いつでも誰でも、プロダクト改善の提案・検討やっちゃえ発散
こんにちは!
READYFORでプロダクトエンジニアなる職種をやっている永井です。
最近ダイエットして9kg痩せました(3週間)。
なにこれ
この記事はREADYFORのアドカレ18日目の記事になります。
毎年技術的な記事は特に書いてないのですが、今年も例に漏れずそのパターンです。
一般的なプロダクトマネージャーっぽいことにも興味関心の強いタイプのエンジニアだと思ってください。
さて、今回はというと自分が常日頃から漠然と
「こんな世界線だったらいいな〜」
と思っていたことを、仕組みで解決しようとしてみた話になります。
タイトルの通りなのですが、
いつでも、誰でも(社員全員)が、プロダクトについてこうだったらいいなとフランクに議論する
↓
それが、プロダクトの実際の改善へとつながっていく
という仕組みをつくってみた。というお話です。
なんでそう思ったの?
そもそも何かプロダクトに関わる時って、ある思いがあって関わっていると個人的には思っています。
例えば、弊社であればクラウドファンディングという世界線に共感し「想いの乗ったお金の流れをつくる」というビジョンをなしとげようとしている人が集まっているはずです。
つまり、みんな同じ思いを持った仲間でありプロダクトに関して言えばより良くしていきたいという思いはポジション関係なく強く思っているはずです。
それなのに、プロダクトについて全員が議論できる場、気軽にアイデア出しできる場は意外とないものです。
また、たとえ案を出したとしてもそれが実際の開発へとつながるイメージがわかない。
案を出しても意味がないな、そんな感情を抱かせてしまっていることも少なくないかもしれません。
そこで、そう思わせずに誰もが気軽にプロダクトについて議論できる仕組みを作ろうと考えました。
どうやったの?
まずは場所を作ろう
まずはなんといっても、誰もが気軽にアイデアや思ったことを吐き出せる場所が必要だと考えました。
そこで誰でも気軽にアイデアを投稿できるslackチャンネルを作成しました。
「このサービスの〇〇が良かったよ!」
「うちのプロダクトのここに〇〇な機能をつけてみたらもっと便利にならない?」
ちょっとしたことでも、スタンプで反応とかをもらうだけでいいですよね。
さらっと書きたいときに、心理的安全性が高いのは大事だなぁと思います。
気軽なアイデアでも貯められる場所を作ろう!
たとえみんながアイデアやお気持ちを投げてくれるようになっても、それが実際に改善に生かされていくイメージがつかないとモチベーションは下がっていきますよね。
そこで、アイデアをちゃんと検討しているよ!を示すためでもあり、実際に検討するためにも投稿をイシュー化して管理できるカンバンを用意しました。
↑画像のような感じで、カンバンを用意しイシュー化したアイデアを
NEW
GOOD
ICEBOX
の3段階で評価を行います。
とはいえ、いちいちnotionにアイデアを書いてという二重に投稿をさせる手間を追わせるようでは誰もやってくれません。
そこで、notionスタンプを投稿に押すことで自動でカンバンにも起票される仕組みをzapierを利用し作成しました。
地味ですが、大事なところです。
運用フローとしては、 「これはいいな、プロダクトに実際に採用してみたい!」 と思った投稿に誰でも気軽にスタンプをつけて起票できるようにしています。
起票されたものが、ネクストステップである議論・検討のフェーズへと移行していきます。
そして議論、検討する
大事なのは、このアイデアが実際に検討してもらえるのか?といったところにあると思います。
もちろんそんな風に思わせてはいけないので、アイデアを議論し検討、そして実際の施策へと繋げるフローを用意します。
今回は、手探りではありますが 誰でも自由に参加できる検討ワークショップ なるものを実施してみました。
先ほどのカンバンで用意された、NEWレーンのアイデアを検討対象とします。
実際に弊社プロダクトに落とし込むことができるのか。
どういった実現方法があるのか。
どういった効果が見込めるのか。
フランクに議論を重ねることで、実際の施策検討する際の1アイデアとして勝負できる土台を用意します。
あくまで、誰でも自由に参加できることで堅苦しくなくプロダクトの改善に誰でも参加して良いのだよという雰囲気を作る意図があります。
ちなみにこんな嬉しいお声をいただきました。
反省点・振り返り
やはりなかなか、多くの方にワークショップに参加していただけるよう企画するのは難しかったりします。
プロダクト開発に関わる方が参加者の中心になってしまうなど。。。
色々な部署の方を巻き込めるようにするにはどうしたら良いか、といった課題は残りました。
また、アイデアを実施に移すまでとなるとそこには工数・効果の戦いが出てきます。
それを見据えた上でアイデアの検討を行えるようにするというのは非常に大切なのかなと思います。
まだ、この運用フローから実施まで移ったという実績はないため、まずはいかようにして実際にプロダクトに反映できるところまで持っていけるか。
そういった部分に着目してもいいのかもしれません。
一方で、アイデアを気軽に投稿する → スタンプを押すことで気軽にイシュー化して議論する題材となれる
といったフローは非常に良かったのではないかなと思います。
イシューを作成する上で、イシューのタイトルはどうやって自動付与するのかといった課題は残りつつもこの仕組みはぜひ真似していただけると良いのではないかなと思います。
おまとめ
さてここまで来て、ようやくアイデアを実施するかどうか検討できるフィールドに載せることができました。
もちろんここからさきのSTEPは、工数、効果などの兼ね合いになってくるので全てが実現可能というわけではありません。
ですが、アイデアは多いに越したことはないですし、全員がプロダクトの改善に関わることができるという状態そのものを素敵に思いませんか?
こんな方法を取り入れてみましたという一例にすぎませんが、どなたかの参考になれば幸いです。
久しぶりに記事を書いたので非常に疲れました。
あとは頼みました。。。。。
明日のアドカレ19日目は、プロダクトマネージャーのkecyさんです
ぜひお楽しみに!
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