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CrostiniでChromOSのChromeを使う

2024/03/06に公開

Chromebookでは手軽にLinux環境を使うことができます。
普通にWSLに劣らない仮想環境だし、なんだかんだいって十分に開発ができる環境も構築できます。

ただ、一つ問題が。
ChromeOS側のChromeを使う方法はあまり知られていません。(たぶん)
なので、この方法をお探しの人の役に立てれば幸いです。

手順

まずLinux開発環境(以降, crostiniと呼びます。)では、garcon-url-handlerというコマンドを使ってブラウザを開くことができます。

garcon-url-handler https://zenn.dev

これで、簡単にcrostiniからChromeOSを開くことができました🎉

...知ってます。そんなことしても役に立たない
CLI等のアプリから開く方法を知りたいと、
そういうことですよね?(知らんけど)

ここで便利なのが、環境変数に入れるということです。

環境変数に入れる

とにかく、$BROWESER/usr/bin/garcon-url-handlerをいれましょう。(デフォルトで入ってるかもだけど)

export BROWSER="/usr/bin/garcon-url-handler"

Vite[1]や、github-cli[2]では$BROWSERを参照してブラウザを開いてます。

しかし、世の中にはそもそもLinuxだからと勝手に判断してxdg-openとかでブラウザを開くアプリケーションも存在します。例えば、lazygit
lazygitは下のように設定すればOKです。

~/.config/lazygit/config.yml
os:
  openLink: "$BROWSER {{link}}"

おまけ

ちなみに、fish-shell(愛用してます)では、$BROWSERではなくgarcon-url-handlerを叩いてるとか激アツですね!!
https://github.com/fish-shell/fish-shell/blob/80133c4bc65b33ac27ede72c929eeb9a8e64a9f0/share/functions/help.fish#L175-L180
というわけで、fish-shellでhelp functionと打つと、ChromeOSのChromeが起動します。
これぞuser-friendly

ともかくこのPRに感謝です。

おわりに

というかみんなCrostini使おうね!!!!!!!!!

脚注
  1. Viteの該当箇所 ↩︎

  2. github-cliの該当箇所
    多分これで合ってる ↩︎

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