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Rehab Cloud QAチームのこれまでとこれから(過去編)

2024/10/10に公開

はじめに

はじめまして!
Rehab for JAPAN QAエンジニアのトビーです。
私がRehab for JAPANに入社したのはちょうど1年前の2023年10月でした。
1人目QAとして入社してからRehab Cloudの「レセプト」という記録請求サービスの開発に携わりつつ、QAチームの組織化を進めています。
本記事では、入社直後に何をやっていたのかをまとめています。

入社直後にやったこと

当時は2024年4月に控えたレセプトの1stリリースに向けたテスト実施フェーズが始まって2週間ほど経った頃でした。
1stリリースのQA業務は第三者検証の会社様に外注していたたのですが、それ以降は内製化を進めていく方針だったため、私がQAエンジニアとして独り立ちしつつ、組織としての体制を整えていく必要性を求められている状況にありました。

そのため、下記を優先して進めていきました。

  1. 介護ドメインの把握
  2. プロダクト要件の把握
  3. QAフローとバグチケット管理の確認および整備
  4. 採用

1. 介護ドメインの把握

まず介護ドメインの把握を最優先で進めました。
これについてはプロダクト要件を決めるための土台になっているため、前提知識として知っておく必要のあるものでした。
これが非常に難しいもので、介護施設での業務内容だけでなく介護保険制度についても学ぶ必要がありました。
幸いなことに社内のConfluenceに知見がたまっているため、そちらに目を通すことである程度の情報は把握することが出来る環境にありましたが、介護保険については制度そのものが複雑なことに加えて自発的に勉強をする必要があると強く感じたため、入社してすぐに本を購入して自己学習も始めました。
介護ドメインの勉強は今もしていますが、まだまだ分からないことが多いです。

※弊社では「Ski'll (スキール)」というスキルアップ支援制度があるため、それを利用して本を購入したり有料セミナーに参加することができます。(金額の上限あり)

2. プロダクト要件の把握

介護ドメイン知識の把握と並行して、プロダクト要件の把握も進めました。
これまでに経験してきたスタートアップ企業ではWFに簡単な画面仕様と機能要件が書かれているだけでしたが、弊社では画面仕様だけでなくAPIやデータベースなど、かなり細かいところまで仕様が定義された要件定義書が準備されていました。
それらに目を通しながら実際に操作をすることで、より詳細にプロダクトを把握していくことができました。
ただ、介護の専門用語も多く含まれているため、根本的なところまで理解するのは難易度が高いと感じました。

3. QAフローとバグチケット管理の確認および整備

QAフローとバグチケット管理の確認および整備については、進行中だった1stリリースのテスト実施期間中にQA外注企業様との定例に参加したり、当時の外注管理者の方と一部作業を一緒に進めることで把握していきました。
先に書いた通りすでにテスト実施フェーズに入っていたため全体像の把握は難しかったものの、テスト進捗やバグチケットの管理方法を実際に目にすることで把握していきました。
基本的には日次で進捗確認定例が実施されていたので、そこでテスト実施をする上で発生した課題や不明点をチーム全体に共有・確認する形が取られていました。
バグチケットに関してはJIRAにバグチケット管理用のプロジェクトが作成されていたので、そこでバグの内容や改修状況のを進めていました。
また、実際にバグチケットを起票してどういったフローでチケットの管理がされているのかを確認を進めました。
その中でバグチケットに追加したい項目や運用フローの改善点をまとめ、今後どうしていくべきかをまとめていきました。

4. 採用

採用については、入社1週間後にカジュアル面談が組まれていたのを覚えています。
まだ入社から日が浅い状況での面談だったので大変だったのですが、逆に言うと開発組織の中で「QAエンジニア」がそれだけ必要とされているのだなとも感じました。
実際に私が入社したとはいえ1人で出来ることは限られていますし、この先も大規模な開発案件がしばらく続くスケジュールだったため早急に増員する必要がありました。
ただ採用はなかなか順調に進まず、実際に増員できたのは入社から半年が経過した2024年4月でした。
そのタイミングで正式にQAチームとして組織化し、それ以降も採用を継続して2024年7月にもう1名の増員に成功し、現在は3名体制になっています。

まとめ

ここまでの内容をまとめると、入社直後から第一線で活躍していたとは言えないと思います。
ただ、スタート時点で立ち上がり期間を設けていただけたことは大変ありがたかったです。
ここでしっかり状況を把握できたからこそこの次の案件からは独り立ちすることが出来ました。

次回は現在のQAチームで取り組んでいることをまとてみようと思います。

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