【初心者向け】Macのターミナルコマンドをまとめてみた
はじめに
こんにちは!
コマンドをスラスラ書けるかっこいいエンジニアになりたい、POCOです🐶🍵
これまでWindowsを使っていた私ですが、最近ついにMacに乗り換えました。
新しい環境にワクワクしている反面、コマンド周りにはまだ少し不安も・・。
そこで、これまで使ってきたコマンドを整理しつつ、備忘録として記事にまとめてみることにしました。
同じようにMacに移行したばかりの方や、これから使いこなそうとしている方の参考になれば嬉しいです。
開発環境
Mac
本文
日常的に使うコマンドの中で、特に覚えておくと便利だと感じた基本的なコマンドを紹介します。
これらをマスターすることで、作業がよりスムーズに進むようになります。
コマンド集
cdコマンド
ディレクトリの移動をする。
$ cd hana.txt #指定のファイル(hana.txt)に移動
$ cd .. #一つ上の階層に移動
$ cd ~/ #ホームディレクトリに移動する
lsコマンド
カレントディレクトリのファイル一覧(list)を表示する。
$ ls ochaken #カレントディレクトリ(ochaken)のファイルの一覧表示
$ ls -laG ochaken #カレントディレクトリ(ochaken)のファイルの一覧および詳細情報を表示
pwdコマンド
カレントディレクトリのパスを表示する。
$ pwd
mkdirコマンド
ディレクトリを新規に作成する。
$ mkdir ochaken #ディレクトリ(ochaken)を作成
touchコマンド
ファイルを新規に作成する。
$ touch chai.txt #ファイル(chai.txt)を作成
rmコマンド
ファイルを削除する。
$ rm ryoku.html # ファイル(ryoku.html)を削除
$ rm -r ochaken #ディレクトリ(ochaken)を削除
$ rm -rf ochaken #ディレクトリ(ochaken)の中身を確認せず強制的に削除
historyコマンド
ターミナルを起動して現在まで入力したコマンドを表示する。
デフォルトでは最大16件まで表示されます。
$ history
treeコマンド
プロジェクトのディレクトリ構造をツリー上で表示する。
$ tree
aliasコマンド
よく使うコマンドが長くて入力が面倒な場合、コマンドに別名(エイリアス)を登録して、
別名で簡単に実行できるようにすることで作業効率が大幅に向上します。
$ alias ll="ls -laG" # コマンド(ls -laG)に別名(ll)を登録
whichコマンド
指定したコマンドのPathを表示する。
$ which python # pythonコマンドのPathを表示
envコマンド
システムに設定されている環境変数を表示する。
$ env
ifconfigコマンド
通信に関わる情報(IPアドレスやサブネット等々)の表示および設定をする。
$ ifconfig
echo コマンド
文字列やコマンドの実行結果を表示する。
以下は、システムに設定されている環境変数のパスを表示する例です。これにより、コマンドがどのディレクトリから実行されるかを確認でき、パスの設定や管理に役立ちます。
$ echo $PATH #環境変数のパス表示
codeコマンド
VisualStadioCode(以下、VScode)をインストールしている場合、便利なコマンドです。
$ code #VScode起動
$ code #カレントディレクトリからVScodeを起動
$ code ochaken/ron.py #指定ディレクトリ(ochaken)の指定ファイル(ron.py)をVScodeで開く
lnコマンド
シンボリックリンクを作成する。シンボリックリンクは、任意のフォルダやファイルに別名をつけてリンクとして登録します。例えば、バージョン管理を意識せずに設定できる場合に便利です。
以下のコマンドは、python3というコマンドに対して、pythonという名前でシンボリックリンクを作成する例です。
# ln -s リンク元のファイル名(python3) 登録するファイル名(python)
$ ln -s /Users/ochaken/.homebrew/bin/python3 /Users/ochaken/.homebrew/bin/python
実行結果を確認してみると、登録するファイル名(python)がリンク元のファイル先(python3)を参照していることがわかります。
$ ll # ファイル一覧詳細表示(一部抜粋)
lrwxr-xr-x 1 ochaken staff 33 11 21 20:42 python -> /Users/ochaken/.homebrew/bin/python3
但し、リンク元の複製ではないため、リンク元の設定が変わると壊れたリンクとなり、参照できなくなるので注意する必要があります。
その他(便利な機能等々)
システムに環境変数のPathを追加したり、コマンドのエイリアスを設定したにもかかわらず、次回ターミナルを起動するとその設定が消えてしまうことがあります。こうした場合、.zshrc ファイル
を作成し、VSCodeなどのエディタで設定を記述しておけば、次回ターミナルを起動した際に、あらかじめ設定したPathやエイリアスが自動的に適用されるようになります。
以下は、.zshrcファイル
の記入例です。
# sam command Path
PATH=$PATH:/Users/Ochaken/aws-sam-cli
# listの詳細を表示
alias ll="ls -laG"
筆者のMacはzshなので.zshrc ファイル
を使っておりますが、bashを使っている場合は、~/.bash_profile
に記述してください。
最後に
本記事は定期的に更新していく予定です。
・2024/11/22 whichコマンド、lnコマンド追記
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