ディープラーニングG検定を受けてみた!受験体験と学習ポイントのまとめ
こんにちは。今回は私が受験した ディープラーニングG検定(ジェネラリスト検定) について、概要から勉強方法、受験した感想までまとめて共有します。
G検定とは
G検定(ジェネラリスト検定) は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する検定で、
ディープラーニングの基本知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力を有しているか
を問う試験です。
つまり、ディープラーニングを広く理解し、ビジネスへの応用方針を考えられる人を対象にしています。
🔗 [日本ディープラーニング協会(JDLA)公式サイト]
受験料
| 区分 | 金額(税込) |
|---|---|
| 一般 | 13,200円 |
| 学生 | 5,500円 |
合格率と難易度
最近の合格率は 70〜80%程度 で推移しています。
一見高く感じますが、次の3つの理由から 難易度は決して低くありません。
難易度が高い理由
- 現役エンジニア受験者が合格率を引き上げている
- 出題範囲が非常に広い(AI倫理・数理統計・機械学習など)
- 問題数が多く、時間配分がシビア
過去問が公開されていないため、学習しづらさもあります。
試験概要
- 受験形式:オンライン(自宅受験可)
- 試験時間:120分
- 問題数:現在は 160問前後
- 開催回数:年6回(基本は土日開催)
- 応募資格:制限なし
試験のUIが良く、未回答・見返したい問題が一目で分かる設計でした。
2026年の開催スケジュール
年間6回開催されていますが、2026年は一部イレギュラーな日程もあります。
受験を検討している方は、公式発表を事前に確認しておきましょう。

不合格だった場合
もし不合格だった場合でも、2年以内の再受験であれば受験料が半額になります。
めげずに再挑戦してみましょう!
勉強時間の目安
| 目標 | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| とりあえず合格ライン(50%+運) | 約30時間 |
| 安定して6割 | 約50時間 |
| 7割以上を目指す | 約70時間 |

勉強開始時期としては、1〜3か月前から始める人が多いようです。

出題範囲
出題範囲は以下の8カテゴリに分かれます。
- 人工知能とは
- 人工知能をめぐる動向
- 人工知能分野の問題
- 機械学習の具体的手法
- ディープラーニングの概要
- ディープラーニングの手法
- ディープラーニングの社会実装に向けて
- 数理・統計
詳しいシラバスについては以下のページに記載があります。
勉強方法
合格者がよく使う教材は以下の通りです。
私は【①公式テキスト】のみ使用しましたが、【①+② or ③】の組み合わせが定番です。
| 種類 | 書籍タイトル |
|---|---|
| ① | 深層学習教本(日本ディープラーニング協会監修) |
| ② | 公式問題集 |
| ③ | 各種模試サイト(Web問題集など) |


受験してみた感想
- 試験ページのUIが分かりやすく、後で見直しやすい
- 法律や時事問題は簡単め(例:フェイクニュース関連)
- 実装系は「PoC(概念実証)」に関する問題が出題
- テキストの細かい部分まで問われる(赤字以外の記述も出題)
- 公式テキスト外の統計問題も出たので、シラバスを軸に補完学習がおすすめ
G検定を受けるメリット
-
ディープラーニングを体系的に学べる
→ AI分野に挑戦する入門資格として最適。 -
基礎知識を社内外にアピールできる
→ AI活用を考えられる人材として評価されやすい。 -
合格証バッジがもらえる
→ 名刺やSNSでスキルを示すことができる。
→ 合格者限定コミュニティへの参加も可能。 -
AI推進の「橋渡し役」として活躍できる
→ 社内のPoC企画やAI導入検討などに携われる。 -
コスパが高い資格
→ 独学1〜2ヶ月・13,200円で実務に直結する知識が得られる。
💬 ちなみに、私の所属するレトリバでは全員がG検定保持者。
入社時に持っていると有利に働くケースもあります。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | オンライン(自宅受験) |
| 問題数 | 約160問(120分) |
| 合格率 | 約70〜80% |
| 費用 | 13,200円(税込) |
| 学習時間目安 | 30〜70時間 |
| メリット | AI基礎の体系的理解・キャリアアップ・社内外アピール |
G検定は、AIを「作る」人だけでなく、AIを「理解し使う」人にとっても価値の高い資格です。
興味のある方は、次回の開催をチェックしてみてください!

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