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PFDを使って思考・手順を整理する
はじめに
みなさんは何か作業を行う際に、タスクと成果物、実施手順をどのように整理していますか。
箇条書きやマインドマップ、WBSなど様々な方法を用いられていると思いますが、今回は、
私がよく利用しているPFDを使って、タスクを整理する方法を紹介します。
PFDとは
PFD(Process Flow Diagram)
PFDは、清水吉男さんがプロセス改善を行う為に開発されたDFD(Data Flow Diagram)を改良したプロセス設計記法です。
非常にシンプルな記法なので、DFDを使った事のない方や非エンジニアの方でも利用できるツールになっています。
記法
利用シーン
PFDは個人レベルからチーム、プロジェクトまで規模を問わずシーンで利用できますが、私がこれまで利用してきたものを紹介します。
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開発
- ある程度の規模がある または複数人で行うタスク
記載例
- ある程度の規模がある または複数人で行うタスク
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テスト
- テスト計画の立案
記載例
- テスト計画の立案
PFDを使うことのメリット
‐ プロセス全体を見渡すことができる
- ゴールまでの道のりが見えることで、安心して作業に集中できる
- プロセスと成果物が作業に着手する前に明確になるので、認識の齟齬による手戻りを予防することができる
- 作業に対して、必要な入力情報が明確になる
- 作成した成果物の参照先が分かるので、成果物の目的が明確になり、質の向上が期待できる
- どこからも参照されない無駄な成果物を作成することを予防できる
- 最終成果物から逆算して記載してくことで、最短ルートのプロセスが定義できる
まとめ
冒頭でも記載したとおり、PFDは非常にシンプルな記法で、作成しやすく、理解もしやすいツールとなっています。
利用シーンも限定されないので、思考の整理にぜひ利用してみてください。
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