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Linear導入レポート -タスク管理の艱難辛苦-

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こんにちは!RemitAidでソフトウェアエンジニアをしているnos0611です。

はじめに

RemitAidではエンジニアのタスク管理に元々Notionを使用していたのですが、先日Linearを導入してみました。
本記事では、元々抱えていた課題感やLinearに移行してどうだったかなどをご紹介します。

Notionでのタスク管理

従来はNotionでタスク管理を行なっていました。
こちらの画像のようにPRDを作成し、その下にタスクチケットを切ってアサインしていく形で、よくある運用かと思います。

従来運用における主な課題感

1. タスクのステータスを管理するのが面倒

RemitAidでは開発にGitHubを使用していますが、PullRequestの状況に合わせてNotionのステータスを変更するのが地味に面倒でした。
単に変更を忘れるというのもありますが、そもそもどのタスクとどのPRが紐づいているかをアサインされた本人しか把握していなかったため、変更漏れなのかどうかも本人に確認しなければわからない点も地味にネックとなっていました。

2. 全体の進捗状況がパッとわからない

PRDごとにリリース目標日を設定するのですが、それに対してビハインドしているのかどうかは個々人の肌感で判断していました。
ちょっとビハインドしてそうな感覚なのでタスクの取捨選択しますかというような調整はするものの、目標日の直前になって焦り出すというようなこともあったりしました。

3. Slackなどで出てきたタスクの管理が面倒

開発計画を立てているものについてはチケットを切って管理していますが、不具合が発生した場合や手動運用タスクなどが差し込みで発生した場合の管理が面倒でした。
差し込みタスクについてはチケット化のルールが特に定まっていなかったため、大半のメンバーは個々人でSlackのリマインダーなどを活用して管理していたと思います。
そうなると、〇〇さんは何がアサインされているんだろうというのが周りから見えず、よくわからないけど忙しそうにしているといった状況も発生してきます。

タスク管理の刷新を検討

こういった課題を踏まえ、タスク管理ツールの導入を検討し始めました。
上で挙げたような課題はやろうと思えばNotionでも解決できると思いますが(多分)、やはり餅は餅屋ということと、私が巷で耳にしていて純粋に興味がありLinearの導入を進めました。

Linearを使ってみて

結論めちゃめちゃ便利です。
特にいいなと感じている点をいくつか紹介します。

GitHub連携が楽

Linearでタスクを作ると、Copy git branch nameというアクションが実施できます(Cmd + Shift + .のショートカットも便利)。
このブランチ名でリモートブランチにpushしてPullRequestを作成すると、自動でタスクとPRが紐付けされます。
そして紐付けられたPullRequestのステータスにタスク側のステータスが連動するため、PR駆動のステータス管理が可能となります。

また、設定を変更するとブランチ名をコピーしたタイミングでタスクをInProgressステータスに変更することも可能ですし、サブタスクを切ってそれにPRを紐づけることも可能です。

バーンアップチャートで進捗がわかりやすい

従来PRDとしていた単位でLinear上のProjectを作成しているのですが、そこにタスクをぶら下げていくと画像のようなバーンアップチャートができあがります。
このペースだとまずいのか、はたまた余裕があるのか、ぱっと見で判断をつけられます。

チャートはProject単位だけではなくCycle単位(いわゆるスプリント)でも確認できるため、うまく使えばスプリントごとの生産性などもチェックできそうです。

Slack連携でタスク集約が可能

SlackにLinearを連携すると、メッセージのオプションからLinearタスクを作成できるようになります。例えば不具合の通知からチケット作成するといったことが可能です。

起票したチケットにはSlackの対象メッセージへのリンクが貼られるので、後から経緯などを見返したいときにも楽にたどれます。
また、syncをONにしておけばSlackで書き込んだスレッドメッセージをLinearで閲覧できますし、逆にLinearからSlackに書き込むことも可能です。

私自身元々Slackで発生したタスクはリマインダーを翌日に設定し直して続けて抜け漏れがないようにしていたので、Linearで一覧化できたことでその地味な手間からも解放されました。

また、一定のテンプレートがあるようなものであればワークフローにチケット起票を組み込むことも可能です。
ただしこの場合はsync機能が使えないことに注意が必要です。

まとめ

Linearめっちゃ便利です!
導入検討としてFreeプランが利用できますが、Freeプランでも250タスクまで起票でき、大きな機能制限はないので検討しやすいのも地味に嬉しいポイントです。
もし気になる方は気軽に一度試してみるのもおすすめです👐

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