1トレードのリターンをRとする。各トレードのリターンは独立であるとする。レバレッジは固定とする。
このとき、レバレッジを調整して対数効用を最大化したい。レバレッジをlとすると
\mathbb{E}[\log(1+lR)] = l\mathbb{E}[R] - \frac{l^2}{2}\mathbb{E}[R^2] + \frac{l^3}{3}\mathbb{E}[R^3] - \frac{l^4}{4}\mathbb{E}[R^4] + O(R^5)
最初の二項を見ると、レバレッジはl=\mathbb{E}[R]/\mathbb{E}[R^2]とするのが良さそう。これはRが正規分布に従うときに最大になる値である。
いわゆる「コツコツドカン」は\mathbb{E}[R^3]が小さく、\mathbb{E}[R^4]が大きくなりがちなので、レバレッジ効率は悪くなる。
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