Vimのcコマンド(Change)とdコマンド(Delete)を解説する【解説動画付き】
記事の内容
Vimのc
コマンド(Change)とd
コマンド(Delete)について解説します。
記事の長さ
1分で読めます
cコマンド
Vimにおけるc
コマンドは、文字を変更する際に利用します(Changeのc)。
c
に続く様々なコマンドに合わせて、変更する文字の量を調整できます。
行の最後までを変更する (c$ or C)
c$
コマンドを利用することで、ノーマルモードの状態で現在カーソルがある位置から行の最後までを変更できます。(大文字のC
でも同じ挙動になります。 )
※同じように、c0
コマンドを利用すると、現在カーソルがある位置から行の最初まで変更できます。
1単語を変更する (cw)
現在カーソルが選択している単語を変更する際に利用するコマンドがcw
コマンドです。メソッド名の変更等、一塊のワードを変更できるので、とてもよく使います。
複数単語を変更する (c3w)
一つの単語だけではなく、複数の単語を同時に変更したい場合は、c3w
やc5w
のようにc
とw
の間に変更したい数字の数を入力します。
1行まるまる変更する (cc or S)
cc
と入力すると、現在カーソルがある行全てを変更できます。カーソルの位置は関係なく全ての文字を削除して、行頭から入力が開始できます。(大文字のS
でも同じ挙動になります。)
複数行まとめて変更する (3cc)
cc
コマンドの前に数字を入力すると、その数字分の行数を一気に変更できます。3cc
ならば、3行。5cc
ならば、5行変更できます。
dコマンド
Vimにおけるd
コマンドは、文字を削除する際に利用します(Deleteのd)
基本的には、c
コマンドと同じような利用法です。違いとしては、削除するだけなので、d
コマンドで文字を削除したとしてもノーマルモードからインサートモードへ切り替えが行われません。
行の最後まで削除する (d$ or D)
現在カーソルがある位置から、行の最後まで一気に削除するコマンドがd$
です。(大文字のD
でも同じ挙動になります。)
1単語を削除する (dw)
現在カーソルが選択している文字を削除するコマンドがdw
コマンドです。Delete word
の頭文字です。jk
複数単語を削除する (3dw)
Deleteコマンドも複数単語を同時に削除可能です。3dw
で3単語、5dw
で5単語同時に削除します。
1行まるまる削除する (dd)
cc
コマンドと同様に、dd
コマンドを利用すると現在カーソルがある行が全て削除できます。
カーソルがある位置に関係なく1行まるまる削除を実行します。
複数行まとめて削除する (3dd)
ddコマンドも数字と組み合わせることで、複数行同時に削除が可能です。
3dd
の場合3行、6dd
の場合6行同時に削除を行います。
まとめ
c
コマンドとd
コマンドに関する解説を行いました。
Vimの使い初めの頃はこれらの基本コマンドに四苦八苦しますが、すぐに慣れていくので、ゆっくり覚えていきましょう。
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