては問題です。
ただ、単純に「分かりません」と言われてしまうと、質問された側は困ってしまいます。何が分からないのか把握して、質問するようにしましょう。

この記事では、プログラミングで分からないことが出てきたときの解決方法について、説明します。

分からないことは当たりまえ

最初に、自身の気持ちの解決から。分からないことに対して、
「周りはみんな分かっているのに、自分だけ分かっていないなんて…向いていないんじゃ…」
と、落ち込んでしまう方が多いようです。
そんなことはありません。ベテランのエンジニアも、最初は初心者でした。何も分からない状態からスタートしています。分からないことは当たりまえなので、1つ1つ解決していくことに注力しましょう。

何が分からないのか把握する

未経験のエンジニアにありがちなのは「分からないことが分からない」という状態です。慣れない仕事に取り組む場合、何が分からないのか言語化するのが難しいからです。
例えば、英語の授業やテストで行っていた英文読解は、分からない単語が複数出てくると、内容を理解することができないですよね。その文章を理解するためには、分かる単語と分からない単語を区別して、分からない単語を辞書で調べる必要があります。
プログラミングにおいても、まずは両者を区別して、分からない部分を把握しましょう。

まずは調べる

分からない部分を把握したら、解決するために手段を講じます。
すぐ周りの人に聞きたいのはやまやまですが、その前に自身で調べるクセを付けましょう。調べる手段として、主に以下3つがあります。

  • プログラムの設計書を読む
  • 社内のナレッジを確認する
  • インターネットで検索する

プログラムの設計書を読む

以下は新人エンジニアと、先輩エンジニアとの間でよく見られるやり取りです。
新人「◯◯のプログラムが分からないんです。」
先輩「◯◯の設計書には、何て書いてあった?」
新人「設計書は見てません」

そもそも、設計書が存在していることを知らない場合もありますし、設計書を読んでも分からない場合もあります。もし分からないのであれば、すぐに質問しても良いでしょう。
「◯◯のプログラムについて調べたいのですが、設計書はありますか?」
「◯◯のプログラムのここが分からないのですが、設計書の見方を教えてもらっても良いですか?」
多くの場合、設計書の雛形があって、そちらを見ることになるかもしれませんが、それでも一歩前進です。

社内のナレッジを確認する

ナレッジとは、業務や技術に関する知見をまとめたもので、たいていの会社には社内の専用ページやデータベースなど、何かしらの形で存在しています。特に業務が絡む内容の場合、後述のインターネット検索では有用な情報が見つからない場合が多いため、先に確認しましょう。

インターネットで検索する

プログラム言語の場合、世界中で多くの人が利用しているため、インターネットで検索すると答えがすぐに見つかることも多いです。そのため積極的に確認しましょう。よくある使い方としては、エラーが発生したときのメッセージを検索してみることです。一字一句が一致しなくとも、対象のエラー解決方法が出てくることは割とあります。
ただ、その答えが日本語で書かれているとは限らず、英語サイトにしかない場合もあります。Webブラウザには翻訳機能があるため、そちらを利用しながら内容を確認してください。

周りの人に質問する

自身で調べても分からなければ、周りの人に質問することになります。
質問する際の注意点としては、問題を解決したいという気持ちが強すぎるあまり、思いの丈をぶつけてしまうことです。
「◯◯が全然動かないんです!何を調べても出てこなくて!今週末までに終わらせないといけないのに…」

気持ちは分かりますが、問題を整理してから質問してください。主に以下の2点を伝えると良いでしょう。

  • 発生している問題
  • 問題解決のためにやったこと

発生している問題

問題が発生している状態というのは、本来の期待する結果に対し、現状がそのようになっていない状態です。そのギャップが分かるように質問しましょう。もし、エラーが発生していてログが出力されているのなら、そちらを共有するのも良いでしょう。

問題解決のためにやったこと

どのような試行錯誤を行ったかを説明しましょう。
前述のように調べているのであれば、その調査結果を伝えましょう。そうすることで、やるべきことはやったということが相手に伝わりますし、相手も同じ解決策を提示しなくて済みます。

それでも解決しなかったら

実際の仕事では、周りの人に質問しても、解決できないこともあります。その場合は、引き続き試行錯誤して解決の糸口を見つけていくしかありません。ただ、ここまで調べていれば、周りの人も手伝ってくれるでしょう。仮に、忙しくて手が回らなくても、応援してくれます。だから、頑張れ。

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