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ディープラーニングG検定を受けてみた!受験体験と学習ポイントのまとめ

に公開

こんにちは。今回は私が受験した ディープラーニングG検定(ジェネラリスト検定) について、概要から勉強方法、受験した感想までまとめて共有します。


G検定とは

G検定(ジェネラリスト検定) は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する検定で、

ディープラーニングの基本知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力を有しているか

を問う試験です。

つまり、ディープラーニングを広く理解し、ビジネスへの応用方針を考えられる人を対象にしています。

🔗 [日本ディープラーニング協会(JDLA)公式サイト]


受験料

区分 金額(税込)
一般 13,200円
学生 5,500円

合格率と難易度

最近の合格率は 70〜80%程度 で推移しています。
一見高く感じますが、次の3つの理由から 難易度は決して低くありません。

難易度が高い理由

  1. 現役エンジニア受験者が合格率を引き上げている
  2. 出題範囲が非常に広い(AI倫理・数理統計・機械学習など)
  3. 問題数が多く、時間配分がシビア

過去問が公開されていないため、学習しづらさもあります。

合格率の推移
引用:JDLAニュースリリース(2025年9月22日)


試験概要

  • 受験形式:オンライン(自宅受験可)
  • 試験時間:120分
  • 問題数:現在は 160問前後
  • 開催回数:年6回(基本は土日開催)
  • 応募資格:制限なし

試験のUIが良く、未回答・見返したい問題が一目で分かる設計でした。


2026年の開催スケジュール

年間6回開催されていますが、2026年は一部イレギュラーな日程もあります。
受験を検討している方は、公式発表を事前に確認しておきましょう。

2026年開催スケジュール


不合格だった場合

もし不合格だった場合でも、2年以内の再受験であれば受験料が半額になります。
めげずに再挑戦してみましょう!


勉強時間の目安

目標 勉強時間の目安
とりあえず合格ライン(50%+運) 約30時間
安定して6割 約50時間
7割以上を目指す 約70時間

勉強開始時期としては、1〜3か月前から始める人が多いようです。


出題範囲

出題範囲は以下の8カテゴリに分かれます。

  1. 人工知能とは
  2. 人工知能をめぐる動向
  3. 人工知能分野の問題
  4. 機械学習の具体的手法
  5. ディープラーニングの概要
  6. ディープラーニングの手法
  7. ディープラーニングの社会実装に向けて
  8. 数理・統計

詳しいシラバスについては以下のページに記載があります。


勉強方法

合格者がよく使う教材は以下の通りです。
私は【①公式テキスト】のみ使用しましたが、【①+② or ③】の組み合わせが定番です。

種類 書籍タイトル
深層学習教本(日本ディープラーニング協会監修)
公式問題集
各種模試サイト(Web問題集など)


受験してみた感想

  • 試験ページのUIが分かりやすく、後で見直しやすい
  • 法律や時事問題は簡単め(例:フェイクニュース関連)
  • 実装系は「PoC(概念実証)」に関する問題が出題
  • テキストの細かい部分まで問われる(赤字以外の記述も出題)
  • 公式テキスト外の統計問題も出たので、シラバスを軸に補完学習がおすすめ

G検定を受けるメリット

  • ディープラーニングを体系的に学べる
    → AI分野に挑戦する入門資格として最適。

  • 基礎知識を社内外にアピールできる
    → AI活用を考えられる人材として評価されやすい。

  • 合格証バッジがもらえる
    → 名刺やSNSでスキルを示すことができる。
    → 合格者限定コミュニティへの参加も可能。

  • AI推進の「橋渡し役」として活躍できる
    → 社内のPoC企画やAI導入検討などに携われる。

  • コスパが高い資格
    → 独学1〜2ヶ月・13,200円で実務に直結する知識が得られる。

💬 ちなみに、私の所属するレトリバでは全員がG検定保持者
入社時に持っていると有利に働くケースもあります。


まとめ

項目 内容
試験形式 オンライン(自宅受験)
問題数 約160問(120分)
合格率 約70〜80%
費用 13,200円(税込)
学習時間目安 30〜70時間
メリット AI基礎の体系的理解・キャリアアップ・社内外アピール

G検定は、AIを「作る」人だけでなく、AIを「理解し使う」人にとっても価値の高い資格です。
興味のある方は、次回の開催をチェックしてみてください!


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