私がやってる、個人開発におけるアイデア出しのテクニック
はじめに
個人開発をしてみたい/しているけど、「良いアイデアが浮かばない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか? その悩みを解決するために、私が個人開発をする際に行っているアイデア出しのテクニックを3つ紹介します!
テクニック①エクスカーション法
エクスカーション法とは、「アイデアを出したいテーマ」と「ある、ものの特徴」をかけ合わせて発想を得る方法です。
例えば、「AIを使った新しいアプリケーション」を作るとします。(これがテーマです)
今回は、「ネコ🐈」の特徴とかけ合わせて、アイデアを出してみましょう。
テーマ×ものの特徴
(今回の例だと)AIアプリ×ネコの特徴
まずは、ネコの特徴を書き出します。
ネコの特徴
- よく眠る
- 運動神経がいい
- 警戒心が強い
- 綺麗好き
ざっとこんな感じでしょうか。
これらの特徴を「AIアプリ」とかけ合わせてみると、以下のアイデアが出ました。
浮かんだアイデア
- よく眠る → ユーザーの睡眠パターンをAIが詳細に分析し、睡眠の質を向上させるためのアドバイスや環境調整を行うアプリ
- 運動神経がいい → ユーザーの運動能力やフォームをAIが解析し、効率的な動きを実現するためのトレーニングメニューを提案するアプリ
- 警戒心が強い → 警戒心の強いAIと会話をして仲良くなることを目指し、上手なコミュニケーション方法を学ぶアプリ
- 清潔感がある → 部屋の汚れ具合や空気の状態をAIがセンサーでモニタリングし、 清潔な空間を保つためのサポートを行うアプリ
何かテーマを決め、それとは無関係なものの特徴と組み合わせることで発想を生み出すことができます。
ちなみに、かけ合わせるものでアイデアが思いつきやすいジャンルがあります。
かけ合わせおすすめジャンル
- 動物(例:ネコ、ゾウ、ラクダ)
- 職業(例:学校の先生、消防士、コンビニ店員)
- 場所(例:病院、北海道、ラーメン屋)
- 食べもの(例:ハンバーガー、アイス、牛丼)
もちろん、これ以外のジャンルでやってみるのもいいです。
ちなみに以前、私はAIアプリ×バーテンダー (職業) という発想でAIがオリジナルのカクテルを作ってくれるWebアプリを開発しました。よければご参考に👌
テクニック②逆設定法
逆設定法とは、アイデアを出したいテーマの常識の逆から発想を得る方法です。
例えば、「新しいSNSアプリ」を開発するとします。
まずは、SNSアプリの常識・当たり前のことを書き出してみましょう。
SNSアプリの常識
- 投稿がいつでもできる
- プロフィールを自分で編集できる
- 1度投稿したものは永遠に残り続ける
- お気に入りのユーザーをフォローできる
他にもいろいろあると思いますが、とりあえずこの4つをあげました。
これらの常識の逆を考えて、そこから発想してみます。
浮かんだアイデア
- 投稿をいつでもできる ⇔ 投稿が自分の好きなタイミングでできない
→投稿ボタンを押した後すぐには投稿されず、24時間以内のランダムなタイミングで投稿されるSNS。
いきなり通知が来て、そのタイミングじゃないと投稿できないSNS(BeRealがそうですが) - 自分でプロフィールを編集できる ⇔ 他人がプロフィールを編集する
→ 他人がプロフィールを勝手に編集するSNS。普段の投稿から、自分がどう思われているのかを知ることができる。 - 1度投稿したものは永遠に残り続ける ⇔ 投稿には期限がある
→ユーザーが投稿を行う際に有効期限を設定でき、指定した期間が過ぎると、自動的にその投稿が削除されるSNS。記録に残したくない鬱憤などを気軽に投稿できる。 - 文字や画像、動画が投稿できる ⇔ 画像しか投稿できない
→ユーザーは言葉ではなく、画像だけでコミュニケーションをとるSNS。非言語コミュニケーション能力の向上になるかも?
どうでしょう、いくつか面白そうなアイデアがあるのではないでしょうか?
逆転の発想で今までにはない見方をすることができます!
テクニック③AIに聞く
AIに聞くのも非常にいい手です。
正直、人間が考えるよりもいいアイデアを出してくれることが多いです。
ただ、AIに質問する際にも少しテクニックがあります。
アイデアを聞く際に、「新しいSNSのアイデアを出して」のようにそのまま聞いてもいいのですが、先ほどのテクニックを使ってアイデアを出すように聞いた方がより独創的なアイデアを出してくれます。
例えば、 「エクスカーション法を使って、SNS × サメでアイデアを出して」と聞いてみます。
↓ChatGPTの回答
面白そうなアイデアを出してくれました。
こんな感じで先ほど挙げたテクニックをつかって、AIに聞くのはとても効果的です。
##まとめ
以上、3つのアイデア出しのテクニックをご紹介しました。
少しでもお役に立てればうれしいです😊
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