ドメイン管理について
はじめに
本記事は、ポエムです。
2023/09 下記のニュースがありました。
NTTドコモが2021年にサービスを終了したウォレットサービス「ドコモ口座」のドメイン「docomokouza.jp」が、GMOインターネットのドメイン登録サービス「お名前ドットコム」にて出品されていた件
Twitterでも「金融系のサービスなので悪用されたら大変!」「ドメインが元々正規のモノなので、パスワードツールも正常と判断する場合があり危険」というTweet(post)を見かけました。
対策案
さて、ではどうすればよかったのか?
単純です。ドメイン更新を行い、ドメインを引き続き管理すること、です。
多少(ドメイン維持費/静的サイトホスティング)のコストはかかりますが、安全です。
「本サービスは2021年xx月xx日にサービスを終了しました。長年のご利用ありがとうございました」
と、お知らせを掲載、自社サービスサイトのTOPにリダイレクトでもすればよいのではないでしょうか。
ドメイン名の計画
そもそも、何かサービスを始める際にはドメイン名の設計/計画は大変重要です。
- example.comというドメインを持っている
- コーポレートサイトはwww.example.comです
というときに
- ウォレットサービスを展開するときにexamplekouza.comというドメインを取得/使用します
は「ちょっと待ったー!」となる(はず)
- kouza.example.com とサブドメインにする
- example.com/kouza/ とディレクトリを切る
という選択もあったのでは・・
ちょっといいなと思った例
こないだ、ちょうどよい例があったのでご紹介。
それが以下。
有名Youtuberさんがラーメン屋とコラボしたという企画のサイト。
ドメイン見てわかりますでしょうか?
これ、ペライチというサービスのサイトです。
ちなみに、ラーメン屋(ばんから)のサイトは https://hanaken.co.jp/ramen-bankara/ です。
これを見て「ちゃんとしてるなー」という印象を受けました。
- 企画モノ(恐らく数か月)のサイトを外注(と思われる)して、本体のサイトと分けている
- ヘタに新規ドメインなどを購入して使用していない
Youtuberさんの事務所なのか、ラーメン屋のサイト担当の方なのかはわからないですが、
いい仕事してるなーと感じました。
ドメイン名どうする問題
いろんな考え方があるかと思いますが、私としては、下記あたりかなぁと思います。
- ブランドや知名度
- 既に保持/使用しているドメインの管理
- 新規サイト構築する際は、既存ドメインとの関連はあるか
- いつまでサービスを継続するのか
例えば example.com というドメイン名を持った会社があったとして
- 既存事業はハウスメーカーです
- 今度、不動産も始めます
- 今度、金融事業を新規で始めます
- ECサイトも立ち上げます
というときは、こんなかんじかな
新規/既存 | 内容 | ドメイン案 |
---|---|---|
既存事業 | コーポレートサイト | www.example.com |
既存事業 | ハウスメーカー | example.com/house/ |
新規事業 | 不動産 | example.com/real-estate/ |
新規事業 | 金融事業 | finance-example.com |
新規事業 | ECサイト立ち上げ | example.com/ec/ |
ハウスメーカーと不動産は関連事業ということで同じドメイン。
金融事業は異業種への挑戦、のちのち分社化とかするかも?なのでドメインは分割。
ECサイトはサーバー管理はとりあえず既存事業と同じ部門がやる(という適当なストーリー)
感想&まとめ
ドメインどーする問題。結構難しいです。
大抵、すでにあるものを使い続けてるパターンが多いので、ドメインの統廃合とか一筋縄でいかないからです・・
また、今回の発端の件の解決策に 単純です。ドメイン更新を行い、ドメインを引き続き管理すること、です。 と書きましたが、
いつまで維持する?どう維持する?という新たな問題も浮上します(げげげ・・)
ぜひ、新規サイト立ち上げなどされる際は、気に留めてみてください。
「モノを作るときは、壊す(処分する)時のことも考えて」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考サイト
- example.com こんな記事を書くときに便利!
- 今回例に出させていただいたペライチさんのHP
- ちなみにZennで技術ブログも書かれています
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