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Go Conference 2025 に参加してきました!

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こんにちは、daidaiです。
先日 GoConference 2025 に参加してきたので、早速参加レポートをお伝えしていきます。

初めてのスポンサー参加

今年は会社として初めてGo Conferenceにブロンズスポンサーとして応募しました。ブロンズスポンサー特典でWebサイトにロゴとジョブボードが掲載されています。↓ジョブボードは弊社デザイナーがめちゃくちゃかっこいいボードを作ってくれました!

ジョブボード

ちなみに、チームで何件かプロポーザルも応募したのですが残念ながら落選してしまいました。カンファレンスへのプロポーザル提出は今回初めてなので、実績を作って採用されやすいように頑張っていこうかなと。

スポンサードついでに、業務参加でセッション聴講やブース巡りができたので様子をお伝えしていきます。

ブース巡り

day1のお昼休みから参加したので、最初に全部のブースを巡りました。
各社それぞれ工夫が凝らされていて面白かったです。

特に印象的だったのは

  • カンム社のCTF( https://tech.kanmu.co.jp/entry/2025/09/17/143230 )
  • every社のキッチングッズ抽選会
    です。カンム社のCTFは答えも公開されたようなので、興味がある人は読んで見てみてください。every社の抽選会では菜箸が当たりました。

https://x.com/goconjp/status/1971733221986697617

巡るついでに開発の文化や体制、技術スタックなどについて聞いてきたんですが、やはりどこも人数や会社のステージに応じて最適なところに収めようと戦っている様子が伺えました。それから、シンプルに知らない業界についての話を聞けたのは楽しかったです(ステーブルコインやサプライチェーン領域など)。逆に弊社のアプリ のドメインについて初見の方もたくさんいらっしゃって、良い時間が過ごせました。こういうのはブース巡りの醍醐味の一つだなと思います。

またブース巡り特典の景品抽選は外れましたが、参加賞でGopherステッカーをもらえました。

印象に残ったセッション

day1とday2両方から面白いと思ったものをいくつかピックアップします。

encoding/json/v2で何が変わる? - v1からv2への変化を徹底比較

弊社サーバチームのAPIサーバは GKE 上でマイクロサービス構成になっていて、特定のAPIでのみJSON encoding/decoding の負荷 が結構ネックになっている箇所がありました。

また、過去にストリーミングでJSON parseをしたい箇所があるケースが時々ありましたが、制約上encoding/json/v1では対応できず、だからと言ってパフォーマンス上致命的と言うわけでもないので仕方なく受け入れている部分もありました。そういった背景があり、チーム内でも沸いた発表の1つです。

ちなみに弊社のAPI ServerのClient to Serverの通信は、サービス開始当初はJSONでしたが、徐々にProtobuf( 背景 )を使った方式に移行しつつあるので、encoding/json/v2の採用によってサービス間通信やサーバ内部の処理でのパフォーマンス向上が見込めそうです。

panicと向き合うGo開発 - nilawayで探る見逃されるnil参照とその対策

弊サーバチームでもヌルポの自動検出をしたいというニーズは前からありますが、特性上100%正確な検知が難しいなどの理由で、うまく運用に乗せられていない状況でした。この発表では準標準ライブラリよりも広いスコープでnil検知ができる uber-go/nilaway の内容がまとめられていて、非常に参考になりました。

https://github.com/uber-go/nilaway

Go1.25新機能 testing/synctest で高速&確実な並行テストを実現する方法

これはシンプルに、自分が testing/synctest 周りのアップデートを追えていなかったので参考になりました。

メガエンプラSaaSを支えるシリーズAスタートアップのGoアーキテクチャ

最後に、スポンサーセッションのメガエンプラSaaSを支えるシリーズAスタートアップのGoアーキテクチャの発表も個人的には聞いていて面白かったです(特に最後の部分)。技術ドリブンで直接売り上げや経営に貢献しようとした時、結構会社の色が出ると感じます。この発表は大胆かつ質実剛健にやっていくぞと言う気を感じたんですが、各社のこういう取り組みを聞くのもまた楽しいですね。

Go当地ボード

どの地域・界隈からの参加者なのかを、ポストイットで日本地図に貼っていくGo当地ボードというのがありました。自分は東北出身なのですが、関西・関東が多めで東北シールは少なかったので東北の方も盛り上がってほしいですね。

Go当地ボードハッシュタグ一覧

https://x.com/goconjp/status/1971784370701979746

Official Party

ナイトクラブを貸し切っての懇親会だったので、爆音の音楽が鳴り響くかと思いきやBGMは控えめで会話がしやすい環境で助かりました。ドリンクとケータリング片手に立食形式で多くの界隈の方達と話せて楽しかったです。自分は終始encoding/json/v2とクラウドインフラの話で盛り上がっていました。

古参勢の猛者の方や、オンプレ出身の方だったり、ネイティブアプリエンジニアからフルスタックエンジニアに転身した方など、結構多種多様だなと思いました。Go言語の言語特性起因なのか、他のカンファレンスに比べても幅広い分野から人が集まっている印象があります。

まとめ & 振り返り

今までオンラインでのセッション公聴はしたことがありましたが、初めて現地参加でGo Conferenceに行ってきました。ドンピシャで自分にチームに需要がある発表があったり、個人的に趣味で興味がある発表も見たり、懇親会でたくさん交流することができて楽しかったです。今年はプロポーザルの審査には落ちましたが、来年こそはリベンジしたいです。

最後に宣伝で、REALITY株式会社では現在サーバーエンジニアを募集しています。興味がある方は是非ご応募を。

https://hrmos.co/pages/1218800560317673472/jobs/0010170

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