起動中のEC2からAMIを取得する
実行中または停止したEC2インスタンスからAMIを取得したいと思います。
ここでは取得したAMI(東京リージョン)を別のリージョン(シドニーリージョン)に移行し、起動するまでの手順を記載します。
手順
1. AMIを取得したいEC2インスタンスを選択し、アクションメニューから「イメージとテンプレート」>「イメージの作成を選択」する。
今回は無料枠のマシンイメージである「Amazon Linux 2023 AMI」を指定したEC2インスタンス「SampleEC2Instance」を用意し、イメージを作成するようにします。
2. イメージの名前・説明を入力し、右下の「イメージを作成」をクリックする。
今回はお試しのため「再起動をしない」ようにしましたが、下記の注意が必要なようです。
「再起動しない」を選択した場合は、作成されたイメージのファイルシステムの整合性は保証されません。
3. EC2の「AMI」を開き、AMIが作成されていることを確認する。
作成して数分後には下記の通りAMIが作成され利用可能の状態になっていました。
4. AMIを別のリージョンにコピーする
AMIを選択し、「AMIをコピー」を選択する。
5. コピー後のAMIの名前を入力する。
今回はシドニーリージョンへコピーします。
この時オプションでタグのコピーやEBSスナップショットの暗号化も指定することができます。
6. コピー先のリージョンでAMIを確認する。
シドニーリージョンへ移動し、AMIを開くとコピーしたイメージが表示されていました。
7. コピーしたAMIを使ってEC2インスタンスを起動する。
「インスタンスを起動」すると、「アプリケーションおよびOSイメージ(Amazon マシンイメージ)」の「自分のAMI」にコピーしたAMIが表示されていることがわかります。
これを使ってインスタンスを起動すると、東京リージョンで起動していたEC2と同じAMIのインスタンスを起動することができます。
【メモ】スナップショットの自動生成
東京リージョンでのAMI作成、シドニーリージョンへのAMIコピーのどちらにもスナップショットが自動生成されていました。
スナップショットからインスタンスを起動することもできるので、誤ってAMIを削除してしまった場合はこちらから起動することもできそうです。
以上、実行中のEC2インスタンスからAMIを取得し、別リージョンにコピーして起動するまでの動作を確認しました。
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