Slidevのインストール方法と基本的な使い方
Slidev(読み方: スライディブ)はコンテンツとビジュアルの分離をコンセプトとした、開発者向けのスライド作成およびプレゼンテーションツールです。Markdownベースで簡単にスライドを作成することができます。また、プレゼンテーションモードでは、レコーディング機能やカメラビューもあります。
Slidevのインストール
Slidevを使うにはNode.js >= 14.0
が入っている必要があります。
Node.jsのバージョンの確認方法
node -v
または
node --version
npm
コマンドを使ってインストールすることができます。
npm init slidev
yarn
コマンドでもインストールすることができます。
yarn create slidev
以下のように表示されたら、プロジェクト名とパッケージマネージャを設定します。(チェック印のところ)
$ npm init slidev@latest
npx: installed 22 in 2.462s
●■▲
Slidev Creator v0.22.7
✔ Project name: … slidev-test
Scaffolding project in slidev-test ...
Done.
✔ Install and start it now? … yes
✔ Choose the agent › npm
以下のような表示が出たら、Slidevが利用可能です。
●■▲
Slidev v0.22.7
theme @slidev/theme-seriph
entry /home/loft/dev/slidev/slidev-test/slides.md
slide show > http://localhost:3030/
presenter mode > http://localhost:3030/presenter
remote control > pass --remote to enable
shortcuts > restart | open | edit
グローバルインストール
以下のコマンドを実行するとグローバルにインストールすることができ、どこでもslidev
コマンドを使えるようになります。
npm i -g @slidev/cli
スライドを開く
以下のコマンドでスライドを開くことができます。実行するとlocalhostが立ち上がります。
npm run dev
yarn
コマンドの場合は以下の通りです。
yarn run dev
スライドを作る
スライドは./slides.md
に記述していきます。Slidevでは拡張されたMarkdownで記述します。
SlidevのMarkdown記法は以下をご覧ください。
Slidev for Visual Stadio Code
エディタとしてVS Codeを使用する場合、拡張機能が提供されています。スライドの順序を入れ替えたり、折り畳み機能が使えたりし便利です。
プレゼンする
npm run dev
(もしくはyarn run dev
)で立ち上げたlocalhost上でプレゼンすることができます。
ナビゲーションバーの使い方は以下をご参照ください。
スライドをエクスポートする
スライドをエクスポートするにはPlaywright-chromium
をインストールする必要があります。
npm i -D playwright-chromium
以下のコマンドを使用してスライドをPDFにエクスポートします。
npm run export
Slidevをグローバルにインストールしている場合は、以下のコマンドでもエクスポート可能です。
slidev export
--format png
オプションを指定すると、各スライドをPNG画像として出力できます。
npx slidev export --format png
または(グローバルにインストールしている場合)
slidev export --format png
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