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Vimのcコマンド(Change)とdコマンド(Delete)を解説する【解説動画付き】

2024/01/21に公開

記事の内容

Vimのcコマンド(Change)とdコマンド(Delete)について解説します。

記事の長さ

1分で読めます

cコマンド

Vimにおけるcコマンドは、文字を変更する際に利用します(Changeのc)。

cに続く様々なコマンドに合わせて、変更する文字の量を調整できます。

行の最後までを変更する (c$ or C)

c$コマンドを利用することで、ノーマルモードの状態で現在カーソルがある位置から行の最後までを変更できます。(大文字のCでも同じ挙動になります。 )

Vim

※同じように、c0コマンドを利用すると、現在カーソルがある位置から行の最初まで変更できます。

1単語を変更する (cw)

現在カーソルが選択している単語を変更する際に利用するコマンドがcwコマンドです。メソッド名の変更等、一塊のワードを変更できるので、とてもよく使います。

Vim

複数単語を変更する (c3w)

一つの単語だけではなく、複数の単語を同時に変更したい場合は、c3wc5wのようにcwの間に変更したい数字の数を入力します。

Vim

1行まるまる変更する (cc or S)

ccと入力すると、現在カーソルがある行全てを変更できます。カーソルの位置は関係なく全ての文字を削除して、行頭から入力が開始できます。(大文字のSでも同じ挙動になります。)

Vim

複数行まとめて変更する (3cc)

ccコマンドの前に数字を入力すると、その数字分の行数を一気に変更できます。3ccならば、3行。5ccならば、5行変更できます。

Vim

dコマンド

Vimにおけるdコマンドは、文字を削除する際に利用します(Deleteのd)

基本的には、cコマンドと同じような利用法です。違いとしては、削除するだけなので、dコマンドで文字を削除したとしてもノーマルモードからインサートモードへ切り替えが行われません。

行の最後まで削除する (d$ or D)

現在カーソルがある位置から、行の最後まで一気に削除するコマンドがd$です。(大文字のDでも同じ挙動になります。)

Vim

1単語を削除する (dw)

現在カーソルが選択している文字を削除するコマンドがdwコマンドです。Delete wordの頭文字です。jk

Vim

複数単語を削除する (3dw)

Deleteコマンドも複数単語を同時に削除可能です。3dwで3単語、5dwで5単語同時に削除します。

Vim

1行まるまる削除する (dd)

ccコマンドと同様に、ddコマンドを利用すると現在カーソルがある行が全て削除できます。

カーソルがある位置に関係なく1行まるまる削除を実行します。

Vim

複数行まとめて削除する (3dd)

ddコマンドも数字と組み合わせることで、複数行同時に削除が可能です。

3ddの場合3行、6ddの場合6行同時に削除を行います。

Vim

まとめ

cコマンドとdコマンドに関する解説を行いました。

Vimの使い初めの頃はこれらの基本コマンドに四苦八苦しますが、すぐに慣れていくので、ゆっくり覚えていきましょう。

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