Tellus Satellite Cafe vol.5 の登壇・イベントレポート
宇宙関連 Advent Calendar 2020 - Adventar の 23 日目の記事です。
先日(この記事を公開するタイミングでは昨日) Tellus Satellite Cafe vol.5 が開催され、登壇してきましたのでイベント報告も兼ねて書いていきます。
Tellus Satellite Cafe は衛星データプラットフォームTellusの主催するコミュニティイベントです。
今回のテーマは「データ解析 & Tellus コミュニティ」ということで、以前書いた衛星データと機械学習記事の解説やコミュニティについて話してきました。
YouTube アーカイブ
第一部:【Tellus× データ解析】ヘビーカスタマーが語るデータ解析事例「ゴルフ場の検出」&「夜景の価値の算出方法」とは?
前半:ゴルフ場の検出
前半の私の方の発表では、以前 Tellus オウンドメディアの宙畑に書いた転移学習を利用して衛星画像にゴルフ場が写り込んでいるかを予測する記事の解説と、実際に予測部分を Tellus の開発環境でのデモンストレーションをしました。
発表時間が 10 分と短く、かなり駆け足での解説になっているため、興味ある人は記事の方を読んでみてください。
発表資料
後半:夜景の価値の算出方法
後半では、オオハシ(@naogify)さんによる、夜景の価値を計算してみる取り組みの記事解説でした。
六甲山展望台から見える建物を見つけるために、建物データは OSM(Open Street Map:オープンデータの地図)、標高データは Tellus から取得して、2 つのデータを合わせて計算することで建物が見えるか見えないかの判別をしていて、上手いこと複数のデータをマッシュアップできているなと思いました。
第二部:宇宙コミュニティのここがおもしろい!立ち上げ経緯や活動紹介
第二部では、第一部で発表した二人とさくらインターネットの城戸さんでパネルディスカッションを行いました。テーマは「宇宙コミュニティのここがおもしろい!立ち上げ経緯や活動紹介」ということで、私の立ち上げた Tellus ユーザグループとオオハシさんが代表を務めている NASA Space Apps KUSHIMOTO について話しました。立ち上げた経緯や Tellus との関わりあい、また、Tellus と今後どのようなことをやっていきたいかについて話し合いました。
ここで出た話では、Tellus が主催したデータ分析コンペの上位解法の見ていく勉強会をユーザグループ主催でやったりすると良さそうというものがありました。
また、今はネタ切れ中ですが、何かやってみたいネタがあれば、ユーザグループの方で勉強会・モブプログラミング会等もやっていこうと思います。
自分が Tellus ユーザグループを立ち上げた時やコミュニティの必要性みたいなものは別途記事にしてあります。
オンライン懇親会
オンライン懇親会では、Spacial Chat を利用して、別途質問を受け付けていた Google Docs に投稿された質問に回答していく形式で進めていきました。
OSM についてのより詳しい話だったり、機械学習で衛星データを扱う際に気をつけたいこと(データ形式だったり、そもそも欲しい時期のデータがなかったり、アノテーションされたデータも少ないよね等)について話しました。
ここでも色々と新しいネタが生まれてきたので、そのうち宙畑の記事にもなっていくかもしれません。
所感
普段ポッドキャストでも生配信でやっていますが、それとはまた違った緊張感がありました。
企画・準備をしていただいた、さくらインターネット・宙畑の方々もありがとうございました。
これからも Tellus のユーザグループを通して色々と衛星データを利用した活動をしていきたいと思います。
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イベントでも取り上げた、Tellus のユーザグループはコチラから参加できます。
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