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OSC 2024 参加レポート

2025/02/23に公開

概要

OSC2024 day2(2/22 Sat)に参加してきました!

今回は以下のセッションを聴いてきました!

セッション名 主なテーマ
AI の進化で変わる開発手法 AI 駆動開発のトレンドと必要なスキル
日本語をどんどん知ったら、ますます英語が話せるようになりました 日本語と英語の言語構造の比較

※この記事は私の個人的なメモと参加した際に感じたことを簡潔にまとめたレポートになります。

AI の進化で変わる開発手法 - AI のトレンドと AI 駆動開発の始め方、これから必要となるノウハウを解説

ポジ:AI を活用できるエンジニアがこれから大きな貢献をしていく
ネガ:AI を使うエンジニアが仕事を奪う

今後必要なノウハウ:
トレンド理解 → 何をしていいか知る → 生かす

トレンド理解

2、3 週間のニュースでも多く、追うのが大変。
→ 分類する

  1. AGI 化:頭が良くなる
    • AI の性能が上がり続ける。o1: IQ133 → o3 ...
  2. 活動領域の拡張:AI エージェント → デジタル、AR、物理世界
    • 従来よりもアクセスできる領域が広がっている
    • 入力:音声、画像、いろんな形式(VR 入れると物理世界まで?ヒューマノイド)
    • 処理:AI が SW の DB、SaaS、ツール にアクセス
    • 例: Cursor, Muse, MR Apple Vision Pro, openai Sora, FigureAI のロボット
    • 重要:AI エージェント
      • SW との違いは自律的で柔軟
  3. 社会実装:現場に AI を実装
    • 研修、受託開発 → より実用的に
    • 重要:導入されない理由をなくす
    • 例:テキストよりもカメラ、音声にする=インターフェースを自然にする
    • j-mosi
  4. オープンソース(ウェイト)化
    • 基盤モデル(LLM、オープンウェイト)
    • OpenAI 独占から誰でもできるようにした
    • アプリレイヤーでも OSS として公開されている
      • 例:ReCline/RooCode/CoolCline などの派生モデル

整理

  1. オープン LLM→ 基盤モデルのコストがほぼ0に
  2. 社会実装ニーズ UP
  3. ドメインに合わせてカスタマイズ、運用する人材の価値 UP
  4. ニーズ → 開発を高速で回せる AI 駆動エンジニアの価値が上がる

AI 駆動開発

  • 従来よりも高速に開発できる
  • ニーズ →PM→ 複数のエンジニアではなく、ニーズ →AI 駆動エンジニアが複数の AI に指示を出す
  • ビジネスサイドと開発の距離が近い → 現場の声を広くカスタマイズしやすい →AI 時代のカスタマイズニーズに合致

必要な能力

  1. AI 情報収集力
    • ツールの種類
    • 使い方
    • 最新情報を追う
  2. 要件定義・設計力
    • ビジョンとニーズ
    • 正しい設計
      • AI はまだあまりできてない部分があって動くものだけ作れる状態だから
      • 保守、運用で微妙な場合がある
  3. 実践力
    • 実際に使ってみる
    • 使いながら理解する

AI 駆動開発スキルを身につける流れ

  1. 全体の流れを知る
    • point:ドキュメントをしっかり残す →AI が動きやすくなる
      • 必要な理由 → まともに実装するために必要なコンテキスト不足を解消するため
    • 文字起こし:ニーズ深掘り:tl;dv
    • 要件定義:Docs で PJT 管理:gpt, GEAR.indigo
    • 設計:Docs で PJT 管理:gpt, GEAR.indigo
    • 実装、テスト
  2. IT 基礎知識をつける
    • 要件定義や設計が出ても正しいかチェックできなくなるから
    • サーバ、OS の概念
  3. AI 情報収集を繰り返す(X がおすすめ
    • 情報収集と体得
    • 元木さん:神威開発者
    • tomoyuki さん:AI 社員
    • 熊井さん:AI 駆動開発

OSS 知見のある AI 駆動開発エンジニアの価値は?

  • ライセンス、サーバの知見が生きる
  • フルスクラッチか OSS か選定できる

+α:ブランド価値の向上

  • 技術での差別化が厳しくなる場合
  • 「この人だからお願いしたい」と思われることが重要
  • 資格、SNS、キャラ

エンジニアオワコン?

エンジニアが全ての仕事を奪っていくのではないか

大事:AI 情報収集+ IT 基礎知識+ブランド

LinuC Open Network

感想

最新トレンドを知れただけでなく、トレンドのカテゴライズや捉え方について
エンジニアリングをやっていく上での貴重なお話だったと思います。
内容として AI =脳という話があり、その認識はあったのですが、
個人的には人間をエンハンスする後付けのハードウェアに近いなとも思いました。

日本語をどんどん知ったら、ますます英語が話せるようになりました。

日本語で気づいたこと

  1. 主語、目的語を平気で省略する
    • 日本語をそのまま英語にしてもおかしいのは当然、、、
  2. 伝えたい言葉、重要な言葉は後回しに言う。先に言わない
    • 理解しづらい言語
    • 言葉は理解してもらうためにある。
    • 例:新幹線は、大雪の影響で 3 時間遅れている
      • 電光掲示板:新幹線 遅延 3 時間 大雪(こっちの方が伝わりやすい)
    • 例:告白 私はあなたが好きです
      • 英語:I love you, I'm in love with you

英語で気づいたこと

伝えたい言葉の優先順位通りに伝える。その後に補足する。
→ 日本語をそのまま英語にするのは難しい。

例)東海道新幹線 遅延  3 時間 大雪
英語にする → Toukaido bullet train is delayed for 3 hours due to heavy snow.
仮に delayed で切っても、時間気になって How mins とかになって会話になる。

日本語の特色

  1. 主語の言い方がバラエティ
    • 例:私は侍です。拙者は侍でござる、、、など
      • 英語: I'm Samurai.
  2. 男性の言い方、女性の言い方がある
    • 例:疲れるぜ、疲れるわ
      • 英語: I'm tired.

英語を理解するには、鍵は日本語にあるとわかった。
→ 単語、イディオムなどの意味が頭の中に入ってきた。
→ 趣味

それからの趣味

  1. BBC
  2. BBC learning English
  3. The Late Show by Stephen Colbert in New York.
  4. Thee dairy show in New York.
  5. Graham Norton show in London.
  6. Quotidien avec Yann Barthes in Paris.

大切なこと

言ってきた事がわからなかったら、の対応が怖くなくなった
何回も確認し合うことが大事。
こちらから確認することも大事。

Your saying is "~~~" right? (No なら説明してくれる)
What do you mean?

余談

「後で補足する」→ 直接一言で言っても後で補足、理由が必要になることも。
告白の場合は何回も一言+理由を言う笑

主語の訳し方 →He, She=彼、彼女じゃなくても良いんじゃないか

翻訳ソフトの罠:日本語のテキストだけだと読み取れない当事者同士か第三者同士で話している場合におかしくなる
(主語を省略するから)→ 翻訳後に見直しが必要

名前の呼び方:先に名前の理由は、その個人で唯一の名にあたる部分で、名字はグループだから。優先度が名前の方が高い。

活字の恐怖:絵文字、w を入れるが、英語にはない。

感想

常識に切り込んでいくスタイルで、トーク自体がすごく濃くて面白い内容でした。
英語を英語として捉えるのではなく、日本語と比較して捉えて
より英語の輪郭を浮き彫りにする、そんなトークでした。
実例も交えられていて、楽しかったです。

全体の感想

今回は OSS カンファレンスということで、駒沢大学さんにお邪魔させていただきました。
会場に入った場所から OSS カンファレンスの旗があったり、展示品があったりと
カンファレンスの雰囲気がありました。
それでいて親しみやすい雰囲気もあり、会場自体の居心地が良かったです。
内容もさることながら、運営の方々も面白く
片付けまで楽しく参加できたと思います。

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