Microsoftのデータサイエンティスト認定資格DP-100を語る
はじめに
Microsoftのデータサイエンティスト認定資格DP-100に合格しました。
これから需要が高まる資格と見越して、勉強方法等を含め、関連情報を記事にしたいと思います。
試験に合格するとこんな認定証がもらえます
DP-100ってどんな資格?
Microsoftのデータサイエンティスト系の中級資格です。
試験に合格すると、MicrosoftよりAzure Data Scientist Associateの認定を受けることができます。
資格 | 対象 | 難易度 |
---|---|---|
DP-100 | データサイエンティスト | 中級 |
AI-102 | AIエンジニア | 中級 |
DP-900 | データサイエンティスト | 初級 |
AI-900 | AIエンジニア | 初級 |
問われるスキルは?
公式サイトによれば、データサイエンスと機械学習を適用して Azureで機械学習ワークロードを実装して実行するための専門知識が問われます。
スキル | 比率 |
---|---|
機械学習ソリューションの設計と準備 | 20 - 25% |
データの探索とモデルのトレーニング | 35 - 40% |
デプロイ用のモデルを準備する | 20 - 25% |
モデルのデプロイと再トレーニング | 10 - 15% |
ちなみに私のスペック
- 非エンジニア
- ゴリゴリ文系人間
- AZ-900、AI-900保有。AZ-104を勉強中。ただし、Azureを仕事で使っているわけではない。
- E資格を勉強中。機械学習・AIのモデル構築・デプロイ経験あり(趣味レベル)
勉強に使ったコンテンツ
1.Udemyの英語の問題集
あらゆる資格試験において、合格の鉄則は問題集(できれば過去問)を解くことです。
どのような問題が出題されるのか?を知らずして、試験を受けるのは無謀です。
しかしながら、DP-100の場合、2023年1月現在、日本語で市販されているテキストや問題集はありません。
問題集となると、唯一、udemyで英語版の問題集があるだけです。
したがって、まずは、udemyでこの英語版の問題集を購入して、試験問題を解いてみることをお勧めします。
2.Microsoft Learn
Udemyの問題集で出題のイメージを掴んだ後は、 Microsoft Learnの以下のラーニングパスを、細かいところまで、ひたすら学習することをお勧めします。DP-100について、唯一無二の日本語のテキストになりますし、少ないですが、「知識チェック」という名の問題もあります。
Azure Machine Learning を使用した機械学習ソリューションの構築と運用
Azure Databricks を使用した機械学習ソリューションの構築と運用
3.YouTubeチャンネル MicrosoftPartnerNetworkJapan
AzureMachineLearningやAzureDatabricksの具体的な内容を理解するのに、大変役に立ちます。
特にこのチャンネルにある「はじめてシリーズ」は、 Azure全般の機能やサービスの理解に大いに役立ちますのでお勧めです。
YouTubeのvideoIDが不正です
4.ハンズオン
クラウドサービスは実際に触ってみるのが一番です。
私自身はAI-900を勉強していた際に、Azureの無料期間を利用して、AzureMachineLearningを使って、実際にモデルを学習させたりしていたので、こちらの方は理解がありました。
一方、AzureDatabricksは触った経験がなく、触ろうとするとどれだけお金がかかるかわからなかったので、代わりに、本家本元のDatabricksの無料サービスを使って学習しました。
実際に触ってみると、クラスターやワークスペースの概念、Sparkのコードについて理解が進むと思います。
試験を無料で受けられる制度
Microsoftは年に数回、クラウドスキルチャレンジというプログラムを実施していて、これに応募して修了させると、もれなく対象試験が無料になります。
昨年はDP-100が対象試験に入っていて、私はこのおかげで試験を無料で受けることができました。
ちなみに普通に受験すると、20,000円以上かかります。
応募が始まるとTwitterなどで流れてくるので、見逃さないようにウォッチしていきましょう!
おわりに
これからの時代、データサイエンスやAIのスキルと、それを実装していくためのクラウドの知識は、非常に重宝されると思います。今後、メジャーになっていく資格だと思われますので、この分野に興味のある方は、是非とも、チャレンジしてみることをお勧めします。
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