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Ubuntu同士でリモートデスクトップ接続を行う方法
はじめに
WindowsからUbuntuへのリモートデスクトップ接続に関する記事は多く見られますが、Ubuntu同士の接続方法についての情報は比較的少ないです。この記事ではUbuntu同士でリモートデスクトップ接続を行う手順について解説します。
環境
- GMKtec M5 PLUS (Ubuntu22.04)(クライアント側)
- Thirdwave Corporation XL7C-R36H (Ubuntu22.04) (ホスト側)
手順
1. XRDPとdbus-x11のインストール(クライアント側)
sudo apt update
sudo apt install xrdp
sudo apt install dbus-x11
2. 設定ファイルの修正(クライアント側)
sudo nano /etc/xrdp/startwm.sh
設定ファイルを下記のように変更する
# 既存の行をコメントアウト
#test -x /etc/X11/Xsession && exec /etc/X11/Xsession
#exec /bin/sh /etc/X11/Xsession
# 新しい行を追加
unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
unset XDG_RUNTIME_DIR
exec /etc/X11/Xsession
以上の設定により既存のデスクトップセッションと競合しないように環境をクリーンにしてから、新しいセッションを開始することが可能となる。
3. XRDPサービスの再起動(クライアント側)
sudo systemctl restart xrdp
4. Reminaのインストール(ホスト側)
sudo apt update
sudo apt install remmina
5. Reminaで接続する
左上の+ボタンを押す
Sever・Username・Passwordを入力する。
Severはipadressでも良いが、hostname.localでも可能。hostnameを調べたい時は
以下のコマンドで調べられる
hostname
その後、保存を押し保存された接続ファイルを押すと、無事にクライアント側のGUIにアクセスできる。
おわり
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