Pythonの型ヒントと共に進化するコード(#1: アドベントカレンダー開幕)
はじめに
はじめまして、Recustomer の Platform Team に所属している Yuki です!
この度、Python の型ヒントと共に進化するコード と題したアドベントカレンダーを開催することになりました 🥳
25 日間、型ヒントの魅力と実践的なノウハウをお届けしていきます。
初日となる本記事では、連載の本題に入る前に私たち Recustomer の紹介をさせていただきます。
なぜ Recustomer が「型」を語るのか
私たちは「すべての EC ブランドが最高の購入体験を実現できるプラットフォーム」を開発・提供している会社です。
技術スタックとしては Python を主軸に据えています。
なぜ Python を選んでいるのか。
その理由は、複雑なドメインロジックを柔軟に表現できる記述力と豊富なエコシステムにあります。詳しくは弊社 CTO の眞鍋が以下の資料で語っていますが、私たちは 「事業を支えるための言語戦略」 として Python を選択しています。
また、技術の中核に Python を採用しているからこそ Python コミュニティと共に成長すること を私たちは大切にしています。
特に直近の PyCon JP 2024, 2025 では 社内から合計 9 名のメンバーが登壇 するなど、技術発信にも非常に力を入れています。
そして、私たちのエンジニアリングチームには際立った特徴があります。
それは 「型ヒントによる堅牢性を開発の絶対的な基盤としている」 という点です。
動的な言語である Python の柔軟性を活かしつつ長期的な保守性と堅牢性を担保するにはどうすればよいか。社内では日々、型チェッカーの挙動や型設計についての議論が活発に行われています。
その一例として、PyCon JP 2025 では弊社の前田が型チェッカーの歴史と進化について登壇しました。
この Advent Calendar では、そんな 型安全な開発を徹底する(型大好きな) 私たちが実務で培ってきた知見をもとに型と共にコードを進化させるノウハウ をお伝えできればと思います!
次回予告
明日から本編がスタートします。
小さなスクリプトが型と共に堅牢なコードへ進化していく過程を 25 日間かけて一緒に追っていきましょう!
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