[超初心者向け!] TCP / IP トランスポート層を図でわかりやすく解説
はじめに
TCP / IP トランスポート層を初心者向けに図でわかりやすく解説してみました
この記事の対象者
・ネットワーク初心者
・インフラ初心者
目次
- ポート番号いるよね
- TCP
- UDP
物理層からみたい方はこちら
1. ポート番号いるよね
これまではデバイス間の話でした。
しかし、デバイス内でも様々なアプリケーションが動いており、どのアプリケーションに送るべきなのか送信元が指定する必要があります
そこでデバイス内のアプリケーションを識別するポート番号が必要です。
2. TCP
TCP とは送られたことを送信主に返答するプロトコルです。
しかしここで問題が生じます。送信先から返信がない場合、どのタイミングでもう一度送信するかという問題です。
ここではtimeoutという解決方法について説明します。
timeout について
timeout とは、決めた時間内に ack が戻ってこなかった場合にもう一度送信することです。
例えば timeout が 200ms と仮定した場合、送信先からの ack が 10ms 後だった場合はもう一度送りませんが 250ms だった場合は timeout を超えているため、もう一度送信する必要があります。
このように timeout があることによって、いつもう一度送るか否かを定義することができます。
3. UDP
UDP は送信先が送られたことを送信主に返答しないプロトコルです。
TCP / UDP スケジュール比較について
このように、TCP は時間がかかるけど信頼性は高い、UDP は高速だけど信頼性は低いのが特徴です。
TCP はメールなど、確実に相手に届いていることが求められるもの、UDP は動画配信など扱うデータがリアルタイム / 量が多いものに使われます。(いちいち ack を送っていたら配信が詰まってしまう可能性がありますよね)
まとめ
・ポート番号はデバイス内のアプリケーション識別のために必要
・TCP は送信先が送信主に返答をする
・UDP は送信先が送信主に返答をしない
最後まで見ていただきありがとうございました!
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