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Minecraft Win10 (BE/統合版) で信号強度/チャンク境界表示、暗視のシェーダーを導入する

2022/11/06に公開約3,900字

はじめに

Minecraft Bedrock Edition (統合版/以下BEと表記) はRTXのレイトレーシングに対応するため描画エンジンをglsl/hlslから"Render Dragon"という独自のものに切り替えました。
これに伴い旧来のシェーダーは一切使えなくなり、信号強度、チャンク境界の表示、暗視も含む、従来のシェーダーは使えなくなってしまいました。
MojangはRender Dragonでもシェーダーの開発をサポートすると表明していますが、2022/11現在全く音沙汰がありません…

しかし、中国の方が描画エンジンのファイルを編集してシェーダーを開発するツール(MaterialBinTool)を制作してくださり、それを使ったシェーダーが公開されています。
Win10版で入れる方法に辿り着くのが大変だったので残しておきます。

シェーダーを適用した状態のスクリーンショット

ファイルの準備

必要なソフト、ファイルをダウンロードします。

IOBit Unlocker

中国(香港?)のIObit Information Technology社が無料で配布しているファイルのロックを解除するソフトです。

BE Win10 Edition はUWPアプリ(Microsoft Storeからインストールするソフト)なので、Windowsによって保護されていてファイルを編集するのは難しいです。
ファイル/フォルダの所有者や権限を変更したりrobocopyコマンドを使っても閲覧/削除はできても編集はできませんし、デュアルブートしたLinuxから編集しようとしてもフォルダが見えません。

このソフトで無理矢理ロックを解除して編集できますが、安全性に疑念があるようです。使用は自己責任でお願いします。

使用する場合、以下の公式サイトからダウンロードして、インストーラーの指示に従ってインストールしてください。
https://jp.iobit.com/pc-optimization-software/iobit-unlocker-free.html

Useless Shader

とてもUsefullなシェーダーです。
信号強度、チャンク境界を表示できます。また、暗視がついているバージョンもあります。

中国の方が開発してくださったもので、GitHubで公開されています。
https://github.com/OEOTYAN/useless-shaders

Releasesの"v.rd"から始まる最新のバージョン(2022/11/06時点ではv.rd.0.2)の"Assets"から、RenderChunk.material.zip(暗視なし)、または、RenderChunk_NightVision.material.zip(暗視あり)をダウンロードして解凍してください。

描画エンジンの編集

元ファイルのバックアップ

まず、描画エンジンの元ファイルをバックアップします。(しなくても構いませんが元に戻したい際、Minecraftを再インストールする必要があります)
C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.MinecraftUWP_[version]\data\renderer\materials\RenderChunk.material.bin をドラッグしてIOBit Unlockerに追加します。

解除の右のプルダウンから解除&コピーします。
IOBit Unlockerでバックアップする
「コピーしたオブジェクトの転送先フォルダを選択してください。」と表示されるので、適当な場所に保存してください。

元ファイルの削除

次に、元ファイルを削除します。
同様にファイルをIOBit Unlockerに追加し、解除の右のプルダウンから解除&削除します。
IOBit Unlockerで削除する

一度IOBit Unlockerを終了して再度起動してください。

シェーダーの適用

最後に、Useless Shaderのファイルを元のファイルを置き換えるようにコピーします。
ダウンロードして解凍したシェーダーから、\RenderChunk.material\Windows\RenderChunk.material.bin をIOBit Unlockerに追加します。
(暗視ありの場合は \RenderChunk_NightVision.material\Windows\RenderChunk.material.bin)

解除の右のプルダウンから解除&コピーします。
IOBit Unlockerでコピーする
「コピーしたオブジェクトの転送先フォルダを選択してください。」と表示されるので、C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.MinecraftUWP_[version]\data\renderer\materials を選択してください。

Minecraftの起動

以上でシェーダーの導入は完了です。
BEを通常通りの方法で起動してください。機能が反映されているはずです。
描画エンジンを直接編集しているので、シングル、マルチともに機能します。マルチサーバーなどで使用してBAN等されても責任は負いません。

他のシェーダー

同様にRender Dragon向けに開発されたシェーダーもこの方法で入れることができます。(複数のシェーダーは同時に使用できません)
シェーダーによっては編集する .material.bin ファイルが複数あることもあるので、全て削除してから移動するよう注意してください。(IOBit Unlockerは複数ファイルを同時に選択して操作できます)

Musk Rose RD

日本のRinさんが開発されたシェーダーです。Render Dragon導入前からこの方の他のシェーダーを使用していましたがとても綺麗です。

同様にReleasesからダウンロードできます。
Musk_Rose_RD_Base.mcpackも適用する必要があるので注意してください。
https://github.com/Rinloid/musk_rose_rd

参考

Elsa55さんの動画を参考に、というか全く同じことをしています。ありがとうございました。
英語ですが文章で分かりにくい部分があれば見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=qe7m0YRGHs8&t=279s

また、上記の動画は先程紹介したシェーダーの説明で見つけました。それまで何してもダメだったのでありがたい限りです…
(Android/iOS向けの解説動画のリンクもあります)
https://github.com/Rinloid/musk_rose_rd

最後に

何か分からない部分やエラーなどがあればできる限り対応しますのでコメントしてください。(私自身詳しくないのでできない場合もあります)

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