Amazon EventBridge スケジューラーをはじめて使用してみた
はじめに
今回は、Amazon Web Services(AWS)の便利なサービスである Amazon EventBridge の新機能、スケジューラーについて紹介します。これを使うことで、定期的なタスクやイベントの自動実行を簡単に設定できます。
EventBridge のセットアップ
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AWSコンソールにログインしたら、画面左上の「サービスを探す」ボックスに「EventBridge」と入力し、「Amazon EventBridge」をクリックしてください。
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左側のメニューから「スケジュール」を選択します。次に、画面右上の「スケジュールの作成」ボタンをクリックします。
ステップ 1: スケジュールの詳細設定
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任意のスケジュール名を入力します。
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定期的なスケジュール
をチェックします -
cron 式を入力します。
cron形式でスケジュールを設定します。例えば、「cron(0 12 * * ? *)」は毎日正午に実行されることを意味します。
今回は手早く動作確認したいので、3分毎に動くよう設定します。
- フレックスタイムウィンドウ
今回はオフにします。
ステップ 2: ターゲットの選択
- ターゲットの詳細
スケジュールがトリガーされた際に実行されるアクションを設定します。
今回は、 Lambda関数 を選択して処理を実行するように設定しました。
Lamda 関数は新しい Lambda 関数を作成
で作成したものを今回使用しています。
2 invoke
Lambda 関数は、AWS コンソールで作成しています。
import json
def lambda_handler(event, context):
# TODO implement
return {
'statusCode': 200,
'body': json.dumps('Hello from Lambda!')
}
ステップ 3: 設定
今回はシンプルに動作させたいだけだったので、再試行ポリシーとデッドレターキュー (DLQ)
以外は、デフォルトのままとしております。
スケジュールの確認と作成
スケジュール作成を押下します。
これでスケジュールは完成です。
CloudWatch ログを確認すると、3分毎に実行されていることが確認できます。
下記の CloudWatch のログは、 Lambda 関数のデフォルト動作で出力されるもので、
3分毎に出力されていて、 EventBridge スケジューラーが機能していることがわかります。
まとめ
Amazon EventBridge のスケジューラーを使えば、定期的なタスクの自動実行を効率的に行うことができます。
スケジュールの詳細設定、ターゲットの選択、設定、そしてスケジュールの確認と作成というステップを追いながら、AWS コンソール上で簡単にスケジューラーを作成できることを確認しました。
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