Let's begin with pyRevit & C# ~ Setting~
0. はじめに
pyRevitではPythonを用いたアドインの開発を行うことができますが、pyRevitは様々な言語に対応しています。ここではC#を使ってコマンド開発をするための設定をしていきましょう。
1. 用意するもの
pyRevit
1.12021年2月現在の最新バージョンはこちらになります。Revit2021.1.2にまで対応しています。BIM360 Collaboration Cacheを消去することも可能となりました。
Visual Studio
1.2こちらからインストールすることができます。今回はVS 2017を使用します。VS 2019でも動作いたしますので、どちらを使用していただいても問題ありません。
Visual Studio .NET Add-in Wizards
1.3こちらの記事を参考にインストールしていただけるといいかと思います。
2. Add-in Wizardsの設定
2.1 zipファイルの解凍
zipファイル内に含まれるすべてのファイル、フォルダを展開します。
2.2 cs/RegisterAddin.addinのアップデート
csフォルダ内に含まれるものがテンプレートとして使用されますので、お好きなエディタで内容を更新します。9&10行目、17&18行目の情報を開発者の情報にアップデートします。わからない場合には放置しておいても構いません。
2.3 install.batのアップデート
6行目の2015を今回使用する2017に書き換えます。また、今回はC#で使用するのでVBのテンプレートの設定部分15行目から20行目を削除します。
参考
@echo off
if exist cs (goto okcs) else (echo "No cs folder found." && goto exit)
:okcs
echo Using version 2020
set "D=%USERPROFILE%\Documents\Visual Studio 2019\Templates\ProjectTemplates"
set "F=%TEMP%\Revit2020AddinWizardCs0.zip"
echo Creating C# wizard archive %F%...
cd cs
zip -r "%F%" *
cd ..
echo Copying C# wizard archive to %D%\Visual C#...
copy "%F%" "%D%\Visual C#"
set "F=%TEMP%\Revit2020AddinWizardVb0.zip"
:exit
設定前
設定後
2.4 install.batの実行
install.batファイルのあるエクスプローラーでcmd
と打つとコマンドプロンプトが立ち上がるので、install.bat
と打ちます。
実行に失敗した場合はZip for Windowsがインストールされていませんので、インストールをしてください。また、パスの設定が必要がありますので、そちらも併せて設定します。
3. Visual Studioの設定
3.1 インストール
.NET Desktop Development(.NET デスクトップ開発)および.NET Framework4.7SDKがはいっていれば大丈夫です。
3.2 テンプレートの確認
Create New ProjectからRevit 2020 Addinを選択できることを確認してください。
Discussion