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Focus To-Do のすゝめ

に公開

はじめに

エンジニアとして働いていると、技術の進歩が早く、プライベートでも学び続ける必要性を感じることが多いのではないでしょうか。
私は SES の企業で働いているため、数年単位でプロジェクトが変わります。
そのため、異動先のプロジェクトで即戦力になれるよう、常日頃からメジャーなプログラミング言語や流行りのフレームワークを勉強し続ける必要があります。

しかし、上記のように意気込んで勉強を始めたとしても、すぐに挫折してしまう経験などありませんか?
私自身、今までプライベートでプログラミング言語や資格の勉強をしていても、モチベーションが続かなくて途中で挫折することが度々ありました。
「今日も勉強しようと思ったのに、気づいたら YouTube を見ていた...」
「自作アプリを作ろうと思いついてから早半年が経っているが、まったく作成が進んでいない...」

このような経験、皆さんにも覚えがあるのではないでしょうか?

原因の深掘り(なぜモチベーションが続かないのか)

なぜモチベーションが保てないのかを私なりに考えたところ、想定していた達成度と実際の達成度の乖離にあると結論付けました。
具体的には以下の 2 つの問題があります:

  • 自分が達成したいことに対して、何をすべきかが明確に分かっていない
  • 達成しようとする目標の全体像が大きすぎて、作業をしても本当に前に進んでいる気がしない

例えば、「React で Web アプリを作りたい」という目標があったとします。
しかし、実際に何から始めればよいのか、どのような順序で進めればよいのかが曖昧だと、作業をしても「本当に目標に近づいているのか?」という不安が生まれ、結果的にモチベーションが低下してしまいます。

Focus To-Do の紹介

このような不安を取り除くため、私はタスク管理アプリを使い始めました。
今までいくつものアプリを試してきましたが、その中で私が一番効果的だと感じたアプリがFocus To-Doです。

Focus To-Do とは?

Focus To-Do は、ポモドーロテクニックとタスク管理を組み合わせた生産性向上アプリです。タスクの管理から時間の計測、振り返りまでを一つのアプリで完結できる点が特徴です。
シンプルで直感的なデザインでありながら、タスク管理に必要な機能を網羅しており、スムーズなタスクの作成・編集・削除ができます。
Focus To-Doのタスク作成画面

対応デバイス

  • iOS
  • Android
  • Windows
  • Mac
  • Web 版

デバイス間でのデータ同期

Focus To-Do の大きな魅力の一つが、複数デバイス間でのデータ同期機能です。
アカウントを作成することで、スマートフォン、タブレット、PC 間でタスクや作業時間などのデータが自動的に同期されます。
これにより、以下のような使い方が可能になります:

  • 通勤中はスマートフォンでタスクを確認・追加
  • 自宅の PC で本格的な作業を実行
  • 外出先ではタブレットで学習を継続

料金体系

  • 基本機能:無料
  • プレミアム機能:月額プランまたは永久プランあり
  • 無料版でも十分に使える機能が揃っているため、まずは無料版から始めることをおすすめします

具体的な機能と効果

プロジェクトごとのタスク分類

Focus To-Do では、大きな目標をプロジェクトとして設定し、その下に具体的なタスクを分類して管理できます。
これにより、「何をすべきか分からない」という問題を解決できます。

例:「React 学習」プロジェクト

  • React 基本概念の学習
  • チュートリアルの実行
  • 簡単なコンポーネント作成
  • 状態管理の学習

さらに、私が Focus To-Do の魅力の一つとして感じているのは、タスク作成時に見積時間を設定できる点です。
見積時間の設定画面

見積時間を設定することで、「この勉強はあと何時間必要か」が可視化され、
学習計画を立てやすくなります。また、実際にかかった時間と比較することで、
自分の見積精度を向上させることができ、今後のスケジュール管理にも役立ちます。
最初は見積時間と実績にかなりの乖離が発生してしまいますが、この作業を続けることで徐々に乖離が少なくなり、見積精度が向上していきます。

ポモドーロタイマーによる時間測定

25 分の集中時間と 5 分の休憩時間を繰り返すポモドーロテクニックを簡単に実践できます。
タスクごとに作業時間が記録されるため、自分がどの作業にどれくらい時間をかけているかを把握できます。
計測画面

レポート機能

日別、週別、月別の作業時間やタスクの完了状況をグラフで確認できます。
自分の学習パターンや生産性の傾向を客観的に把握することで、改善点を見つけやすくなります。
計測画面

実際の使用体験

ポモドーロタイマーによる集中力の維持

25 分という短い時間設定により、「とりあえず 25 分だけやってみよう」という気持ちでタスクに取り組むことができます。実際にタイマーが動いている間は、他のことに気を取られにくくなり、集中力が格段に向上しました。

レポート機能による進捗の可視化

以前は「今日も何も勉強できなかった...」と落ち込むことが多かったのですが、レポート機能により実際の作業時間が可視化されることで、「少しでも進んでいる」という実感を得られるようになりました。

プロジェクト分類の効果:大きな目標を小さなタスクに分解できた体験

以前、「自作アプリを作る」という漠然とした目標で挫折した経験がありました。Focus To-Do を使い始めてからは、この目標を以下のように分解できました:

プロジェクト:「タスク管理アプリの開発」
├── 要件定義(機能一覧の作成)
├── UI/UX デザイン(画面設計)
├── 技術選定(React + Firebase)
├── 環境構築
├── 基本機能の実装
│ ├── タスク追加機能
│ ├── タスク一覧表示
│ └── タスク編集・削除機能
└── デプロイ・公開

このように細分化することで、「今日は UI/UX デザインを 30 分だけやろう」といった具体的な取り組みができるようになり、継続的に進められるようになりました。

まとめ

Focus To-Do は、以下の 3 つの機能により、学習のモチベーション維持を強力にサポートします:

  1. プロジェクト分類:大きな目標を小さなタスクに分解し、何をすべきかを明確化
  2. ポモドーロタイマー:短時間集中により取り組みやすさを向上
  3. レポート機能:進捗の可視化により達成感を実感

「勉強が続かない」「目標が大きすぎて何から始めればよいか分からない」という悩みを抱えている方は、まずは 1 つのプロジェクトから Focus To-Do を試してみてはいかがでしょうか。
無料版でも十分な機能が使えるので、リスクなく始めることができます。25 分という短い時間から、新しい学習習慣を築いていきましょう。

継続的な学習で、エンジニアとしてのスキルアップを実現していきましょう!

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